【モンハンライズ】通常弾ヘビィボウガン運用マニュアル【MHRise】
「通常弾 ヘビィボウガン」で検索すると、「最強」「ぶっ壊れ」などのフワフワなキャッチコピーで、弾導強化もブレ抑制も回避距離も怯み軽減すらもつけていないマガイビルドの動画ばかりが出てくる。もちろん付けなくても装備は成立する。だがそれが万人を対象とした最強ビルドなのか?そもそも弾肉質があほみたいに硬く徹甲斬裂が流行っているRISEにおいて、通常弾に最強なんて言葉を軽率に使って良いのか?
通常弾ヘビィとはなにか、丁寧な理論と実践を誰かが書かねばならないと思った。そして、通常弾についてもっと知りたいと思った誰かが通常弾で検索したら、通常弾の扱い方がすぐに出てくる世界が望ましいと思った。
おれは今回、その世界を作る為に動く。
通常弾は強いのか?
何と比べて、何を以てしての強さかによる。だが、今作の環境では最速の狩りには向いていないし、扱い易いとも言い難い。そもそも強さを求めているやつのためにこの記事を書いていない。安楽な最強戦法にしか興味のないやつは今すぐ読むのをやめろ。通常弾による狩りは初代モンハンから現在に至るまで連綿と存在し続ける最も旧い戦法であり、格式高く、美しい。通常弾をばかにするやつはゆるさん。その美を冒涜するやつは釘バットで殴るとオトモアイルーが言っている。歴史に敬意をはらえないやつは文化財に落書きをするやつと同レベルであり、火口に投げ落とされるべきだとオトモガルクも言っている。
では、通常弾とはなんなのか?懐古に浸る老害古参プレイヤーの自己陶酔の為の時代遅れの戦法なのか?そうではない。おまえたちがゲームを遊ぶ上で、どんな時に充足感を得ているのか考えてみるといい。モンスターを動けなくした上で圧倒的な火力を叩き込んで一方的に蹂躙するのはもちろんカタルシスであろが、あるいは一方で、強敵の攻略法を己の力で導き出し、捩じ伏せる達成感というものもあるのではないか?通常弾はそうした適度な攻略難易度をもたらし、ゲームプレイを充実させてくれる弾だ。通常弾は漫然と撃っていてもその真価を発揮することはない。通常弾による狩りはある種のパズルゲームめいており、モンスターやクエスト毎に有効なスキルや立ち回りを考える余地が生じる。そして試行錯誤を重ねることでそれらは徐々に洗練されていき、クリアタイムや残った弾の調合材料の数で自身の上達がハッキリとわかるようになっている。9999発買いだめしたLV3通常弾が少しずつなくなっていくのを眺める盆栽的な楽しみ方もある。
通常弾は所詮そこそこのタイムしか出ない弾ではあるが、通常弾でそこそこのタイムが出せることそれ自体が徹甲斬裂で無双ゲーをしているそこらのにわかヘビィガンナーとは完全に格の違う真のモンスターハンターであることの証明…すなわち英雄の証となるのだ。おれは、おれたちは狩人の矜持に賭けて通常弾を撃たなければならない。通常弾を信じろ。通常弾がもたらすのはクエストクリアのタイムではなく、上等のゲーミング体験だ。ちなみにそこそこのタイムとは、例えばオロミドロを3分台で捕獲したり、淵源を10分以内にクリアしたりする程度だ。おれは普通のガンナーなので、TA勢ならもっと早いだろう。
追記:おれは決して友達がいないとかではなく、どちらかというと孤独を愛するハンターなので知る由もなかったが、この記事を公開した後に「弾のヒットエフェクトが激しいと画面が見づらいので、PTでは爆発を伴う徹甲榴弾や多段ヒットする貫通弾・散弾よりも通常弾で来て貰えるとありがたい」という旨の感想を頂いたので、これも長所としておく。おれひとりでは気づけなかったことだ。通常弾はやさしさを運んでくれる…
