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心理相談室サウダージ室長、前田のnote「周波数セラピー」(3) 自分には不幸しか訪れないという思い込みをなくす「2112Hzは聞こえない」×7

 この周波数を使ったセラピーを開発し始めた同じ頃に、私のカウンセリング技法に、非常に大きな素晴らしい影響を与えてくれた本を読みました。

 トラウマ治療の第一人者であるベッセル・ヴァン・デア・コーク博士の著書、「身体はトラウマを記録する」(紀伊国屋出版)です。

 この本の中に紹介されていたセラピーのひとつに、「ニューロフィードバック」というものがありました。トラウマや化学物質の影響などで、乱れてしまった脳波を、そういった脳波の状態になっている方たちの頭に電極をつけ、安全な程度の電流を流すことでリセットする治療法のようなのです。PTSDなどのさまざまなトラウマ後遺症や依存症やADHDのような症状に、このニューロフィードバックは高い効果を上げているようなのです。

 もちろん、そんなに効果があるかどうかは半信半疑だったのですが、何しろヴァン・デア・コーク博士のような優れたトラウマ治療研究をしてきた人が言うことですから、ちょっと考えてみようとは思ったのです。

 そして、実はコーク博士のおすすめ治療法だからというより大きな、もうひとつの私がニューロフィードバックに興味を持った理由は、2006年のワールドカップに優勝したサッカーイタリア代表が、ワールドカップ前にこのニューロフィードバックを施術してもらっていたということです。

 これに、海外サッカー観戦ファンである私の個人的な興味が、大いにくすぐられてしまったんですよね。

 サッカーファンならご存知かとは思いますが、2006年ワールドカップの決勝戦、イタリアの相手は、あのサッカー史上に残る名選手ジダンを中心にしたフランスでした。現役キャリアの最終盤に差し掛かっていたとはいえ、ジダンに自由にプレーさせたら、そのドリブルやパスでカテナチオと呼ばれる堅守イタリア守備陣もずたずたにされて、得点を許してしまいます。

 しかし、実際にはこの決勝戦では、ジダンを中心にしたフランスの猛攻をイタリア守備陣はしのぎ続け、0対0のまま延長戦に。イタリアの見事な守備に思うようなプレーをさせてもらえなかったこともあったのでしょうか、冷静沈着を絵に描いたような選手だったジダンが、延長戦に入ってからの判定をめぐる乱闘の中で、なんと相手選手に頭突きを食らわせてしまい退場。結局ある面狙い通りにPK戦に持ち込んだイタリアが、そのPK戦を制して優勝を飾りました。

 サッカーのことになると話に熱が入って、つい長くなりますが、要するにジダン率いるフランスを下して優勝したイタリア代表のメンタル面の向上には、このニューロフィードバックの効果があったかもしれないとなると、これは俄然興味が湧いてきたということです。

 ジダンのような名選手がボールを持っただけで、対戦チームのディフェンダーがパニックに陥り、落ち着きを失ってしまえば、相手選手にいよいよやりたい放題にされてしまいます。しかし、ニューロフィードバック治療を受けたイタリアのディフェンダー達が、その治療のおかげでパニックに陥ることなく大きな試合で素晴らしい結果を出したようなのです。

 ADHDのような症状や、トラウマ後遺症に見られる主要な症状は、まさに「落ち着きのなさ」「パニック」です。こういった症状に、ニューロフィードバックが効果があるなら、ぜひ取り入れてみたいとは思いました。

 ただ、ニューロフィードバックを行うには、専門の講習を受け資格を取得し、専用の機器を導入しなければなりませんし、正しく施術すれば副作用や危険はないとはいえ、クライアントさんの脳に電流を流すようなことを、そういった機器の取り扱いには全くの素人の私は、ちょっと怖くてできないなと考えました。

 ここで、応用を考えたのが周波数です。脳波は周波数で表されます。ニューロフィードバックは脳波の周波数調整による治療法のようなのですが、それと同じように、特定の周波数を唱えることで、この脳波の周波数の調整ができるのではないかと考えました。

 そういう仮説のようなものができてきたところで、また私自身の光に聞くと、どうもこれはいけそうな答えが返ってきました。そして、ニューロフィードバックような効果は、どうやら「〇〇Hzが聞こえない」×7で得られるようなのです。

 そうなったら、あとはまず、自分やスタッフや自分の家族に対して実験です。心身症状や悩みを聞く→その問題は周波数を唱えて改善するかどうかを、光(こころ)に聞く→周波数が効果があるという光(こころ)の答えがあったら、「聞こえる」か「聞こえない」かを聞く→光に聞いて数字を特定――こんな流れで、「〇〇Hzが聞こえる」×7だけでなく、「〇〇Hzは聞こえない」×7も使えることがわかってきました。その周波数の数字によって、どういう問題に効果があるかが違ってくることもわかってきました。

 副作用も今のところ全く出ていません。こうして、今は「聞こえない」×7で使う周波数も、数100発見されています。

 というわけで、今日ご紹介する周波数は、自分には不幸しか訪れないという思い込みをなくす効果のある「2112Hzは聞こえない」×7です。

 どうぞ、試してみてください。ただし、人間ひとりひとり抱えている悩みは違いますから、この周波数を唱えたら全員が何かいい感じになるというわけではありませんよ。ただ、すぐ悲観的になる人や自分はずっと運が悪い人生を送ってきたと感じる人には、何かいい効果があるかもしれません。1回だけでなく、しばらく毎日唱えていると違ってくる人もいるかもしれません。

 試してもた結果や感想など、お知らせいただけたらうれしいです。

 感想やご質問などは、saudade@tbz.t-com.ne.jp までお気軽にどうぞ。

 また、周波数セラピーを受けてみたいという方や、習得したいという方は、心理相談室サウダージのカウンセリングやセラピー講座を、ぜひご利用ください。http://www.saudade.biz/


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