【マスターデュエル】ティアラメンツ教本_2023_May
はじめに
みなさんこんにちは。SaunaManです。今回はマスターデュエルにおける、ティアラメンツのノウハウを2023年5月現在の環境と合わせてシェアしようと思います。この記事は中級者向けになると思います。
この記事を作った理由
なんとなく記録とりながらランクマッチやってました。データとれたし、そこそこの勝率(74.6%)でダイヤTier1までいけたので、シェアしようと思いました。安心してください。全て無料です。
ティアラメンツの使い方
1.今回のデッキ構築
結構スタンダードな構築だと思います。この記事を読んでいる意識高いデュエリストの皆さんは、すでにカード効果を把握してると思うので、人によっては採用していないカードについて触れます。
《沼地のドロゴン》は主にレベル4を供給したいときに使います。隠された効果があり、《ティアラメンツ・ルルカロス》や《深淵に潜む者》と一緒におくことで、《無限泡影》をケアできたりします。実際には、その《深淵に潜む者》や《捕食植物ドラコスタペリア》の素材になることがほとんどです。
《ギガンティック・スプライト》は後攻において、使い終わった《デビル・フランケン》と《スプライト・エルフ》を素材に出すことが多いです。打点を確保できますし、ライフを取り切れなくても、効果を使えばフィールドに《ティアラメンツ・メイルゥ》を供給できます。フィールドにティアラメンツモンスターを残すことで、各種トラップカードの発動条件を維持できます。
《閉ザサレシ世界ノ冥神》は《双穹の騎士アストラム》や《サイコ・エンド・パニッシャー》、《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》などのクソカード…高い耐性を持つモンスターの対策として採用しています。
と構築についてはこれくらいにして…
2.目標盤面は相手によって変わる
基本的には以下のような盤面を目指すことになると思います。対ティアラメンツ戦で、かなり強い盤面です。
このような盤面でまくられることはほぼありません。しかし、もしも相手が「ふわんだりぃず」だった場合、《深淵に潜む者》と《ティアラメンツ・ルルカロス》は必要ありませんよね。先行1ターン目から相手のデッキを知る術は限られますが、このデッキは《古尖兵ケルベク》と《古衛兵アギド》の存在により、相手のデッキがわかることがあります。(※1)
何が言いたいかと言うと、各デッキに対して何が刺さるのかを知っておくのは大事です。早速それを説明しますね!
…とその前に。
3.環境はどうなっている?
こんな感じでした
というわけで、3回に1回以上はティアラメンツ戦ですので、その想定で動くのが良さそうです。以下の記述と矛盾するようですが、相手の情報が0の場合、《古尖兵ケルベク》や《古衛兵アギド》の墓地効果はあまり使わないほうがいいです。
感覚的には《ティアラメンツ・ルルカロス》+《壱世壊に奏でる哀唱》+ ティアラメンツモンスター くらいの盤面がつくれれば無理に発動する必要がありません。使わないと展開できない場合は…覚悟を決めてください⚠
4.テーマ別対戦論
ⅰ. VS ティアラメンツ⛲
①盤面の優先度
大前提として、状況によってどのような盤面にするべきかは異なります。
例えば、相手フィールドにすでに大型モンスターがいる場合、《エルシャドール・ミドラーシュ》はあまり意味をなしません。
ただ、一般的に、Fig8のような優先度になると思います。(同じ記号は順不同)とはいっても、《ナチュル・エクストリオ》を出せるかどうかは展開に《デビル・フランケン》が絡むかどうかで決まってしまいますね…
《剣神官ムドラ》や《宿神像ケルドウ》は墓地にいても牽制になりますが、フィールドにいる方が相手のムドラ・ケルドウ・深淵の妨害を受けない分、強いです。