通常弾での狩りは極限まで洗練されている。派手なエフェクトも無ければ、空に飛び上がったりすることもない。地に足をつき堂々と構え冷徹なる銃口をモンスターに向ける。そして何の特殊効果もない無属性単発ヒットの弾を淡々とリロードし、相手の弱点に撃ち込み、相手の攻撃は回避する。そしてリロードし、相手の弱点に撃ち込み、相手の攻撃は回避する。そしてリロードし、相手の弱点に撃ち込み、相手の攻撃は回避する。そしてリロードし、相手の弱点に撃ち込み、相手の攻撃は回避する。そしてリロードし、相手の弱点に撃ち込み、相手の攻撃は回避する。この無限とも思える反復が心地よいリズムを生み出し、やがておまえは禅めいたトランスに突入し、世界にはおまえとモンスター、そしてヘビィボウガンしか存在しなくなる。これは一般的には通常弾・ゼン・トランス現象と呼ばれる精神的な境地のひとつだが、そんな幸福の世界もやがてはゼロに収束する。すなわち、おまえが斃れるか、モンスターが斃れるかだ。おまえは生の実感と共に、あるいは敗北の屈辱と共に、またひとつの世界が終わったことへの寂寞を感じるだろう。通常弾とは世界を根源的に紐解く鍵であり、探究者の為の弾だ。通常弾を信じろ。
おまえは通常弾がみせてくれる深淵の世界が恐ろしくなり、この場から逃げ出したくなってきた頃合いだろう。だが、おれはおまえを逃さずかくじつに通常弾の沼に引き摺り込むため、そろそろ本題の運用論に入ることにする。
通常弾運用の基礎理論
おまえはすぐにでも必須スキルとかおすすめ装備が知りたいに違いない。だが、おまえはまず今から書く運用論を読み飛ばさずに読まなければならない。なぜか?どうしてそのスキルが必要なのか、なぜ推奨されるのかを根源的に理解して、お前自身が必要に応じて取捨選択する必要があるからだ。これは決して「自分で考えて自分で組め」的な上から目線の突き放した態度というわけではなく、つまりそれだけ正解の無い話をするということだ。無論あとで装備例は載せる。なるべく簡潔に済ますから、読め。いま、ここがこの記事のメインコンテンツだ。
通常弾運用には以下の3原則がある。
①強い弾を撃つこと
通常弾の1発の威力を高めること。つまり、もともとの攻撃力の高いヘビィボウガンを選び取り、通常弾強化や弱点特効やおだんごスキルなどなどで直接単発威力を高めることを指す。また、適正距離で当てなければ通常弾はカスのようなダメージしか出せない。適正距離で当てるということは強い弾を撃つということであり、これには弾導強化スキルや回避距離スキルまでもが関わってくる。
②たくさん撃つこと
通常弾をたくさん当てればモンスターはしぬ。つまり、たくさん撃つ為に、反動や装填速度は最適に調整し、必要に応じて装填拡張や弾丸節約スキルを取り入れなければならない。また、モンスターの攻撃に当たらないように工夫して攻撃の時間を捻出するのも、たくさん撃つ要件に該当する。ほかにも怯み軽減スキルをつけて小型モンスターの妨害を無視したり、罠でモンスターを拘束したりするのも全てたくさん撃つ為だ。また、適正距離で当てなければ通常弾はカスのようなダメージしか出せない。適正距離を保つということはたくさん撃てるようになるということであり、これには弾導強化スキルや回避距離スキルまでもが関わってくる。3原則の中でもっとも適応範囲が広い考え方となる。
③当てること
モンスターの弱点に正確に当てることだ。弱点に当てなければ通常弾の威力は発揮できない。ブレ抑制スキルが必要になる場合もある。オプションで照準やカメラ関係の設定をいじり、動かしやすいようにしておくとよい。最終的には、練習だ。
通常弾の運用においてはいかなる装備も立ち回りも、例外なくこの3原則の成立を目指すものとなる。また、この3つは均等に満たされる必要があり、どれかひとつが欠けると途端に全体のパフォーマンスが低下してしまう。YouTubeとかで「最強!」みたいに軽率に紹介されている通常弾ヘビィの装備はたいてい原則①の要件を満たすのがせいぜいで、実戦ではモンスターに適正距離外に逃げられたり、モンスターの攻撃を効率よく避けられなかったりして手数が低下して、原則②を満たせなくなるパターンが多い印象を受ける。からくり蛙の頭にちょっといいダメージが出ているだけの動画を一切信用するな。そもそもあんな弾肉質のモンスターはいない。蛙を撃つときは腹を撃て。腹に当てた時のダメージが、概ね実戦で出せるダメージだ。
