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LIFESTYLE ASIA 和訳

“Up Poompat” が、芸能プロダクションとしての仕事と教室での学びについて語る。

 「私たちは学ぶほどに気づくのです。自分は大海の中のたった一滴にすぎない。私たちが得てきた知識はほんのわずかであり、探求すべきことはまだたくさんあるのだと」ー Up Poompat

 毎週恒例のLSA Liveでは、若者に人気の俳優兼歌手、さらに制作会社の発起人でもある“Up Poompat Iam-samang”さんをお迎えして、近況についてお話を伺います。俳優としての生活、または制作チームの裏方としての生活、その生活でのバランスの取り方、さらに最新の話題作について語っていただきましょう。今月のテーマ『Live and Life』を通して、彼の人となりについて深く迫ります。彼が気づくに至った「学ぶほどに、知らないと知るようになる」とは真実なのでしょうか。

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現在の近況を聞かせて下さい

 現在は俳優をしています。ですが制作側としても働いていて、ドラマシリーズ制作に携わっていますよ。実際にカメラの前と裏側での仕事は大きく異なります。シリーズ制作の際には、いくつもの手順や工程を踏まえていきますし、演技に関しては、台本を読み込んで役作りをする必要があります。制作会社として動いている時は、さらにマネジメントが必要となりますが、それについてはまだ学んでいる最中です。
実際のところ、毎日新しいことを学んでいます。制作会社を起業してから、この仕事の全体像が見えてくるようになりました。仕事からの実体験は、学校で学ぶより多くの物をもたらしてくれますね。

UpさんはMVに映画、ドラマシリーズと数多く出演してきましたが、芸能界に対する考えは変わりましたか?
 
 変わりましたよ。俳優の興味深いところは、新しいキャラクターを演じられるところです。ラコーンやシリーズなどで演じる際には、どの役もそれぞれ異なりますし、演じにくさがあります。ですが演技の魅力は、新しい役を演じてみたり、役作りに大いに励んで、自分自身を向上させられる点にあります。キャラクターになりきるのは、まるで別人になるような感覚で、実際には人生でこんなことをする機会はまず無いですよね。でも僕らは俳優だからできる。それが俳優にとても魅力を感じる理由のひとつです。だから僕はさまざまに異なっていて尚且つ複雑な役を演じたいし、さらなる挑戦をしていきたいんです。

“Kao Noppakao” とのイマジナリーカップルの経緯(いきさつ)を語ってください

 僕はラッキーなことに、一緒に働くと気楽で幸せを感じられるパートナーに出会えました。僕らは最初から仲良しでした。Kaoはすごく意志の強い人です。彼が全身全霊を傾けてくれたことに感謝しています。彼とはなんでも話せます。だからなのか僕らが共演したり一緒に仕事をすると、すべて簡単でうまくいくんです。もしドラマを演じていた時に気持ちがあったのかと聞かれるなら、ありましたよ(微笑) 。でも撮影が終わったら、何もありません。僕らは友達です。

ではYシリーズのイマジナリーカップルとして、ファンへのメッセージは?

 ずっとサポートし続けて来てくれた彼女達(実際の単語は両方の性別に対応しているので、彼&彼女達)に感謝しなくてはいけません。僕がどこへ行っても、どんな仕事をしても支え続けてくれて、いつも愛してくれています。僕は疲れたりもするし、特に体は耐えられないほどきつかったりもするけど、彼女達のおかげで乗り越えてこれました。僕には一つの信条があってそれは、ファンを幸せにできるなら、そのために毎日起きて仕事に行きたいということ。本当にファンのおかげで、僕は志す目標を保てています。

Upさんが他にやりたいと思っていることはありますか?

 はっきりとした明確な目標はありますが、そこまでの過程で多くのチャンスが生じるのも当然わかっています。ですから僕は目標のために、誠心誠意ひとつひとつの仕事に取り組む時間を大切にするつもりです。あまり自分自身を制限せず、何かをする機会があればその期間中に別のことも練習していきます。というのは以前、機会が訪れても僕の技術がまだ未熟だったことがあるからです。僕はそれで自分の技術を磨き、絶えず準備を整えておく必要があると感じるようになりました。

▼現在は新しい子がどんどん出てきますが、Upさんはどうやって自分を常に流行に乗せているのですか?

