20ヶ月連続四捨激増/人口動態統計2023.09
2023年9月
昨年比 +202人
実態 +12,265人
はじめに
超過死亡が話題になって既に2年が経ちます。
なのに,未だに,前年比増えた減ったとか,感染研の超過死亡がどうだとかいう議論が大半を占めていますが,それでは異常な過剰死の実態が見え難くなっています。
(「超過死亡」は厚労省・感染研のデータを基にした言葉ですので,ここでは「過剰死」と表現します。)
様々なブログ,SNSを拝見していると,多くの方が「超過死亡激増」を訴えてはいますが,それを具体的数字で示しているケースは多くありません。
私の記事は,100%正解ではないかもしれませんが,独自の統計処理を施し,コ口ナ以前の平時と比較して現在の過剰死を数字で示すことで,どれほどの異常事態かを解き明かそうとするもので,過剰死の実態に近いのではないかと思っていますが,他の方の分析結果とは異なりますのでご注意ください。
2023年9月の人口動態統計(速報)が公開されました。
いつもの通り統計処理した結果を示します。
(統計処理方法については過去記事をご参照ください)
まず,厚労省が公開している図がFig.1です。
Xで,超過死亡を叫んでおられる方もいますが,昨年とほぼ同じ死者数のせいか反響は大きくないようです。
毎回示している2011年からの月毎の死者数データとグラフはFig.2の通りです。
従来同様に過去12年のデータと比較していきます。
9月の2011年からの推移をみるとFig.3のようになります。
破線は2011~2021年の近似直線を示しています。
(図の縦軸は1/1000で示しています)
9月の昨年比死者増加数は202人,1~8月計は18,860人です。
昨年比202人増なら問題ない?
実態は昨年同様に近似直線と大きく乖離し,その差は12,265人。
本当に問題ないと思いますか?
2011年1月からの近似直線との差(ばらつき)をまとめると,
近似直線との差をσ(標準偏差)で除したら,
2023年9月 5.79σ = 発生確率 7.03864E-09 ≒ 7/10億
Table.2の黄着色部は2σ超で20カ月連続。
赤字は9σ超を示し過去13年間で2022年に4回のみ。
青字は5σ超を示し過去13年間で2022年に2回,2023年に4回の計6回のみ。
この20カ月の間に,発生確率1/1億~1/1000兆という通常ではありえない事態が10回も発生していて,9月も5σ超が続いています。
Table.1は,近似値との差ですので,季節や月による多少や年毎の純増(18,000人/年)の影響を排除した,純粋なばらつきを表していて,Table.1の2011年1月からのすべてのデータを並べるとFig.4のようになります。
Fig.4を年毎に合計するとFig.5のようになります。
過去の傾向から算出すると,1~9月の過剰死合計は既に9万9千人増です。
Fig.6のように,9月初旬からコ口ナ感染者数も減少し始めていますから,コ口ナ関連死が原因という言い訳は限界ですね。
もっとも,第6~8波でも,コ口ナ陽性死者数と過剰死者数を実数で描くとFig.6のようになり,過剰死者数は陽性死者数の3倍程度いましたので,全ての過剰死をコ口ナ関連死と言い張るのは無理があったのですが。
10月はコ口ナ感染者もほとんどいませんが,さらに過剰死が増加するようで,今度はインフルエンザ関連死とでも言いだすのでしょうか。
9月まででほぼ10万人の過剰死ですから,年間での過剰死は昨年並みになりそうです。
さてさて,厚労省や💓ワクさんは,この異常な過剰死についてどんな言い訳をしてくるのでしょう。
まぁ,例によって「超過死亡など発生していない」で押し通すのはわかってますけど,嘘に嘘を塗り重ね続けて,どこまで逃げ切れると思っているのでしょうね。
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