この3原則のバランスは、搭載しているスキルのレベルを1つ調整するだけで激変することも多い。おれは太刀やスラアクを使ったことはないが、納刀術や高速変形のような立ち回りの根幹に関わるスキルがヘビィボウガンには多いと思ってもらえればいい。スキルの微調整を繰り返すうちに立ち回りが安定していく快感は筆舌に尽くし難い。通常弾による狩りとは即ちコーデバトルでもある。『夏の溶岩洞でラージャンハートを鷲掴み💕』などのテーマに沿って、TPOに見合った装備を構築するのだ。それは頭から爪先までの完全なる調和を目指しつつも、ワンポイントが決定打になりうる殺伐たる世界だ。このコーデバトルで完全に納得のいく装備が仕上がり完全勝利を果たしたとき、おまえには史上の幸福が約束されている。
立ち回り
まずはLV3通常弾の調合をショートカットに登録しなければならない。戦闘中に適宜調合が必要だからだ。いちいちメニューから調合するのはトラディショナルなやり方だが、あくまで戦法の話なのでここでは推奨しない。それからLV3火薬粉を満載したアイテムマイセットの準備も忘れるな。
立ち回りの基本は、
1.モンスターを適正距離内に捉え、且つ弱点を攻撃できる位置に移動する。
2.モンスターを観察して、射撃やリロードをしてもよいタイミングかどうかを判断する。被弾の危険性がある場合は回避に徹し、1に戻る。
3.安全であれば撃つ。またはリロードする。1に戻る。
この反復だ。これを延々と繰り返すのが基本だ。リロードし、弱点を撃ち、回避するだけだ。
モンスターの攻撃が避けきれない場合は、そもそも回避に徹するべき状況でリロードや射撃を欲張っていないか立ち回りを見直すといい。多くのモンスターは頭部が弱点なのでモンスターの正面は絶好の射撃ポイントとなりうるが、同時に攻撃がバンバン飛んでくる危険地帯だ。危険地帯に長居してはいけない。回避に徹していても明らかに相手の攻撃範囲から脱出しきれない場合は、回避距離スキルをつけたりするといい。なお、シールドでモンスターの攻撃をガードするのも手だが、これは強い弾を撃つという原則①に反する。また、ガードは移動と両立ができず、むしろその場に釘付けにされてしまうので、相手の攻撃には対処できても、その後望ましい射撃ポイントからの反撃が確実にできるとは限らない。小型モンスターの攻撃を不用意に受けて行動を妨害される恐れすらある。どの攻撃をシールドで受けるかをハッキリ定めた上での運用が重要であり、実は初心者にはあまりおすすめできない。パワーバレルを信じろ。
適正距離から相手が外れたら、追いかけるか待つかを選択しろ。追いかける手段は前転か、自在鉄蟲糸滑走か、相手に脇腹を見せつつのサイドステップ連打などだ。ほんの少しだけ移動したい場合はタックルを繰り出せ。待つ場合は、溜めながら待つのがおすすめだ。位置調整しながら待て。もし相手を適正距離内に捉え続けるのが困難なら、弾導強化スキルのレベルを上げてみることだ。おれはマイセット毎の微調整で自分の間合いが狂うのがいやなので、常にLv3をつけているが、状況で要不要を判断できるのが望ましい。相手が適正距離内にいるのに弱点が狙えない状況ならば、相手が弱点を見せるまで溜めながら待つか、弱点まではいかないがそれなりにダメージの通る部位を撃つか、弱点を撃てる場所までこちらから移動するかの3択になる。
歩きながら射撃やリロードができるヘビィボウガンとそうでないヘビィボウガンがあるが、これは一長一短あるので触ってみての好みで選んで構わない。歩けるタイプはリロードや射撃を行いながら相手の攻撃を避けたり、適正距離となる間合いを調整できるのが強力なメリットとなる。一方で、歩けないタイプはステップへの派生が先行入力しやすく、相手の攻撃をギリギリまで引きつけて攻撃する立ち回りなどに向いている。Ver.3.00現在では歩き撃ちは射撃の間隔が長くなってしまうバグがあり、修正予定と公式からの回答があるため、現状では単純な壁撃ち火力では立ち撃ちヘビィのほうが勝りがちなことも申し添えておく。この記事の公開後すぐにVer.3.01アップデートが入るため、もし修正されたら加筆することとする。
追記:歩き撃ちヘビィの発射間隔低下は無事修正され、これにより概ねの射撃性能は歩き撃ちヘビィが勝ることとなった。上述の通りステップの挙動で差を埋めたいところだ。
