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Ps 選択範囲基礎

前回はPsの基礎となるレイヤーレイヤーマスクの概念をチュートリアルを通してレクチャーしました。

今回はこれまたPsのキモとなる選択範囲についてのとても簡単な紹介です。実践前に一通り覚えておきましょう!

00. 選択範囲とは?

Psでは選択範囲を指定することができるツールがいくつかあります。

クイック選択ツール、投げ輪選択ツール、多角選択ツール、長方形選択ツール、円選択ツール

などがその例です。これらの選択ツールを用いて選択を行うとマーチングアンツ(行進するアリたち)と呼ばれる点線が画像上に表示されます。これが選択されている状態を示していて、この選択範囲はブラシが意図しない所にはみ出したりするのを防止したり、そのままマスクとしてレイヤーに適用したり、選択した場所を切り取ってコピーしたりすることに使えます。

01. 各種選択ツール

クイック選択ツール(w):輪郭を検出して自動で選択
投げ輪選択ツール(L):任意の形に囲うことで選択
多角選択ツール(L):頂点を作成して任意の多角形で選択
長方形選択ツール(M):長方形で選択。画像の広い範囲を塗りつぶすなど
円選択ツール(M):円形で選択。周辺減光など。
色域指定:画像上の色と許容値を指定して選択。

02. 選択範囲の追加、削除、共通範囲

選択範囲の追加:shift + 各種選択
選択範囲の削除:Alt (option) + 各種選択
選択範囲の共通範囲:Alt (option) + shift +各種選択

これらは同様の操作が上方のバーでも可能ですが、覚えると格段に効率アップします。

03. 選択範囲×色調補正

選択した状態で色調補正レイヤーを作成すると、選択範囲を白としたレイヤーマスクが自動的に適用されます。このマスクを

Ctrl (command) + クリック

するとマスクから選択範囲を作成することができます。

04. 選択範囲の保存・チャンネル

選択した状態・選択ツールを選んでいる状態で

右クリック>選択範囲の保存 (Save selection)
or
チャンネルタブ>国旗みたいなマーク

で選択範囲を保存することができます。
選択範囲はチャンネルタブ内に保存されます。チャンネルはそれぞれ以下の操作ができます。

選択:Ctrl (command) + クリック
共通範囲:Ctrl (command) + Alt (option) + Shift + クリック
選択範囲から削除:Ctrl (command) + Alt (option) +  クリック
レベル補正:Ctrl (command) + L

終わりに

お疲れ様でした。今回は選択範囲の基礎として一通りサクッと説明しました。次回は、今回の内容をところどころ用いつつ空の選択範囲を作っていきます!

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