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Tourism Archive #2/ルアンパバーン/ラオス

場所と概要

ラオス北部にある古都ルアンパバーン(Luang Prabang)。
ラオスの首都ビエンチャン(Vientiane)からメコン川を約400km上流にさかのぼったナムカン川との合流場所に位置する人口約6万人の街で,市街地一帯が世界文化遺産にも登録されています。

さすがにラオスに知り合いはおらず,ホテルや観光地もよくわからないためパックツアーを利用しましたが,めちゃ楽でいいですね。
日本からの直行便は無く,ハノイ経由でルアンパバーンへ。
私が行った時は,ちょうど雨季が始まったところで,スコールはなく,しとしと雨が降ったりやんだりの繰り返しでした。

ルアンパバーン全景

ルアンパバーン全景
ルアンパバーン
ルアンパバーン空港

市街地

市街地全体が世界遺産と言うだけあって,趣のある建物があちこちに建ってます。

さすがラオス一の観光地。街の中は道路も整備され都会と変わらない感じですが,外れの方に行くと東南アジアのらしい店が並んでいました。

東南アジアらしいカフェが並んでいます
サンドイッチを購入したお店。トゥクトゥクのドライバーも買いに来てました

寺院群

街の中心部には博物館や寺院が立ち並び荘厳な雰囲気です。

メコン川とナムカン川

メコン川もナムカン川も雨季のため茶色く濁っていました。
ナムカン川には手作りの橋がいくつもかかっていて,それらは雨季に川が増水したら流されるよう竹製で,雨季が終わって水位が下がったらまた掛け直すそうです。
しかし,この橋を渡るのはなかなか勇気がいりますな。

メコン川(奥)とナムカン川(手前)の合流するところ
水位がもう少し上がったら流されちゃいます
現地の人は川向うから橋を渡って通勤してきます

川沿いには,こんなカフェもあり,お茶を飲みながら川を眺めてまったりとしたかったのですが,雨が降ったりやんだりで・・・

托鉢

早朝,托鉢のお坊さんたちが街中を練り歩く姿は観光の目玉になっていて,地元の人たちと一緒に供物を渡したりすることもできるそうです。
あいにくの雨ですが,傘をさして100mを越えるお坊さんの列が。

市場

市場はその国や街を表していて,何処の国へ行っても市場を覗きます。
ルアンパバーンの夜市は観光客向けで,メイン通りに夕方から露店が並び土産物の店が殆どです。

朝市は地元住民向の食材がメインで,日本では絶対見かけない食材も並んでいて食文化の違いが面白いですね。

ゲッ!!

ちなみに,一抱え以上ある籠に山盛りの虫も売ってましたが,写真はやめておきました。東南アジアの山奥では虫は貴重なたんぱく源です。日本でも長野とか海の無いところではイナゴとか蜂の子とか普通に食べられてますね。

プーシーの丘の夕日

ルアンパバーン観光の際は,街の真ん中にあるプーシーの丘から見るに夕日が必須のようです。550段の階段を上ると山頂からの絶景ときれいな夕日が見られます。

ルアンパバーンを案内してくれたガイドさんと共に山頂へ
ルアンパバーンの街が一望できます

クアンシーの滝

ルアンパバーン観光ツアーに組み込まれているのが30kmほど離れたところにあるクアンシーの滝。
私はツアーの一つとして行ったので,一回りしただけですが,欧米のバックパッカーたちは地元の人たちと一緒に飛び込んで盛り上がってました。

総括

前述の通り,雨季の始まったところだったので,雨に見舞われて托鉢体験ができなかったり,雷で停電になって博物館が急遽休館になってしまったりと,予定が狂ったところもありましたが,空いた時間を現地のガイドさんと歩いて街を散策しながら,ラオスやルアンパバーンの歴史,現状について詳しく教えてもらうことができ,これはこれで有意義だったなと思います。

ガイドさんによると,ルアンパバーンはラオスで最も地価も物価も高く,一軒家が数千万円もするので,現地の人はとても買えないそうです。
また,ガイドさんはラオス人ですが日本人と変わらないぐらい日本語が上手で,てっきり日本に留学して勉強したのだと思っていたら,幼い時に出家してお寺で日本語を習ったとのこと。
ラオスやミャンマー,タイの奥地では,お寺が学校代わりのところも多く,ちゃんとした教育が提供されていて,出家してもいつでもまた一般人に戻れるというのもいいですね。ガイドさんも数年前に寺を出て,寺で学んだ日本語を活用して日本人向けガイドをしているとのことでした。

プチ情報

休憩に入った観光客向けカフェでコーヒーが5ドル近くしたし,写真に会ったローカルの店で買ったサンドイッチ(ベトナムのバインミーと同じ)と缶コーヒーで3ドル以上したので,一般的ラオスの人たちにとって生活するのは厳しいかもしれません。
通貨はキープ(kip, ラオキープとも言います)で,1円が100kipくらいですが,どの店でも米ドルとタイバーツが普通に使えますので,短期の観光であれば両替せずとも全く問題ありません。
でもお釣りがkipで来るので,少額kipばかり手元に残ってます。


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