銀塩フィルム復活計画#3 【とりあえず ILFORD XP2】
自家現像していたころ廃液処理を一緒に引き受けてくださっていたカメラ屋さんに超久しぶり(10年ぶり以上?)に行ってみた。
もう現像はやめられたそうだ。
「銀塩で撮る人はもう殆どいませんから。今は、パソコン教室や修理で食いつないでいる状態です。」
寂しいけどそうなんだろうな、と思う。
そういう僕も、デジタルでカメラを始め、ダイナミックレンジの問題にぶつかり、銀塩フィルムのラティテュードの素晴らしさを知って銀塩写真と自家現像を始めた。そして、デジタルのダイナミックレンジが銀塩のラティテュードを上回ったので、あっさり銀塩をやめた。
で、久しぶりに自分の撮った銀塩写真を見て、ダイナミックレンジ/ラティテュードで測れない銀塩写真の奥深さを改めて認識した(← 今ココ)。
廃液を処理してもらえるところがない以上、自家現像は無理なので ILFORD XP2 で撮ることにした。
この写真は先日、α7II と ULTRON 28mm F2で撮った被写体を、今度は LEICA CL, M-ROKKOR 40/2, ILFORD XP2 Super 400 で撮ってみた。
この味わいの違いはなんだ??
まるで、光の粒子の1粒1粒に質量があって※、その質量を掌に載せられるような写真。
これ、デジタルじゃ、こうはならないんだよなぁ。
銀塩フィルムは、デジタルのように「何枚撮ってもタダ」ってわけじゃないので、1枚1枚非常に吟味して撮る、というのも作用しているのかもね。
※ 光子はヒッグス場と相互作用しないので質量はない。 ってそんなことたぁどうでもいいのよ。
(LEICA CL, MINOLTA M-ROKKOR 1:2 f=40mm, ILFORD XP2 Super 400, EPSON GT-X900, VueScan Pro)
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