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痛風テーブル完全予防マニュアル

ドーモ、ヘビィ・ニンジャです。
最近、Twitterで痛風テーブルなるおぞましい単語を目にするようになった。たくさんのハンターが痛風テーブルを脱却できず、困り果てているとのことだ。おれはいてもたってもいられず、ライブラリに出向いて痛風テーブルの予防及び脱却の手段を調べ上げたので、記事を書くことにした。

痛風とは何か?

痛風とは、血液中の尿酸と呼ばれる成分の濃度がカンストすることで引きおこされる病気のことだ。血清尿酸値がカンストすると、尿酸は足の親指の関節や腎臓など特異なポイントで龍結晶の地のアレみたいな殺意の高い見た目の結晶に変化する。人体にとっては明らかに異物なので白血球がめちゃくちゃに攻撃を行い、その炎症反応が痛風というわけだ。モンスターの風圧レベルの圧力でも痛撃(弱点特効の昔のスキル名)を喰らったようにドチャクソな激痛が走る為、痛風と呼ばれている。この尿酸値カンストには日頃の食事が大きく関わってくる。お前たちは今すぐに食卓を見直せ。テーブルの上にどんな食べ物が載っている?痛風を引き起こすような食事をしていないか?マカ錬金?なんのことを言っている。おれはお前の痛風テーブルをやめさせるためにこの記事を書いている。ふざけているやつは、今すぐかえれ。

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▲典型的な痛風テーブル。ビールも飲む。死にたいのか?

尿酸値の抑え方

尿酸値を抑える方法は、大きく分けて二つだ。ひとつは尿酸の生成そのものを抑えること。尿酸はプリン体という物質からつくられるので、体内のプリン体を少なくすることが大事だ。プリン体とは?おれが調べた範囲内では、「細胞をぶっ壊したときにできる物質」だと解釈した。体が新陳代謝を行なって、新しい細胞をつくって古い細胞をぶっ壊した時に作られる。つまり、人間の体の中でどんどん作られるし、ほとんどの食べ物は細胞でできているので当然食べ物の中にも含まれる。比率は体7:飯3くらいらしいが、それでも口から入るプリン体を減らすことは重要だ。プリン体はビール・えび・カワキモノ・魚卵などに多く含まれている。あとはラーメンのスープやそばの出汁に含まれる旨味成分はたぶん細胞をぶっ壊して出てきたアミノ酸なので、つまりプリン体がめちゃくちゃ入っている。「対戦ありがとうございました」ではない。痛風テーブルの回避においてお前はその対戦に負けている可能性が高い。また、ビール以外のアルコールなら大丈夫というのもありがちな誤解なようだが、アルコールの過剰摂取は血清尿酸値を上昇させることがわかっている。アルコールの摂取量は1日20g未満にして休肝日を設けろ。あと、なんか、砂糖・果糖も血清尿酸値と正の相関性があるって書いてあったので、甘いものも控えておけ。
もうひとつの尿酸値の抑え方は、体内で生成された尿酸を排出することだ。尿酸は腎臓で濾過して捨てられる。水を一日2リットル以上飲んで排出を促せ。それから腎臓を弱らせるな。腎臓を弱らせるとはどう言うことか?色々原因はあるが、内臓脂肪の蓄積が腎臓を弱らせるようだ。つまり、メタボで糖尿病の予備軍みたいなやつは必然的に風圧&弱点特効コースというわけだ。おまえの痛風テーブルにある菓子類は今すぐ捨てて、1日の摂取カロリーを控えてダイエットしろ。魔剤をやめろ。だが、過剰な糖質制限はするな。何故か?上にも書いたようにプリン体は細胞をぶっ壊すと出る。つまり、糖質制限で筋肉や脂肪を分解して糖やケトン体を生成しているような体ではプリン体が多量に生成されるリスクが高い。高タンパク食も腎臓に負担がかかるだかかからないだかハッキリは分からんけど気をつけた方がいい的なことは書いてあった。過剰な糖質制限は今すぐやめろ。

糖質制限の盲信には気をつけろ。流行りの先進的な食事として取り沙汰し、全くのノーリスクであることが科学的に証明されているかのような言説を振り回すやつらに一切の耳を貸すな。何故か?証拠がないからだ。そもそも、「人間何をどれくらい食べたら良いのか?」という問いに完全な答えは無い。個人差があまりにも大きすぎるからだ。ただし、「ほとんどの人間はこれくらい食べておけば概ね過不足はないだろう」という推測は立てることができる。つまり特定の集団を対象とした、統計学的な観点だ。これが「限りなく正解に近い食事」の唯一の証拠と言える。だが、この統計をとるのは極めて困難だ。食事というのは生活の一部なので、「お前ら1000人にこれから肉だけで生活してもらって健康状態を調べる。」というような調査は人権を著しく侵害する。マトモな頭を持った人間なら、こんなのは研究倫理に反した言語道断の人体実験であり、絶対に許されないことくらいわかるはずだ。だから飯に関する研究は大変で、そう簡単に「この飯は健康にいい」「この食べ方はよくない」という答えなど出ようはずもない。各国が莫大な研究資金を投じて栄養研究を行なってるのも、「人間何をどのくらい食べたらいいのか?」が国防に直結するからに他ならない。おれがちょっと調べただけでも食に関わる研究にそれだけ滅茶苦茶金と時間がかかることが容易に推察できるのに、糖質制限論者は壊れたスピーカーのようにケトジェニックを喧伝し、どこの誰だか分からんやつの研究結果や個人的な経験談ををエビデンスだと宣い、たかだかニンジンやタマネギに含まれるカスみたいな糖質にすらめくじらを立てている。こと食と健康の話において、この国には情報弱者が多すぎるとおれは思っている。

まとめ

お前のテーブルからアルコール・プリン体・菓子類を取り除いて、全体的なカロリーは控えつつ糖質はちょっと控えめくらいにしろ。水をたくさん飲め。これでお前の痛風テーブルは大きく改善され、将来激痛に悶える運命の回避率はあがるはずだ。健康でなければモンハンは楽しめない。からだを大事にしろ。




あと、もうひとつ。公式の発表と修正アップデートを待て。今は玉石混合の情報が入り乱れ、確かな情報は限られている。勿論、騒ぎが大きくなれば公式は対処せざるを得ないだろうから、活発な議論は悪いことではない。不安や怒りはわかる。だが、待て。一時の感情に身を委ねて取り返しのつかない事を言わない方がいい。外に出してしまった言葉は、お前自身を傷つける。ビールを飲んだりラーメンを食べに行ったりお菓子をつまむなどして、安寧な時を過ごす工夫をしてみるのもいいだろう…

(ヘビィ・ニンジャ)

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