入れ替え技はタックルをえらべ。タックルはモンスターの咆哮を無効化できて、すごい。特にこだわりがないならば近接攻撃を使う理由は一切無い。鉄蟲糸技はカウンターショットでもカウンターチャージャーでもどちらでもいいし、どちらも積極的に使う意義はそれほど無い。避けづらい大技が来た時の最後の防御手段として使うのが一般的だ。どちらも連続攻撃に弱く、長時間行動不能になる上に火力にさほど貢献せず、オマケに翔蟲ゲージを消費して滑走や受け身の使用に制限がかかる。カウンターショットの反動で崖から転落する事故も後を経たない。コマンド的に咄嗟に出しづらいこともあり、クエスト中一度も使わないことも日常茶飯事だ。回復機関・狙撃竜弾?そんな技は存在しない。ヘビィボウガンの入れ替え技は2種類しかないのを覚えておくことだ。
ちなみに、どの弾までなら使っても通常弾ヘビィを名乗るのが許されるのか?は、べつに誰が決めたわけでもないので各々考えるといい。モンスターによっては立ち回りに斬裂弾を混ぜるとタイムがめちゃくちゃ早くなったりするが、結局それは矜持の問題なので、自分の心がそれで納得するのならそれでいいのではないだろうか。ちなみにおれは状態異常弾と特殊弾は使う派だ。
スキル解説
オススメ度とかは書かない。付ける目的や優先度を書いておくので読んで参考にしてほしい。
通常弾・連射矢強化
原則①を満たす為に最も重要なスキルだ。Lv3で威力が1.2倍となる。最も効果の高いスキルなので、通常弾ヘビィであれば基本的にLv3をつける以外にはありえない。スキルポイントが護石や装飾品で賄えない場合は主にヴァイクSアームを使うことになるが、腕装備は優秀なものが多いので、通常弾強化2+スロット付きの護石の入手などで装備の幅を広げるのが望ましい。
装填速度
ボウガンのリロードを「やや速い」にすることでLV3通常弾のリロード速度が最速となる。これは原則②を満たす為に必要なので、リロード速度普通以下のボウガンには最優先で付けるスキルとなる。他に撃ちたい弾があるなら、その弾をスムーズに扱えるように調整してもよい。
反動軽減
通常弾は反動が最も軽い部類の弾なのでなくても良い場合がほとんどだが、ヘビィボウガンのもとの反動が大の場合は通常弾の反動が増大してしまい原則②を満たせなくなるため、反動軽減Lv1を付けて反動中に下げる必要がある。他に撃ちたい弾があるなら、その弾をスムーズに扱えるように調整してもよい。
ブレ抑制
原則③の為に推奨されるスキル。ブレがあると弾道予測が必要になるし、照準の適正距離表示に頼りづらくなってしまうため、できれば無い方がよい。片ブレならばまだ制御可能だが、ブレ左右は弾がどこに飛んでいくか分からないので絶対に避けるべきだ。また、このスキルの最も重要な役割は、ブレの増加と引き換えに射撃威力が底上げさせる「おだんご暴れ撃ち」のブレを帳消しにすることだ。暴れ撃ちは強いので、もともとブレの無い銃にもLv1を付けることは強く推奨される。もともとブレ小のヘビィならLv2をつければよい。もともとのブレ大の場合は暴れ撃ちを諦めるか、ブレと上手に付き合うしかない。
装填拡張(Lv3)
原則②のためのスキル。目安としてLV3通常弾の装填数が6発以下のボウガンには優先してつけていきたいところだが、とにかく発動難度が高い。スロットレベルの関係で下記の弾丸節約Lv3のほうが優れていることが多い。状態異常弾や斬裂弾など、装填数の少ない弾の使い勝手は劇的に改善するので、それらを立ち回りに絡めるなら優先度はやや上がる。手持ちの護石が優れているなら採用の余地ありか。
弾丸節約(Lv3)
原則②のためのスキル。Lv3の効果が段違いに高いので、付けるならLv3。目安としてLV3通常弾の装填数が6発以下のボウガンには優先してつけていきたい。カーマヒトバーレなど、もとの装填数が多いボウガンに無理してつける必要は無いが、撃ちまくって気持ちよくなるために採用するのはアリだろう。
弾導強化
