合理的過ぎると社会は作られない

人々が合理的過ぎれば、人々は人を信用せず、契約を結ばず、社会を創ることをしない。契約には意識的に結ぶ契約と契約を守る暗黙の契約の2つ存在するが、合理的過ぎれば、契約を守る暗黙の契約を永遠に疑わなければならない。例えるなら、結ばれる条約を信じるには条約法に関するウィーン条約(条約を守る条約)を疑わなければならないし、条約法に関するウィーン条約を信じるためには国際慣習法が守られるかを疑わなければならない。そう、合理的過ぎることは非常に疲れるのである。だがら、人間は感情によって互いを信頼し、めんどくさくないようにしているのだ。

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