【マスターデュエル】シャドールの対戦論
はじめに
みなさんこんにちは《エルシャドール・ハゲテキタ》です。
間違えましたSaunaManです。
今回は遊戯王マスターデュエルにおいてシャドール (召喚ドラグマ入り) を使った感想と対戦論をシェアしようと思います。ランクマッチのプラチナ帯で100戦して76勝24敗という結果でした。内容は初心者~中級者向けになります。みなさんの構築・プレイの参考になれば幸いです。
デッキ内容
100戦のすえ、たどり着いたデッキレシピは以下になります。
うん。EXデッキのレアリティまぁまぁ高いね…
Ⅰ、召喚獣ギミックについて
現在のマスターデュエル環境においてシャドールを組むなら召喚獣ギミックを混ぜるのが強力です。
《暴走魔法陣》による融合成功時の縛り効果が強力
素引きの《召喚魔術》が腐りにくい
《聖魔の乙女アルテミス》をリンク召喚するこで容易に光属性を供給できる
みたいな理由からですね。実際、事故ってもアレイスター引けていれば、万能無効の《召喚獣メルカバー》を立ててターンを返すみたいなことがよくあります。
※豆知識
《暴走魔法陣》がある場合でも、自分が発動した《影依融合》に対して相手が《灰流うらら》を発動するとふつうに無効にされてしまいます。これは《暴走魔法陣》が止めれるのは「発動を無効にするカード」であって「効果を無効にするカード」ではないからです。《灰流うらら》は「効果を無効にするカード」に該当します。ちなみに《召喚獣メルカバー》は「発動を無効にするカード」に該当します。
Ⅱ、ドラグマギミックについて
最初はドラグマなしの構築で回していたのですが、
《天底の使徒》が強い
《教導の聖女エクレシア》で最低限の妨害を構えられる
《ドラグマ・パニッシュメント》からシャドールパーツにさわれる
光属性の供給が安定する
などの理由から採用しました。ただ…ドラグマカードには発動後ターン終了時までEXデッキから特殊召喚できない制約がついているので、それを忘れないようにしないといけません。特に《ドラグマ・パニッシュメント》には次の自分ターン終了時までその制約がつくのでうっかりミスをしないように…(3敗)
Ⅲ、シャドールギミックについて
シャドール全盛期は下級シャドールを12枚くらい積むのが主流だったと思います。しかしデュエルスピードの高速化に伴い、下級シャドールのようなリソースがたくさんある状態よりも、それらをたくさん抱える事故を減らし、手札誘発を抱えている状態の方が強いという風潮になってきました。実際手札5枚シャドールだったら降参の準備をしそうになります。
ということで今回の構築は下級シャドール6種類、合計8枚という感じになっています。《エルシャドール・アプカローネ》の墓地効果を使えばデッキ・墓地すべてのシャドールにさわれるのでこの枚数でもまあ耐えれるって感じです。
しかしリソース勝負になると弱いという事実はあります。
Ⅳ、EXデッキについて
正直に言って後5枚くらい追加させて欲しいです。勝負によっては3枚目のミドラーシュ・アプカローネ・ネフィリムが欲しかったり、《神聖魔皇后セレーネ》《アクセス・コードトーカー》セットが欲しかったり…
とりあえず言えることとしてはEXデッキに何が残っているかを意識しながら戦わないと、後で痛い目に合うことがよくあります。
シャドールで勝つためには
シャドールが強いのは以下の点です。
■ミドラーシュによる特殊召喚の抑制
■《影依の巫女 エリアル》による墓地3枚除外
■《影依融合》によるデッキ融合
■《影依の偽典》による無限融合
ただし、どの強みが相手にささるかを把握しておく必要があります。
例えばエルドリッチに対してミドラーシュ出しても全然強くありません。
というわけでテーマ別対戦論を学んで行きましょう!
…っとその前にシャドールを使う上での基礎知識を入れておきましょう
Ⅰ、チェーンミドラーシュ
展開系デッキにささるテクニックです。
やり方は簡単。相手が特殊召喚する効果を発動したら、それにチェーンしてミドラーシュを融合召喚するだけです。これをすることで相手はこのターン中これ以上特殊召喚をすることができなくなります。先にミドラーシュがフィールドでるからですね!
注意点としては、
・攻撃力が2200以上のモンスターが出る場合はふつうに戦闘破壊される
・チェーンに乗らない特殊召喚(リンク召喚など)には使えない
みたいなことがあります。
Ⅱ、暴走魔法陣の隠された効果
《暴走魔法陣》をただアレイスター持ってくるカードだと思ってませんか?
暴走魔法陣には
という効果があります。
例えば…相手盤面に《召命の神弓-アポロウーサ》がいたとしましょう。
自分は《暴走魔法陣》をすでに発動しているものとします。
この状態で《影依融合》を発動し、《エルシャドール・アプカローネ》を出せば、アポロウーサの妨害を受けることなく、アプカローネの効果で無力化できます。強いじゃないか…!
