昨日の「専門家が厚労省をブッた切る」第17回 医薬品等行政評価・監視委員会資料議事録解説の続きです。
後半の議題はHPVワクチンのキャッチアップ接種広告で,内容は厚労省のあくどい手口を暴露するものですので,6000字を越える長文ですが,HPVワクチンに興味が無い方も是非読んでみてください。
その異常さを示す資料として次の3点が挙げられています。
【参考資料4】薬害オンブズパースン会議 要請書(令和6年8月2日)
【参考資料5】HPVワクチンのキャッチアップ接種に係る周知等について(依頼)(令和6年2月2日付け事務連絡)
【参考資料6】厚労省 キャッチアップ接種リーフレット
これらの資料に対する各委員の咆哮をご覧ください。委員のコメントの太字は私が施したもので,太字だけでも読んでいただければ各委員の怒りが伝わります。
少々長くなりますが,分かりやすいように,随時,資料の画像を示していきます。
まず,参考資料6 厚労省のキャッチアップ接種リーフレット。
このリーフレットに対する佐藤委員の突っ込みです。
佐藤委員が指摘してる箇所を抜粋し赤線を施したものが下図です。
さらに花井委員が重要な指摘をされています。
花井委員の指摘に対する厚労省の言い訳がましい回答を聞いて,泉委員がとどめを刺します。
この委員会の方々は,厚労省に阿った他の委員会とは異なり,忖度なく切り込んでいて,以前も書きましたが,厚労省の委員会の中の唯一の良心と言えるでしょう。
今回の委員会資料の中で最も驚愕したのが,【参考資料4】の薬害オンブズパースン会議が暴露した嘘に塗れたキャッチアップ広告です。
要請書の原文を下に示しますので,是非ご一読ください。
各委員のコメントを紹介せずとも参考資料4を読んだだけで,厚労省や東京産婦人科医会、富山県医師会などが,どれほど悪意に満ちた集団かがわかります。
本資料に対し,各委員も驚愕を隠せず,相当厳しい意見が飛び交いました。
要請書に記載された各所が出しているリーフレット等は委員会の中で示されていますが参考資料としては掲示されていませんので,私がDLした資料の図を示しながら話を進めます。
東京産婦人科医会HPVワクチンキャッチアップ接種啓蒙ポスター
これに対する厚労省の回答は
という責任逃れで呆れるばかり。
これに対し,泉委員,佐藤委員,花井委員,磯部委員長の猛攻が止まりません。
富山県医師会キャッチアップ接種リーフレット
彼らの指摘は他の厚労省の委員会では見られないもので,この議事録を読んでいるとスカッとします。
他にも,重要な指摘は多々あるのですが,前後の文脈を含めると相当な量になるため,わかりやすいところだけを抜粋して列挙しました。
ご覧になってわかるとおり,感染予防効果がないことを知りながら「思いやりワクチン」とか「大切な人を守るために」とかで人々の心理につけこみ,心筋炎や接種後死亡を隠して「○○まで無料接種」だ「第〇波」だと煽ったコロナワクチンも同じ手口です。
HPVワクチンもコロナワクチンも接種率を上げることではなく,国民の健康と命を守るのが本来の厚労省の仕事のはずなのに,健康を害しても死亡者が増えても接種率を上げることに注力するのは異様と言わざるを得ず,厚労省トップや政府にはさらに上からの「接種至上命令」があると考えるのが妥当です。
このような事例には枚挙に暇がなく,厚労省の虚偽に塗れた謳い文句にはくれぐれも踊らされないようにご注意ください。
厚労省の委員会には,ワクチン分科会や副反応検討部会のような利益相反ズフズブの傀儡ばかりではなく,この委員会のように厚労省の闇を暴く委員もいるということは光明です。
厚労省傀儡ではない専門家の貴重な声を埋もれさせないよう,しっかりとバックアップしていきましょう。
最後に,薬害オンブズパースン会議が示している資料を下記しますので,是非ご覧になってみてください。
HPVワクチンのキャッチアップ接種の問題点―それでもキャッチアップ接種しますか?―
http://www.toyama.med.or.jp/wp/wp-content/uploads/2024/10/Web_A3_20241007.pdf
http://www.toyama.med.or.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/hpv_wakuchin1.pdf