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フェブラリーS 傾向・寸評

 今週末は中央競馬のG1初戦、フェブラリーSが開催になります。ダート路線整備の初年度なり、地方での交流重賞は増加、また海外のG1戦に向かう馬もいる中での中央競馬で2つしかないダートG1のフェブラリーS。東京1600Mダートで行われます。


東京ダート1600M 

 バツクストレッチの2コーナー付近の引き込みにゲートが置かれ、ダートG1戦ですが、スタートは芝になります。芝は150Mで3コーナーまでは約640M、芝を150M走りダートになります。3コーナー手前に勾配約0.9%登りがありますが、ほぼ平坦のダートで先行争いになります。バックストレッチ半ばでは位置取りも決まる序盤戦。距離も長いために大きな枠での不利はありませんが、1枠と7枠が過去5年では馬券内なしと、内で包まれる1枠と外からと中から圧迫を受ける7枠が苦戦傾向に。2コーナーを過ぎると勾配1.5%の下りになり、そのまま3コーナーへ。3コーナーを曲がると勾配2.4%の登りがある直線に。直線は501.6Mと長く、坂を越えると平坦なラスト200Mになるコース。ペースは流れる事が多く、スピードだけでは押し切れないコースで、タフさも要求されます。逃げ馬は競りかけらず、ほぼ単騎の逃げなら残る可能性もあります、追い込み勢は後方待機からでは厳しい競馬に。道中で最後方だった馬が馬券になったのは昨年のメイショウハリオが3着になったのみです。
 前半で流れて中盤で緩む展開になると、逃げ、先行優勢で2022年、2019年がこの前残りのパターン。800M,1000M付近で12.2秒以上のラップになると息が入った逃げ先行馬が粘り込むレースに。この他の3年は差し、追い込みが優勢なレースになります。

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