「良い人間でいなくてはいけない」という呪い
もうすぐ今年も終わるし、自分のもやもやな部分も書き残して置く。
私は普通ではないという劣等感
中学校・高校の時は劣等感が大きかった。
家が厳しかったこともあって、マナーとかルールは「守らなくてはいけない意識」があった。
でもそれは”普通の人”なら、しないことのようだった。
忘れ物をした時は、心臓が痛くなるぐらい動機がしてめまいがした。
周りの人は忘れ物をしても、気にしていないし、平気そうだった。
靴を脱ぎ散らかしたり、公共の場を汚す人には心の底からイライラした。
でも、汚した人は気にしていないから、汚れていくのだろう。
私はやるべきだと思ったからやったのに。
やりたいと思ったからやったのに。
『さっちゃんはまじめだね。』『さっちゃんは偉いね』
皮肉に聞こえて嫌だった。
「変人ぶっちゃって。」「中二病乙」と思うかもしれないが、
中途半端な自分が嫌で苦しいんだ。
いっそ何もない普通の人だったら?
輝いている有名人のように周りを気にせず生きられたら?
どうやら、正しすぎる正しさは正しくなかったのだ。
私はこのままでは普通になれない、出来ない。
でも普通にはなりたくない。普通は替えがきく。
「あなたでなくてもいい。別に誰でもいい。」なんてなりたくない。
そんなの、私が存在しなくてもいい生き物みたいじゃないか。
まともじゃない自分は何てダメなんだろう。病気なのかな。サイコパスなのかな。しゃべれない。笑えない。自分が嫌い。
今思えば完全にNi-Tiループだった。
それを補うために、Feが出てきた。
自分は誰よりも悪い人間だから、良い人でいないと。
また間違えた。二度とないように直さないと。
困っている人には優しくないと。
そうやって振舞うと、また”正しさ”が周りとずれていく。
相手の事を思った行動であると同時に自分の事しか考えていない。
今だったら、「普通の事を普通にできるのはすばらしいことなんだよ。」って言ってあげたい。
罪悪感と劣等感はINFJの特性の一つ
INFJについて知って、いろいろ調べて、いろいろ納得した。
「自分は悪い人間だ」-INFJは常にこう思っています。罪悪感や劣等感を感じているからこそ誰よりも善行に励もうとし、Feを使って皆から認められようとします。これはNiと繋がることで強力なバネとなり、誰よりも達観した道徳観を抱くことにつながります。
ただ、FiはCriticです。自己矛盾をはらんでいることも忘れてはいけません。先述した道徳観、これはINFJを苦しめる呪いにもなり得ます。
Criticの厳しさは他人にも及び、全ての人間に自分と同じ道徳観を課そうとします。「自分のスタンダードに満たない奴は悪人だ」-こう無意識に思っていても全くおかしくありません。そして悪人認定された人たちを傷付けてしまう。誰よりもモラルある人間であろうとした結果、誰よりもモラルの欠けた存在になってしまう危険性があるのです。
これから
この、モラルを求めてモラルを失うのが怖いんだよね。
だから、自分と違う人いたら、ドアを閉める。
それで気持ちが落ち着いてから、ドアの隙間から観察日記をつける。
悪口を言いたくなったり、怒りたくなったりするけど、後々疲れたり、またそんな行動をとったことを責めてしまうから。
noteに書くなり、記録するなり、悩んだことは物的証拠として残して置く。
自分が自分を嫌いでも自分は自分が好き。
今はそれでいい。
*画像は東洋子さんからお借りしました。
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