【遊戯王マスターデュエル】イド型暗黒界の研究成果
はじめに
本記事の概要
マスターデュエル(以下MD)のランクマッチSeason21において、主にイド型暗黒界を使ってマスターランクまで来たので、ノウハウを共有しようと思います。
安心してください。毎回最上位のランクに到達している私が、暗黒界が強いことは保証します。
さっそく次の段落からとっておきの情報を出します!…と言いたいところですが、まずはMDにおける暗黒界の最近の歴史から…
七・一三事件
令和5年7月、遊戯王マスターデュエルにおいて、2つの禁止カードが発表されました。世の "暗黒界使い" に激震を走らせる内容でした。
先行ハンデスを奪われ、悲しみにくれる "暗黒界使い"。仕方なく多くの"暗黒界使い"は《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》と《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》を使ったワンキルに興じました。このとき、この”忌まわしきレギュレーション改定”の近くにあるものに気づいていたのは少数派でした。
九・一騒動
先行ワンキル暗黒界の夢は経たれました。このとき病院送りとなった暗黒界使い達の人数は全盛期のコロナ感染者の数を超えていたと言われています…
イドロックとは?
イドロックとは、《超魔神イド》のクソ雑魚効果を逆手に取り、相手フィールドに送りつけることで、相手の盤面をロックする戦法です。通常召喚・特殊召喚、反転召喚不可という意味不明な制約を相手にかけることができます。
ひと昔前は《デスピアの導化アルベル》→《烙印融合》→《分かつ烙印》を使うことで簡単に実現できました。しかし、上記の七・一三事件により誰もがその夢は終わったと思っていました。
暗黒界におけるイドロック
まずはこちらのモンスターの効果をご覧ください。
ほほーんw、君は相手の効果で捨てられるとイドを送りつけれるということかいww?でも、相手に俺の手札を捨てさせるカードなんて…ないよなぁ?….
あ り ま し た。
暗黒界流イドロックではこれらのカードを駆使してイドロックを完成させます。
対戦のノウハウ
デッキ構築
今回使用したのは上記の構築です。イド型の中ではスタンダードな方だと思います。闇の誘惑や2枚目の融合グラファの枠は好みのカードに変えても大丈夫です。たぶん。モリンフェンにしないか?
採用候補の例としては以下のカードがあります。
《未界域のビッグフット》
《暗黒界の文殿》
《暗黒界の取引》
《暗黒界の援軍》
《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》
《ダイガスタ・エメラル》
《召命の神弓-アポロウーサ》
なお、URを生成するのが嫌で、試していないカードがあるのはここだけの秘密です
動画で学ぶ"イドロック"の方法
動画作りました。見てもらった方が理解しやすいと思います
○補足
①暗黒界の展開について
通常は以下のような流れになると思います
手札の枚数を増やす、質を上げる ← 未界域の成功率を上げる
コンボパーツを揃える ← セルリ、ケルト(パアル)
能動的に捨てれるカードを使ってコンボ開始 ← 門、登極、デスキャスターなど
ロック完成 ← イド着地
自分の最終盤面を形成していく ← ウィザード、バグースカ、アークロードなど
毎回うまくいくわけではありませんが、
この流れを把握しておくだけでも多少成功率は上がると思います。
②モンスターを置く位置について
《アカシック・マジシャン》と《アークロード・パラディオン》を投入している関係上、モンスターを置く位置が結構重要だったりします。
未界域やセルリなど、手札に戻して嬉しいカードは図のように縦列を意識して配置します。図では右側に配置してますが、別に左側でも問題ありません。ただ、展開が伸びすぎたときに、右側においておいた方が都合が良いときがあります。
動画で学ぶ"ライブラリアウト"の方法
ライブラリアウトとはデッキ切れ勝利のことです。
このデッキは異質なので、増Gを打たれることで勝ち筋が芽生えることがあります。
○補足
ライブラリアウトを狙うとき、手札抹殺を引いて相手のデッキや手札の枚数を確認したいが場面あると思います。そういうときはマスターデュエルの機能に、情報を確認するボタンがあるので使いましょう。右下のiマークのやつです
動画で学ぶ"後攻まくり"の方法
正直に言って後攻はかなり不利ですが、手数でまくれるときもありますし、なにより、まくれたら脳汁ドバドバなので、きれいにイドロック決まった時より嬉しかったりします。
対戦結果と考察
先行勝率と後攻勝率
後手まくりのところで少し触れましたが、先行と後攻で勝率が結構違います。というのも手札誘発が一枚もないので、手数勝負になってしまうんですね。ダイヤモンドとマスター帯で記録したデータは以下になります。
先行勝率は73.68%、後攻勝率は42.59%であり、その差は31.09%。明らかに先行特化なデッキであることがわかります。
参考までに前回の記事の烙印ビーステッドのときは先行勝率69.70%後攻勝率50.85%であり、その差は18.85%でした。
一方総合勝率は58.56%であり、そこそこ勝てていますね!
テーマ別の相性
先行の場合は、相手がビーステッドを採用しているかどうかで違ってくると思います。つまり〈烙印ビーステッド〉や〈ドラゴンリンク〉に対しては不利かなという印象です。ヴァレルエンドの突破方法はアカシック・マジシャンしかありません
逆に〈ヌメロン〉、〈クシャトリラ〉、〈P.U.N.K〉あたりは有利だなと思います。〈ヌメロン〉に限らず、そもそも後攻を取ってくる相手には強いです。また妨害数が限られているデッキに対しても強いと言えます。
本デッキの何が強いのか
勝利したとき、そのゲームで最も活躍したカードを以下の基準で総合的に判断して記録しました
・相手をサレンダーさせたカード
・大量のアドバンテージを生み出したカード
・大量のアドバンテージを抑制したカード
・明らかな勝因となったカード
これらをまとめたものが以下になります。
勝因の大部分はイドロックかライブラリアウトであることがわかります。
感覚的にもそうだろうなという感想です。
ただ、イドロックしたいから使うとかデッキ切れ勝利が気持ちいいから使うとかではないんですよね。かっこいいから使うんですよ。グラファやレインが盤面に並ぶと「なんかかっけぇ」ってなりますよね?男の子の心をくすぐるデザインではないですか!?私はそう言いたい。
おわりに
まとめのようなもの
今回はイド型暗黒界について、デッキの動かし方の解説と対戦結果の分析を行いました。雑感としては、暗黒界けっこう強いんじゃね?という感じです。執筆時点では、ピュアリィや御巫が実装されていないのですが、新弾後もTier3くらいにはいるんじゃないかと思います。
と思ったらピュアリィフルパワーで実装されたので、さすがにピュアリィ強そうですね
うーん、シュバババッッ
最新の暗黒界完成しました
よーし、暗黒界使うぞぉ~~!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?