《No.41 泥睡魔獣バグースカ》(守備表示)は自分にも刺さるので、時間稼ぎに使うことが多いです。
②後攻で勝てるパターン
対ティアラメンツにおける後攻のゲームを抽出しました。
意外と勝てているのに驚きですが、これらのことから言えるのは後攻の勝利パターンは限られるということです。つまり以下の3つです。
相手が事故っている
手札誘発で抑える
相手のアギド・ケルベグで自分が展開する
一件だけ、しっかりまくっているゲームがありますが(No=42)、これも増殖Gが通ったことが大きく、本質的には上記の "手札誘発で抑える" パターンの一部になると思います。事故や相手の判断は "ほぼ" 運(※2)なので、我々ができるのは手札誘発を適切なところで使うことくらいでしょう。
例えば、キトカロスに泡影やケルベグのバウンスを使うといった感じで…
③対ティアラメンツまとめ
先行では、"妨害の使いどころ"、後攻では、"盤面の崩し方"のセンスが問われるゲームになると思います。考えることが多く、脳みそに負担がかかりますが、勝てたときの喜びも大きいと思います。
ⅱ. VS ふわんだりぃず🐧
①盤面の優先度
先程とは違い、効果無効系の妨害を主軸にたてることになります。
《捕食植物ドラゴスタペリア》は毎ターン効果無効を使えるため、最も優先度が高いモンスターと言えるでしょう。
《剣神官ムドラ》や《宿神像ケルドウ》は一見役に立たないように思えますが、相手の《ふわんだりぃず×すとりー》の効果を不発にできるため、結構大事です。すとりーは対象に取ったカードが不在になると、追加召喚する効果が適用されません。
《No.41 泥睡魔獣バグースカ》(守備表示)が最も刺さるカードになりますが、《ふわんだりぃずと未知の風》やリンク召喚による突破ができるので、アーゼウス狙いや時間稼ぎを目的として出すことになると思います。
②意識すること
えんぺんがいるときは "特殊召喚した攻撃表示のモンスターの効果" が発動できない
夢の街の裏側守備表示にする効果をケアする
アギド・ケルベグの墓地効果を積極的に使う
1については、守備表示で出せばいいだけです。
2については、とりあえずバトルフェイズに入るフリして先に使わせてしまいましょう。《拮抗勝負》というカードが流行している関係上、けっこう使ってくれます。
3については、相手のキーパーツを墓地に落とすことが目的です。《ふわんだりぃず×とっかん》や最上級モンスターが落ちるだけで、動きが限定されます。
ⅲ. VS スプライト🍾
①盤面の優先度
「スプライト」は展開力が高く、一回の効果無効くらいでは、貫通されることが多いです。そのため、基本的にはフィールドにレベル2を残さないようにカレイドハートやペルレイノで着地狩りするか、展開の要となる《ギガンティック・スプライト》を無効にする方針になるでしょう。
《エルシャドール・ミドラーシュ》は特殊召喚の回数を制限できる優秀なモンスターです。自分の首も締まりますが、相手がまだ展開していない状況なら、最も優先して出すべきモンスターです。
本環境では、メルフィ型が流行しており、《双穹の騎士アストラム》+《虹光の宣告者》みたいな盤面作られたら詰みます。おおん。。
5.知っておきたいテクニック
⛓チェーンの順番を意識しよう⛓
問1. 上の画像で相手の《灰流うらら》を警戒したい場合、チェーンの組み方として最も適切なものはどれ?
(ア)①ハゥフニス→ ②サリーク→ ③スクリーム (画像順)
(イ)①サリーク→ ②ハゥフニス→ ③スクリーム
(ウ)①スクリーム→ ②サリーク→ ③ハゥフニス
問2. 上の画像で相手の《ティアラメンツ・ハゥフニス》の手札効果を警戒したい場合、チェーンの組み方として最も適切なものはどれ?
