有馬記念 寸評
1枠1番 バビット 最内枠を引き逃げの手に出てくるだろう。3歳馬の強い有馬記念であり、前走のように展開が厳しくなければ好走もある、セントライト記念では1着、重賞も2勝しているだけに穴で一考。
1枠2番 ブラストワンピース 有馬記念勝利馬ではあるが、3歳の時。中山は有馬をはじめ、AJCCも勝っているが、近走からは厳しいと思う。走る気が出ていれば、好走はあるが厳しい。
2枠3番 クレッシェンドラヴ ローカル重賞では好走歴があるも、主要会場では足りない。小回りはむくがG1では一枚落ちる。
2枠4番 ラヴズオンリーユー 前走はエリザベス女王杯で3着。オークス馬で地力はあるが、後方からの競馬で器用さはあまりない。前走のように大外回しての差し脚勝負なら好走はあるが、今回は逆に内枠がアダになりそう。抑えレベル。
3枠5番 ワールドプレミア 昨年の3着馬で菊花賞馬。枠的には内目の枠で良いがキレのある馬ではないので、好位は取りたい。直線に賭けた前走のような競馬では届かないと思う。能力は高く、リピート好走が多いレースで抑えは必要。
3枠6番 キセキ 前走で大逃げしたこで、今回も抑えは利かないだろう。逃げてどこまでの馬で、大逃げになるかもしれない。全盛時の活躍は望めず、厳しい競馬になる。
4枠7番 ラッキーライラック エリザベス女王杯では大外枠からの競馬も力を示して圧勝。今年はG12勝もしており、今回が引退レースで十分に頭も考えられる。長く良い脚を使える馬で、大とびではあるがスムーズ競馬も可能。好位からの抜け出しならしぶとい競馬は可能。有力。
4枠8番 ペルシアンナイト 年齢的にも上積みは期待できない。阪神Cではなく、有馬を選択したのはズブさが出てきたのかもしれない。一時期の活躍は厳しく。今回もG1では厳しい。
5枠9番 クロノジェネシス 天皇賞秋では不利があり、後方からの競馬ではあるが、良く追い込んでの3着。昨年のエリザベス女王杯5着時は行きたがる面と折り合いに不安があったが、それ以降は折り合いも改善されてきており、長い距離でも確実に末脚が使えている。宝塚記念の圧勝は派手すぎるが、能力が高いのは事実。有力。
5枠10番 カレンブーケドール オールカマーでは久々の競馬も2着と好走。JCでは3冠馬3頭のには敗退したが、一角崩しまである競馬で4着。先行して堅実な競馬で重賞、G1でも安定した成績を残してる。今回も先行して粘りこみがあれば、上位も可能。騎手も有馬記念では怖い池添騎手で注目。
6枠11番 モズベッロ 宝塚記念で3着と好走。追ってからの脚は確実で伸びてくるが、今回は休養明けで一戦は見たい。長期の休養明けでも走るレースではあるが、G1の実績はほしいところ、今回は軽視。
6枠12番 オーソリティ アルゼンチン共和杯では古馬相手に勝利。3歳馬であり、有馬記念では有利な存在。先行力はあり、まだ馬は若いが素質は高い存在。上手く先行して、脚を溜めることができれば上位も。穴で一考。
7枠13番 フィエールマン 天皇賞秋では鋭い末脚で2着と好走。長い距離でも天皇賞春で連覇しており、能力は一流。古馬牡馬の中ではトップクラスも枠が7枠は不安。後方からの競馬で直線にかけるのか、先手で位置を取りに行くのか鞍上の力量が問われるレースになる。能力的は十分勝負になり有力な存在。
7枠14番 サラキア 折り合いに心配のない馬で、後方でじっくり溜めてG1でも通用する末脚は可能。距離もこなせると思うが、メンバーも大幅に強化された今回は、まとめて差し切れるイメージはわかない。7枠もマイナス点で外々を回る展開になると末脚が鈍る。
8枠15番 オセアグレイト ステイヤーズS勝利馬。ここでも距離が短いのではないかと思う。キレる脚はなく長距離の消耗戦で強い馬。G1戦では一枚足りない。
8枠16番 ユーキャンスマイル こちらも長距離のG2、G3では活躍できるが、G1となると一枚足りない。枠も大外では、後方での競馬になりそう。差し脚も鋭くはなく、大外一気の競馬では厳しい。