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質的調査とは何かを軽く要約

量的調査とは、数字のデータを使って客観的に観察する自然科学的な調査方法である。

質的調査とは、実際に現地に行って主観的に知覚(理解)する人文科学的な調査方法である。(多少客観性も持っている)

それぞれ問いの立て方も違っている。

量的調査であれば「若者になるほどイヤホンやヘッドホンの使用率が増加する」という仮説を立ててそれを確かめるために統計調査などを行う。つまり、自分の予想が合っているか間違っているかを数字で確かめる。

一方、質的調査は「ヘッドホンやイヤホンと人々の個人化(人々が組織から守られなくなって孤立する現象)」について興味を持ち、質的調査をするうちに「ヘッドホンやイヤホンをする理由」が明確になってゆく。つまり、調査を通して面白い発見をあらわにしていく。

質的調査の種類については、
①対象の情報を片っ端から集めるフィールドワーク
②実際に対象者と生活する参与観察
③対象者の過去を聞き出す生活史
に分類できる。

参与観察で必要なことは、報告・情報整理などの「作業」と理論的な「思いつき」(ひらめき)である。


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