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セントライト記念 傾向・寸評

 セントライト記念の傾向・寸評になります。今週は引き続き中山、中京の2会場開催ですが、三日間開催になります。菊花賞の前哨戦となる、セントライト記念が月曜日の中山、芝2200Mで開催。近年の傾向では、ここを勝って菊花賞制覇と連勝馬はおりませんが、2022年2着アスクビクターモアや、2021年に大敗したタイトルホルダーなどが菊花賞を制しており、ここに参戦していた馬には菊花賞でも注目になります。

中山芝2200


中山芝2200(外回り)

 スタート地点は直線の入り口から、すぐに中山の名物、直線の坂があり最初のコーナーまでは430M程度、外から位置を取りに行くには勢いが必要で、坂もあり外枠の先行馬は脚を使う序盤に。先行馬も多い場合は、逃げ馬が先手を取りに行くには推して出す必要もあります。坂を上り切り平坦な部分でコーナーになり、2コーナー付近までは淡々とした隊列で運ぶことが多く、逃げ、先行馬はペース配分、差し馬は脚を溜める折り合いに専念する道中、早くなるのは2コーナー中間地点でなだらかに下りが続くため、ラップ自体も早くなります。2コーナーから3コーナーは終始、スピード落とす事が難しい下りで高額条件戦になるほど、スパートも早く、逃げ、先行馬との距離を縮めたい差し馬が早めに来ることも、多いレースになります。先団、後方共にペースを上げる中で、急な最終コーナーと短い直線ながら、坂が待ち受ける過酷なレースになります。3コーナーから最終コーナーのあたりでは、馬群が凝縮する傾向があり、差し馬は決め打ちで外回しても届く競馬になります。

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