
共同通信杯 傾向・寸評
日曜日の東京芝1800Mで行われる、3歳の重賞。共同通信杯の傾向と寸評になります。後の皐月賞馬や、ダービーも参戦している事が多い、重要な3歳の重賞。ここを勝利していなくても掲示板に入り込んでくる馬は、後に重賞でも好走する事が多く、注目の一戦になります。

G1レースのないコースになりますが、毎日王冠や東京スポーツ2歳や同レースと新馬戦で勝利すると後に活躍する馬も多く、重要なコース。
2コーナー引き込みからスタートして2コーナーまでは距離が短いですが、2コーナーと3コーナーまでの距離はあり、ここで隊列も決まってきます。3コーナーまでの中間点で登り、3コーナーを下りながら曲がり、4コーナーまで続きますが、直線の入り口から東京の坂が。
直線残り300Mまで登ると残りは平坦なコース。マイル戦よりはコーナーが増えて、器用さも必要にはなりますが、差し脚が鋭い馬は直線でも届くコース。3歳のこの時期にはタフなコース形態で、同レースでは先行、逃げも勝ち切れないまでも残ることが多くなっています。少頭数になることも多いですが、後方から構えすぎると前を捉え切れない事も多いです。


過去5年で勝ち馬は4人気以内。しかし、1人気の勝利はなく、3人気が4勝、4人気が1勝と2人気の勝利もない傾向で、1.2人気が勝ち切れないレースに。
前走で重賞上位着順の馬が1.2人気になりますが、ここでは勝ち切れない状況。昨年はホープフルSで4着だったファントムシーフが勝利していますが、過去4年間は新馬や1C特別からの勝ち馬が、ここでも勝利しています。昨年も勝利したのは新馬戦から参戦のジャスティンミラノ。この馬も4人気の評価でした。
5人気以下で好走している馬は昨年2着の5人気タッチウッド、2022年3着の8人気ビーアストニッシド、2021年7人気ヴィクティファルス、2024年3着のパワーホールと4頭。
ビーアストニッシドは前走でシンザン記念も中団から差し脚伸ばせず着順を落として人気を落とした感、前々走では京都2歳で逃げの手で2着の実績がありました。2024年のパワーホールも京都2歳では中団をすすみ大敗ですが、2走前の札幌2歳では番手で先行して2着。
タッチウッド、ヴィクティファルスは前走が新馬戦で、共に先行してから、終いの脚も使っての完勝の内容でした。前走の新馬戦で先行して1人気に推されて終いの脚も使えていた馬や、重賞で逃げ、先行で実績の
合った馬は人気薄でも注意が必要になります。
前走が新馬戦で好走しているのは関西馬か、堀厩舎の馬である事も注意です。
勝ちう馬に関しては前走でも2人気以内で、今回も4人気以内の馬で前走の上り2位以内の末脚が使えている馬が優勢。初戦か2戦目で上り1位の脚で勝利していることも共通点になります。
共同通信杯 寸評
ここから先は
¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?