(ア)①スクリーム→②レイノハート (画像順)
(イ)①レイノハート→②スクリーム
(ウ)サレンダー
答え合わせフェイズです。
●問1について●
よく遭遇するチェーン順の選択ですね。
遊戯王では同タイミングで発動する効果がある場合、プレイヤーがその順番を決めることができます。そして、その順番の間に相手はカードをチェーンすることはできません。本ケースではチェーン①とチェーン②の効果に対して、相手は何も発動できないということになります。ということで答えは、「うららの発動条件を満たさない効果であるハゥフニス」がチェーン③になっている(ウ)です。
この解説に対して、
「いや、そもそもキトカロスが通っている状況でうららを温存されていることは考えにくいですよねw?メガネクイッ、また現状の妨害が十分でかつ手札に増殖するGを持っている場合、あえて相手にうららの発動タイミングを与えて、発動させることにより、次のターンに増Gの通りをよくするという選択肢もありますよねぇww?」と思った人はもうすでに強い人です。
●問2について●
《ティアラメンツ・ハゥフニス》の①の効果は以下です。
この「相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時」は直接その効果にチェーンする必要があるという裁定になっています。
したがって問1と同じように「ハゥフニスの発動条件を満たさないスクリーム」がチェーンの最後になっている(イ)が正解です。
(ウ)のサレンダーを選んだ人は、疲れていると思うので、こんな記事よんでないでしっかり休みましょう。
□□モンスターの配置に気をつけよう□□
以下の2つの盤面には優劣があります。
もうおわかりですね?
《スプライト・エルフ》には以下の効果があります。
例えば1の配置だと、相手が《無限泡影》を引いた場合、《深淵に潜む者》の効果を先打ちしてしまうと、無効にされる可能性があります。
このように配置を意識するだけで、不必要な駆け引きをしなくていいようになることがあります。
🌀永続魔法罠の突破方を把握しておこう🌀
さて、「3. 環境はどうなっている?」で説明したようにティアラメンツのシェアはかなり高く、その分、メタカードが流行しています。そのようなカードの一つに《次元の裂け目》があります。突破方法は限られているので把握しておきましょう。
《壱世壊を揺るがす鼓動》で戻す
《壱世壊=ペルレイノ》の効果で破壊する
《天霆號アーゼウス》の効果で一掃する
《クロノダイバー・リダン》の効果を使う(※3)
4の(※3)について、直接除去するためには罠カードを素材として持っておく必要があります。ただ一般的に、取り除かれるエクシーズ素材はモンスターカードとして扱われないため、次元の裂け目がある状態でも、シェイレーンを効果で墓地に送ることができます。そこからカレイドハートを出して除去したり、キトカロスを出して、ハートビーツを手札に加えるという動きができます。
逆に言うとこれくらいしかないので、心もとないと思う人は構築を変えてみましょう。
6.ピックアップリプレイ
参考までにいくつかリプレイを置きます。
・物量で押したゲーム。ティアラメンツの強さがわかる。
・VS ふわんだりぃず 相手が心折れてる
最後に
盤外戦術を知っているかい?
勘のいい読者の皆さんは気づいたかもしれませんが、私は以下のような名前でランクマッチに挑み続けました。
ティアラメンツミラー戦が発生しがちなこの環境では、いかに相手にケルベグ・アギドの効果を使ってもらうかが勝敗に影響します。なので、「コイツはティアラメンツ使いじゃないな」と思われる名前にしておくのがいいでしょう。
(※2)で「相手にケルベグ・アギドの効果を使ってもらえるかは"ほぼ"運」だと述べていましが、"ほぼ" と言ってるのは多少自分でもコントロールと思っているからです。
まとめ
なんやかんや書いてきましたが、2023年5月の環境においてティアラメンツが環境トップであることは間違いありません。
かくいう私も真竜やふわんだりぃずなどでゴリゴリにティアラメンツメタしたデッキを使っていましたが、諦めてティアラ使い始めました😓
最速でランク上げしたいならこのデッキ一択になると思います。
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