適正距離を延長するスキル。つまり射程が伸びる。また、接近のしすぎによる威力低下を防ぐ。通常弾は適正距離で当てなければ全くダメージが出ない。暴れ回るモンスターをあらゆる射程から攻撃できるようになるということは手数が増えるということであり、原則②の要件となる。モンスターとの間合いが完全にコントロールできる技術があれば机上論としては不要なスキルではあるが、それはノーダメージを前提に回復薬が要らないアイテムだと言っているようなものなので、下手な火力スキルより弾導強化を優先した方が立ち回りが安定するケースが多い。モンスターの暴れ具合との関わりが深い関係上、ソロかPTかによっても価値が違ってくる。まずはLv3を付けてみて、要らないと思ったら抜いて火力スキルに置き換えていくのがいいだろう。
特殊射撃強化
通常弾ヘビィのための記事ではあるが、機関竜弾を混ぜたい時には採用の余地がある。つまりは王牙砲【山雷】とかのためのスキルだ。なお、今回は実用性に主眼を置いた記事を書いてるので狙撃竜弾の話はしない。
弱点特効
①の要件を満たすためのスキル。通常弾は弱点をピンポイントで攻撃することに特化した弾なので、基本的に相性は良い。なにより赫耀ノアームのおかげでスキルがとにかく軽い為、重宝する。弱点特効の有効な部位をほとんど狙えないモンスター相手には優先度はかなり下がるが、そういうモンスターをわざわざ通常弾で狩ろうと思う頃にはスキルの使い分けなどマスター済みなはずだ。
超会心
弱特3を付けたらとりあえず超会心3もつけてしまってよいだろう。ヘビィボウガンは欲しいスキルがたくさんあるので、なるべく少ないスロット数で火力を底上げしようとすると結局弱特3超会心3というのが無難なケースが多い。ただし立ち回りには全く影響しないスキルであるため、原則②を満たす為の他のスキルを積むためにやむなく超会心をLv2に落とすという選択肢は視野に入れておきたい。
見切り
カイザー防具が優秀なのと、ナルガSコイルにスキルポイントが付いてくる関係で、超会心のついでに伸ばしやすい。装飾品を使ってまで伸ばす場合、回避距離や弾導強化や弾丸節約など他に優先すべきLv2装飾品系スキルがないか吟味してからだ。
攻撃
攻撃は欲しいスキルを全部積んだら検討するのがいいだろう。ヘビィボウガンはもともとの攻撃力を参照する攻撃スキルよりも、諸々の補正の最後に計算される会心率アップ系スキルの方が効率よくダメージを上げることができる。弱特の機能しづらいモンスターを強引に粉砕しにいくときは優先度があがるかもしれない。
怯み軽減
おそらく全武器で必須クラスのスキルであろうが、ボウガンでも例外ではない。味方の攻撃に倒かされることこそ稀だが、小型モンスターに小突かれてそのまま大型モンスターにトドメを刺されるというような笑えない死因を防止できる。なお、「おだんご射撃術」で尻餅を怯みに軽減する「おだんごふんばり術」が同時発動するため、Lv1+ふんばり術があればわざわざLv2に伸ばす必要性は薄い。逆に尻餅が気になる状況ならばLv3を目指してもいい。つまりはデルクス対策。
回避距離UP
攻撃にも回避にも効く重要スキル。ヘビィボウガンの回避は遅く、長い距離を移動する仕様である為、Lv1だけでも付けておけば立ち回りの幅が格段に広くなる。モンスターによっては被弾も見違えるほど少なくなる。弾導強化とセットで運用すると、相手から大きく距離を取る動き方をしても攻め手を継続させやすい。ナルガSコイルでLv2が発動するので、おれはLv2を基準に装備を組んでいるが、他のスキルと違い大は小を兼ねるとはならないので、スキルレベルは適宜調整する形となる。ちなみに、空中回避の移動距離も延びる為、早駆けを駆使したエリア移動の速度にも大きく影響してくる。ガルクではなくネコを連れていく場合にも有効だ。
龍気活性(Lv5)
実質的には死中に活Lv3と弱点特効Lv3がセットであり、単純な威力としては格段に高くなる。ただし通常弾強化をLv3まで上げて、さらに弾導強化や回避距離のスキルレベルを欲しい分確保するのは赫耀一式では厳しい場合がある。ちなみに龍気活性をLv4で止めて1部位を換装しても、この状況は恐らく緩和されない。
反動リロードをクリアして通常弾・連射矢強化Lv3さえついていればあとはスキルなんかどうだっていいんだぜ?みたいな過激派の通常弾使いも中にはいる。バズディアーカで通常弾を撒いている超やばい人もいる。だがそうした連中も上のようなスキルの性質をよく吟味した上で、敢えて自分が望むゲーミングの為に取捨選択を行なっているに過ぎない。
