【実写モンハン】きたるべきクソ映画に備えて

ドーモ、ヘビィ・ニンジャです。
いやな話題を2020年に置き去りにして、来年気持ちよくモンスターハンターRISEを遊びたいので、おれはこの大晦日に突然記事を書くことを思いついた。

これは心構えの話

2021年の3月26日、よりにもよって新作・モンスターハンターRISEの発売日に被せて日本公開となる実写モンハン。海外では既に封切りとなっていて英語のレビューも多々あるようだ。おれはINGURISSHUが読めないわけではないが、ネタバレをわざわざ踏む気もないので読んでいない。だが、現状公開されている情報を見る限りでは、両手放しに期待できる内容とも到底思えない。(後述するが、特定の武器…特にヘビィボウガンの参戦が無さそうな点が致命的だ)もちろん、わらわら迫るネルスキュラとか、B級モンスターパニックものとしては順当な見どころもあるかもしれない。

…だが、もし本当にとんでもないクソ映画だったら?ましてや新作発売の日、RISEをプレイしたいのを我慢して、先に映画を観るようなスケジューリングだったら?おまえはモンハン史に残る汚点を目の当たりにし、心のモヤモヤを抱えたまま半泣きでカムラの里に辿り着くかもしれない。怒りに身を任せてTwitterで口汚く罵るかもしれない。冷静にRISEで口直しを画策するかもしれない。良かったシーンのことだけを考えて、黙って自分を納得させるかもしれない。映画公式のリプ欄に並んだ罵詈雑言を目にして必要以上に傷つくかもしれない。それではあんまりだ。誰もたのしくない。おれたちはおおむねハッピーに生きるべきだ。もちろん杞憂に終わればそれに越したことはない。「かもしれない」ベースで話をすすめるのはあまり気が乗らないが、そんな日が来てしまったとき、おれ自身がどう振る舞うべきか?そんなアンハッピーな日をどう乗り切ったらいいか?それを考えるため…考えながら、ここに吐き出すことにした。別に見てもない映画の問題点(仮)を扱き下ろすお気持ち表明が本題の記事というわけではない。

なお、例によって推敲はしないし、誤字脱字や改行というものに気をつけたりしない。同じことを2度言ったり、論点がブレて結論がわからなくなったり、同じことを2度言ったりすることもあると思う。ここはごちゃごちゃの思考の投棄場所だ。ここに捨てた脳内ガラクタの中に役立つものがあれば、拾っていってくれても差し支えない。

