らかんの湯を経てチームラボ
日本一のサウナ、らかんの湯でがっつりととのった後、チームラボのファンで東京から来たという青年と廃墟のデジタルアートを楽しみます。
かつて大浴場だった場所にニョキニョキ生えている柱は、デジタルで四季が移り変わっていき、手を触れるとそれに呼応して花が咲いたりと変化を見せます。
もうひとつの大浴場跡では、カラフルなくじらが泳ぎ、手書きで色付けしたものをスキャンした「マイトカゲ」などを歩かせることもできます。床にセンサーが埋め込まれていて、踏むと床がカラフルに変化します。
そして、「かみさまのすまう森」へ。
木々が幻想的にライトアップされています。サウナとセットになっているのは、サウナで感覚が鋭敏になった後に、アートを堪能してほしいという意図があるそうです。
小雨が降っていましたが、持参したタオルでしのげる程度。雨で湿った森の匂いが濃厚に漂います。
青年に促され、暗い茶屋へ。そこでもまたデジタルアートが。
温かいお抹茶に咲くデジタルの花は、器をテーブルから離すと散っていきます。
サ友と2人だけなら入ることはなかったでしょう。茶屋があることにすら気づかなかったと思います。
池の水面をスクリーンに見立てたアートでは、デジタルの鯉が泳いでいて、そこに人が漕ぐ小舟が。そして、素晴らしく幻想的な風景が繰り広げられたのでした。
青年が「最後に見たい」と言っていた作品は、光源が少なく写真には上手く撮れなかったのですが、すごく不思議な体験をしました。ここもまた、青年と出会っていなければ、足を運んでなかったと思います。
ていうか、2人だけならアートを数か所見ただけで帰ってたと思います。雨も降っていたし。
すっかり仲良くなった青年へのお礼をかねて3人で食事に行き、らかんの湯に続く濃密な武雄の夜は終わったのでした。