テーマ別対戦論
妨害相性早見表
相性早見表を作りました。
※パニッシュメントは《ドラグマ・パニッシュメント》で《エルシャドール・アプカローネ》の墓地効果を発動し、《影依の巫女 エリアル》を落とす場合で考えています。
詳しくは個別に見ていきましょう。
Ⅰ、鉄獣戦線
このデッキに関してはチェーンミドラーシュ戦法があまり効きません。
下級鉄獣の共通効果を発動された場合、コスト2枚なら《戦華盟将-双龍》というバウンスおじさんが出てくるし、3枚なら打点突破されるモンスターでてくるし、4枚ならいつものが出てきます。ただし相手がケラスの「手札から特殊召喚する効果」から入ってきた場合、ニチャニチャしながらチェーンミドラーシュしましょう。
上記の場合を除いて、《エルシャドール・ミドラーシュ》よりも《エルシャドール・シェキナーガ》の方が活躍できると考えています。地属性モンスターが必要だし、手札にコストがないとダメですが…
よく使った戦法は、相手の鉄獣の共通効果にチェーンして《増殖するG》を打ち、さらにチェーンして《影依の偽典》でシェキナーガを出すという方法です。これなら《増殖するG》に《墓穴の指名者》を打たれても、回避しながらシェキナーガをだすことができます。
もう一点覚えておいて欲しいことは、ミドラーシュが着地した時点で相手は《鉄獣の抗戦》が使えなくなります。
これは《鉄獣の抗戦》が2回の特殊召喚を含むためです。
Ⅱ、ドライトロン
先行ならばミドラーシュを出せばよっぽどのことがなければ勝ちです。
その場合、一体目のミドラーシュを墓地に送らないように戦うべきです。これは《墓穴の指名者》で解決されるのを防ぐためです。
ちなみに、後攻ならば手札誘発で止めるくらいしか解決法がありません。
Ⅲ、エルドリッチ
今回対戦内容をメモったのですが、エルドリッチ戦に関しては以下のような感じでした。
これから言えることは、
■相手が事故っているうちにライフを削り取る。
■エルドリッチを3枚除外する。
が勝利条件ってことになると思います。
エルドリッチ戦は長期戦になることが多いので疲れますが、全部除外できると脳汁ブシャブシャなので体験していただきたい。そう思うわけであります。
対戦結果を分析してみた
とりあえず今回の100戦の分布はこんな感じ。
率直な感想としては多種多様なデッキがいるんだなぁって感じです。この理由についてですが…
シーズン終盤になると最高ランクに到達した人の割合が多いため、ファンデッキ的なテーマを使う人が増えていたのだと思います。今回は2月末に行ったためシーズン終盤の試行だったわけです。
さて、勝てたゲームを振り返っても得るものは少ないと思うので、今回は負けたゲームを振り返りたいと思います。内容を確認してみましょう。
プレミは数をこなしてなんとかするとして…
ⅰ,先行展開をまくれない
しかたないと言えばしかたない。手札誘発を引けなかった、または引いたけど《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》でとめられた。こういう負けの場合、デッキ構築に問題があると考えるのが自然でしょう。例えば
①《禁じられた一滴》を入れてみる
②《冥王結界波》を入れてみる
③《原始生命体ニビル》入れてみる
とか考えられるわけです。私としてはデッキ分布を見るにそれらのカードが有効となる相手はそんなに多くないと思ってます。むしろエルドリッチに弱くなってしまいそうです。何が言いたいかというと、現構築くらいのバランスで良くね?ということです。もし展開系のデッキを重くみるのであれば③の「《原始生命体ニビル》入れてみる」が妥当かなと思います。光属性だし…
ⅱ,シャドールに勝ててない
これはズバリ、相手が60枚シャドールだったからです。シャドールミラー対戦で重要となるのは
①《影依融合》《影依の偽典》にアクセスできているか?
②召喚獣ギミックにアクセスできているか?
③デッキにシャドールが残っているか?
あたりだと思います。③に関しては圧倒的に不利です。
そんなこんなしてるうちに《隣の芝刈り》を通されて負けます。
これは40枚シャドールを使う以上仕方のないことだと思います。
あとはマクロコスモス・ダークロウなどテーマ的に無理なカードに起因するもの、壊獣からのワンキルみたいな防ぎようのない負けなのであまり気にしないでいいような気がします。
ちなみにサブテラー、オルターガイストあたりはどうがんばっても無理じゃね?ってときがあります。相性ってやつでしょう。
おわりに
今回はマスターデュエルでのシャドールについて対戦論と感想を述べました。参考になったでしょうか?
私は最近エルドリッチを使い始めたのですが、羽根箒とライストくらいすぎてハゲました。この毛根を取り返すために精進して行こうと思います。
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