たぶんクソ映画

いちおう、今現在不安になんとなく思ってることをまとめておく。「米軍が迷い込んだ異世界でモンスターに襲われた!銃も効かないし…みんなやられちゃった!そこに現れたのは謎の現地人…」…こんなドB級のメリケン謹製モンスターパニックにモンハンブランドを使って破綻なく構成するのはたぶん無理だろう。プロモーターもモンハンに対する造詣が浅く、公式Twitterではリオレウスが大凶&ディア亜種が丑年の干支っぽいので大吉(??????)の意味不明なおみくじ企画をやってる最中だ。あと、ヘビィボウガンが出ない。わらうな。これはおれがヘビィボウガンが好きだからみたいなネタではなく…いいか、納得できるように説明するぞ。モンハンというゲームは、非力な人間が逞しい肉体・工房の最先端の技術が詰め込まれた武具・罠やアイテムを駆使する知恵を以って、はじめて強大なモンスター達と渡り合うことができるというコンセプトのはずだ。だから無印モンハンの象徴はまず大剣・アギトとヘビィボウガン・アルバレストなのだ。超デカイ剣!超デカイ弩!人間が生み出した飛竜共を殺すための巨大武器を、めちゃくちゃタフな人間がぶん回す!ここが肝要なのだ。モンスターを討ち倒す力となるのは、あくまで劇中最先端の技術であるべきなのだ。だから特別な設定がない限り、米軍の銃が効かない時点でそもそも破綻している。そしてヘビィボウガン以外にもスラアクやガンランスみたいに機械武器はあるはずだが、予告の段顔では影も形も無く、出てくるのは弓。これじゃ単なる未開の野蛮人だ。筋肉で解決するだけのアホなメリケンのアホアホ筋肉物語だ。ヘビィボウガンを出せ。おそらくメリケン野郎の監督はモンハンにスターウォーズの文脈を見出している。スターウォーズは時代遅れの武装であるライトセーバーをもったジェダイがスピリチュアルなパワーで強大な帝国をぶっ飛ばすカタルシスに満ちた映画だし、ココット村の村長はマスターヨーダがモデルだろ的な感じは疑うべくもない。だが、モンハンはそうした原始への回帰を行って、自然の中でパワーを得て強大な力に立ち向かおう的なゲームじゃない。現実世界とは違ってまだまだ人間<<<自然環境というパワーバランスの中で、ウンザリするような大自然を人間様が切り拓いてギリギリ命のかけひきを行う、ちょっと狩りすぎはどうかなみたいに思うところもあるけど、人類がそれを真剣に考えるのはもうちょっと先…そういう話だとおれは思っている。おれたちの狩猟本能がメリケン野郎のスピリチュアル観念に迎合することはないだろう。ヘビィボウガンを出せ。あとはなんかレウスがデカすぎるとか大団長が雑なコスプレっぽいとかCGがチャチだとか色々あると思うが、とにかく一番の不安要素は世界観だ。ヘビィボウガンを出せ。

じゃ、どうするか?

クソ映画の予測がなんとなく立っていても、おれは結局観ずにはいられない。なるべく健康な心で過ごせるように、いくつか対策を考えてみる。時代はアンガーマネジメントだ。

1.心身を健康に保つ
作品に触れた時の感想はその時の精神状態を強く反映することは疑いようもない。3月26日という日付は明らかに年度末で、生活環境によってはクソ忙しく、ストレスの溜まりやすい時期だ。RISEへ昂揚感の反動も手伝って、おれもおまえも心と体がガタガタのズタボロになっている可能性が十分にある。コロナもどうなってるか分からん。だからせめて、酒やカフェインと上手に付き合い、友達や家族とよく会話をして、日光を浴び、適度に体を動かし、うまいものを食って、シャワーではなく湯船に浸かり、しっかり寝る時間をとれ。メンタルそのものを鍛えてクソ映画という名のラオシャンロンを迎え撃つのだ。食って寝れば回復することはおれたちのハンターが完全に証明している。

2.クソ映画耐性をつける
日頃からクソ映画を観ておけば、ポップコーンを片手に「ハハッひでえ映画!」で済ませてシアターを後にできる可能性がある。原作があればなおよい。正月はテラフォーマーズを観て過ごせ。耐性スキルの重要性はおれたちのハンターが完全に証明している。(※クソ映画鑑賞にハマってしまってもおれは責任を負わない)

3.Twitterから離れる
Twitterは自分と似たような価値観に触れやすい環境だ。心理学的にはこのような環境下では思考が増幅・強化されやすいらしい。自分1人なら処理できたはずの感情が雪だるま式に昂ってしまう危険性もある。RISEのネタバレを踏まなくて済むというメリットもある。適正距離の重要性はおれたちのヘビィボウガンが完全に証明している。

それでもダメなら

時間が解決してくれる。なるべくならば人に不快感を与えない方法で、怒る時にしっかり怒ってしまえ。瘴気の谷の蛇帝龍の骸を見ろ。時間の力は凄まじい。いかに強大な龍とていつかはその命を終えて朽ち果てる。いつか、「あれは酷かったよね(笑)」と言える日は必ず来る。その気持ちはモンスターにぶつけろ。モンスターは全てを受け止めてくれる。ラギアクルスの抱擁力を信じろ。

(ヘビィ・ニンジャ)

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