らかんの湯でディープにととのう
2021年10月16日 土曜日。満を持して、佐賀県武雄の、御船山楽園 らかんの湯に行ってきました。
サウナシュラン2年連続1位のサウナーの聖地。
以前からサ友と計画しており、ぶつけた頭とアバラの回復具合を心配しつつ、まだ痛みが残っていてコルセットも外せてないけれど、転倒から3週間。そろそろ本格的にサ活を再開してもいいのではないかと、この日のととのいに向けて心身の準備を整えてきました。
「らかんの湯で完全復活」
サウナーぽくて良いではありませんか!
10月に入ったというのに真夏日が続いていましたが、いきなり気温が下がり、小雨模様の土曜日。15時〜17時半までの日帰り入浴チケットを手に入れ、いざ、らかんの湯へ。
17時半からは、チームラボの「かみさまがすまう森」のライトアップイベントがあり、日帰り入浴チケットは入場料とセットで4850円。
ホテルの受付で、ドラマ「サ道」で見た無数のライトに迎えられ、いざサウナへ。
女湯は、ミストサウナと真っ白なドーム型サウナと薪サウナがあり、身体を清めて、温泉に浸かり、まずはミストサウナへ。
ミストサウナはあまり好きではないのですが、とてもいい香りでリラックスできました。
次に薪サウナへ。薄暗いサウナは階段状になっていて、薪の香りが濃厚に漂っています。両脇に座れる場所があり、1番上まで登ると、正面奥に巨大な薪ストーブが、ぎっしりと詰まったサウナストーンを熱しています。ストーブを見下ろす形で、視界が遮られた左側からは男性の話し声が聞こえます。
手すりの手前にロウリュセット。なんと、1メートルくらい先のサウナストーンに、えいやっと水をぶっかける方式なのでした!
森の音と薪が燃える香りと炎の赤さに包まれながら、じっくり汗をかいていきます。サ室の温度は最上部でも少し低め。おそらく80度に満たないくらい。
時計がないので、自分のタイミングでサ室を出て、水風呂へ。螺旋階段状の水風呂は、深く冷たい。
喫茶室のととのい椅子は先客がいたので、屋外の石の階段状のスペースに寝転がり、小雨を浴びながら木々の緑と、空高く鳥が飛んでいるのを眺めながら、1セット目終了。
なお、後で聞いた話によると、薪サウナは前日にオープンしたばかりだったそうです。
喫茶室(女湯のみ)にはフルーツを漬け込んだデトックスウォーターや冷茶をはじめ、塩プリンや水ようかん、ドライフルーツなどが常備されています。粗塩をかけた塩プリンをいただき、デトックスウォーターで水分補給します。
2セット目は白いサウナへ。ドームの真ん中にストーブがあり、アロマのアイスボール(キューゲル)を載せてロウリュを楽しめます。入ると薔薇の濃厚な香り。
備え付けのタオルと同じく、サウナマットも今治製。足が熱いので足元にも1枚使わせてもらいます。
サ室の温度は高く、おそらく90度は超えています。ここにも時計がないので、自分のタイミングで水風呂へ。青いタイルの水風呂は、先程の薪サウナの水風呂より少し水温が高め。ドラマ「サ道」で泰造が座っていたコーナーの椅子で2セット目終了。
3セット目はまた白いサウナへ。ミカンとハッカのキューゲルで、また違う香りを楽しみ、水温の低い薪サウナの水風呂へ。
喫茶室のととのい椅子(白くて柔らかいデッキチェア)で、ガラス越しに木々を見、鳥の声を聴きながら、ガッツリとととのいました。
これか。「シン・ととのい」というやつは。心身が自然の一部になるような、これまでに経験したことのない、深い深いととのいでした。
4セット目は薪サウナへ。薪がはぜる音を聴きながら汗をかき、冷たい水風呂で身体を冷やしととのっていたら、サ友に「時間らしいよ」と声をかけられました。時計がないので時間がわからず、歩いている従業員に聞いたそうです。
裸で放り出されることはなかろうと、シャワーで髪と全身を流して上がると、ちょうど5時半でした。
なお、シャンプーやコンディショナー、ボディソープなどのアメニティは全てMARKS&WEBでした!
いつもは1時間半で3セットなので5〜6セットいけちゃうんじゃないかと思っていましたが、おそらく外気浴でととのう時間が長かったのでしょう。あと2セットくらいしたかったなぁ。
髪を乾かし、チームラボを覗きに行きます。
廃墟の先の炎のところで、おばちゃんの集団に説明している青年がいて、ガイドさんなのだろうとあれこれ聞いていたら、チームラボのファンで東京から来たとのこと。これから回るところなんです、と言うので「ついて行っていい?」と聞くと「いいですよ。一緒に回りましょう」と二つ返事。
実はチームラボにはそれほど期待しておらず、サウナのオマケ程度に考えていたのですが、彼のおかげでとても充実した楽しい体験になったのでした。
(続く)