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「ワンオペ演奏&PA&配信ライブ」に向けて準備中(その1)

「歌とギターとパーカッションの同時演奏」と「PA」と「3カム配信(スイッチング)」を全部ひとりでやっちゃおうという企画。

もしそれができたら、同じ機材を導入すれば、マスター一人のライブハウスだって運用できるはず。

1)配信時にPCレスでも運用可能
2)マスター1人でも運用可能
3)安価でもマルチカム配信可能

という感じでできて安価なら、小規模のライブハウスさんでも運用しやすいはずだ。

演者のワンオペ(つまりマスター役がいない)状態の場合は、マルチカムスイッチをするのは無理だから、自動スイッチマクロを動かすためだけに PC を使う。
もしライブハウスなら、マスターが適当なところでスイッチすればいいから PC は不要。

というわけで、これから、マルチカム・ワンオペ配信の細かいところを説明していきたいと思う。

まず第一関門。音声同期について。

ライブハウスへの導入前提の開発だけど、ライブハウスによって予算と求める品質が異なるだろうから、今回は手許にあるカメラで、異なるメーカーと異なる価格帯の3機種を使ってテストをすることにした。

1)Nikon D750 (フルサイズ/ 24-120mm f4)
2)Pentax K-1 (フルサイズ/ 43mm f1.9)
3)ZOOM Q2n

これらのカメラを自動スイッチで切り変えながら配信するのだけど、これがそう簡単にはいかない。

というのも、これらのカメラでそれぞれ HDMI の遅延量が違うのだ。D750 と K-1 は、1/30"~2/30” 程度だが、Q2n は 8/30" ~ 9/30" くらい遅れる。なので、音声も遅らせてやる必要がある。(音声はコンソールからのライン出しなので、そのままだと音声が先に再生されてしまう。)

とはいえ、音楽なので、Q2n に切り替えたときだけ遅らせるわけにはいかない。テストしながらどちらも違和感のないような値を出していく。
音声が先につくとめちゃくちゃ違和感があるので、できる限り遅延の大きい Q2n に寄せて行って、D750 や K-1 で違和感が出るようになる前で止める、という感じ。

ウチの環境でやったところ、7/30" までは D750 や K-1 への違和感がそれほどでなかった。
もう少し追い込んでやる必要があるけど、現状 7/30" で行こうと思う。

(続く)

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