 本気で僕にはわからないな。流行がどうなるかもわかりません。たとえ統計の読み解き方を学んだりAIについて学んでも、将来何が起こるかはまだわからないです(笑) 。俳優としてだけでなくシリーズ制作に携わっても、すべては以前と変わらない。それはどうすれば幸せを築けるかという先程の問いかけに戻ってきます。他の人が僕のやることで何を得られるのかはわかりませんが、最終的には常にフィードバックがあります。今僕はファンを幸せにするためにこれを行なっていて、またそれは翻って僕をも幸せにするのです。

▼大学の授業において、Upさんは自身の芸能界でのキャリアと異なることを学んでいますが、 それについて教えてください

 僕は個人的な興味でこのカリキュラムを選択しました。勉強時間のバランスを調整するのはなかなか難しいのですが、知りたいことはまだたくさんあるんです。「学ぶほどに、知らないと知るようになる」(学ぶほど、自分の知識の少なさを知る)という格言がありますが、つまり僕たちは大海の中のたった一滴の水にすぎない。僕たちが得てきた知識はほんのわずかであり、探究すべきことはまだたくさんあるということなのです。

 僕がこの学科を選択したのは、戦争に関する本を読んだのがきっかけでした。ある日僕は本を買いに行き、戦争を扱った長編小説と出会いました。読後に感じたのはええと…そうですね、あらゆる事はすべて行動の結果であって、どんな事にも常に原因が存在しています。例えば何故この出来事が金融危機を引き起こしたのかなどのように、常に理由があるんです。僕たちの世界はひと繋がりとなったシステムなのですから。
こういった内容が、まさに僕の興味を惹きつけるんですよ。

▼最新作の映画「Hoon Payon」でのお仕事について話してください

 Phuwinや幾人もの俳優陣と共に、ファイブスタープロダクションとお仕事をさせていただく機会を得ました。撮影現場はかなり強烈で、バンコク内では一度も撮影しませんでしたね。都市部を離れた現場ばかりでした。少し怖い世界観の場所もあったりしますよ(微笑) 
でもすごく綺麗な場所もたくさんありました。この映画に出演していなかったら、自分では絶対こういった場所に行かないでしょうね。 

 この映画に出演したこと、とりわけかなり挑戦的だった配役には意義(これまでの話を踏まえた上で、原因と結果、つまり出演したことで自分にもたらされるもの)があったと確信しています。僕の役「Tae」は、老僧に育てられた『特別な子供』です。そこで慈善団体に行って『特別な子供』達や理事長と話をする機会があったのですが、彼らには感謝の念に堪えません。おかげで僕は、心を開いて新しいものを受け入れるために、固定観念を捨て去ることができました。これは俳優の利点の一つですね、新しいことを学ばせてくれます。正直なところ俳優でなければおそらく、こういったことをする機会はほとんどないでしょう。この作品を通して、僕はさらに物事への理解を深めることができました。

▼新シリーズ 「Step by Step」の制作についてはいかがでしたか

 この話をやると決意したのは、以前から親しくしているDee Hup House スタジオさんとのお話からでした。僕は彼らに、協力して何かエキサイティングで楽しいことがしたいと話していました。僕たちは良いものでなければ作らないという同じ価値観を持っていたので、キャスティングにはかなり長い時間をかけました。キャスティングチームは3つありましたね。制作会社を起業してから一期を経て、さまざまなものを目にしてきました。映画を作るのかシリーズを作るのか、どれくらいの時間が必要なのか、どんな手順や工程が必要なのか。そういったことがエキサイティングでしたね。
サポートしてきてくれたファン達から良い反響をもらえて、幸せに思います。このドラマを実現させてくれた皆さん、役者から制作チーム、カメラチーム、広報担当、メディア担当その他すべての皆さんに本当に感謝しています。


※『特別な子供』は、ギフテッドではなくこのキャラクター(Tae)の場合は「自閉症スペクトラム」を指すのですが、原文からの直訳を使用しています。このキャラクターに関してはマントラを記憶する能力が著しく高いことから、『特別な子供』という表現はある意味ふさわしいのではないでしょうか。

映画「Hoon Payon(呪術人形)」は、日本では2024年夏公開予定となっています。

元記事はコチラ↓

※タイ→日訳となっています。
素人が趣味で訳していますから、誤訳はある程度お許しください。

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