通常弾向けのヘビィボウガン
歩き撃ち用としては「王牙砲【山雷】」、立ち撃ち用としては「カーマヒトバーレ」が扱い易い。どちらも不満のない攻撃力に装填数を備え、Lv2スロットも開いている。もちろん最終的にはお気に入りのヘビィを担げばいい。
装備例
この装備を真似て組んでみろという意味ではなく、おれはこういう考え方で装備を組んでいる、という例だ。
▲弱特込みで80%超会心のオーソドックスなカーマヒトバーレ装備だ。カーマヒトバーレは反動とリロードに問題がないのでそれらに関連するスキルはついていない。暴れ撃ち込みでブレを消すためのブレ抑制Lv2が発動しているのを確認してほしい。
▲機関竜弾を撃つことを想定した王牙砲【山雷】装備だ。装填速度Lv1でリロードをやや速いにしている。このままでは麻痺弾の使い勝手が良くないので、見切りのレベルを落として反動軽減や装填速度を伸ばすのも手だろうか。斬裂弾は使わない。
▲グラン=ダオラで通常弾を撃つ装備だ。鋼龍の魂により弱特込みで95%の会心率を誇る。力の解放が発動すれば100%だ。装填数が6発しかないので、超会心のレベルを落として弾丸節約Lv3を採用している。反動軽減Lv2でLV1徹甲榴弾の反動を小に下げ、一度くらいはスタンを取れるようにしてある。超会心をLv3にできるお守りが欲しい。
追記:このあと神おまを引き、無事に超会心のLvが3になった。
▲最後に対ヤツカダキ仕様のカーマヒトバーレを紹介する。ヤツカダキには弱点特効が効きづらいので、弱特超会心を切って見切りと攻撃で火力を盛っている。さらに脚を撃ちまくってダウンを狙うため、破壊王Lv3を積んでいる。余ったスロットには事故防止の火耐性を入れた。ヤツカダキのように硬いモンスターをわざわざ通常弾で狩る道理はあまり無いが、「破壊王を付けて脚を撃ちまくるゲームがしたい」という動機を元にこの装備は作られた。ヤツカダキはしんだ。
先述したが、おれは殆どの装備に回避距離Lv2と弾導強化Lv3をつけている。移動能力と射程を十分に確保するのが好きだからだ。必須と考えているわけでは無い点に留意して欲しい。
余談
ここからは余談となるが、この記事の弾のレベル表記は「LV3通常弾」、スキルのレベル表記は「弱点特効Lv3」のように書き分けている。弾丸はゲーム中のアイテム名としては「LV3 通常弾」と大文字のLVを先頭に表記するのが正式で、おれはそこから便宜上半角スペースを抜いている。TwitterやYouTubeでは徹甲榴弾Lv.3のようにポケモンか何かと間違えている表記をよくみるが、これではいかにも素人っぽい。これから真のヘビィガンナーを目指す者ならば表現にこだわってみてもいいのではないだろうか。同様に、「斬"裂"弾」「弱点特"効"」「マガイマガ"ド"」などの単語も流暢に扱えた方がスマートだ。
そして、「ヘビィボウガン」を「ヘヴィボウガン」と間違えるのは絶対にやめろ。名前を間違えるのは失礼にあたる。宛名書きを間違えたりしないのは当然のマナーだ。わかっているのに敢えて斜に構えて間違えているのだとしたら、殊更幼稚で格好の悪いことだ。真っ当な大人のすることではない。そんなやつは火口に投げ込まれてしまえ。もし日常的にビタミンCのことをヴァイタミン・スィーなんて呼んでる奴がいたら変態ナルシストか、ガチのビタミン研究者か、ネイティブ話者のどれかで、例外は一切無い。ゴジラのこともガッズィーラと呼ぶタイプだ。おまえがもしゴジラの熱烈なファンだとしたら、ゴジラのことをいちいちわざとガッズィーラと呼ぶ変態ナルシストに出会ったら不愉快な気持ちになるだろう。世の中にはいちいち人の神経を逆撫でして無限に敵対とマウンティングを繰り返さないと気が済まない病的な攻撃性をもつ奴らもいるが、おまえは違うはずだ。おれはおまえの善性を信じている。通常弾を信じろ。そしてヘビィボウガンを信じろ。
(ヘビィ・ニンジャ)
この世界は、少しマシになった!
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