運用監視業務に長くいてはいけない理由についてを語ります。
新卒等ITの現場経験がない人が回されやすい、
システム運用監視業務(オペレーター)の実態について語れればと思います。
僕は最初の会社でWindowsサーバのシステム運用監視業務に3年半ほど従事していたので、
その時の経験談も踏まえて話をしていければと思います。
この記事を読むと以下についてわかると思います。
・システム運用監視業務がどういうものなのか
・長く続けてはいけないことについて
では、語っていきたいと思います。
【運用監視業務の実態】
1.技術が身につかない
ぶっちゃけこれが一番僕の言いたいことかなと思います。
技術的なことがほぼ身につかないと思っていいです。
僕が過去に3年半ほどやっていた仕事内容(Windowsサーバの運用監視)
・SEが作成した手順書に従ってWindowsサーバにて指定の時間にバッチ処理を実施
・アラートが発生した場合は、手順書に沿って操作対応や担当者へメール/電話連絡対応
・サーバールームに行って手順書に従ってバックアップテープ交換/バックアップテープバックアップ
・使用する手順書の準備/チェック
・帳票の印刷・発送
どうですか?技術力が身につくと思いますか?
何が言いたいかというと全て手順書通りの作業ということです。
手順書以外のことをしたら上に怒られます。そういう世界です。
3か月いればだいたいの仕事内容は把握できます。
一からものを作るためにいろいろ考えたりということができないので、
将来のエンジニアのキャリア形成のためにも長居すべきではないと思います。
2.生活リズムが崩れる
システムは24時間365日動いているため止めることができません。
そのため運用監視業務には日勤だけではなく必ず夜勤が発生します。
僕が最初の会社での勤務体系は以下になります。
(日勤)09:00-17:30
(夜勤)17:15-09:30
※夜勤のときは仮眠はなかったです。
高校から出たばかりで何も知らなかったのですが、
介護や病院関連以外の仕事でこんな仕事があるのかよ!と思いました。
16時間夜勤はさすがに体が応えました。
若い時はできる仕事ですが、歳を取るとしんどいかなと思います。
3.年末年始やGW等で長期連休が取れない
基本的に1か月でシフトを組んで、職場に空きがでないように回してます。
空きが出るとシステムに影響が出るためです。
高校出てからすぐにこの仕事をしていたため、
正直周りが長期連休取れてて羨ましかった。。。
4.同僚で仕事に対するモチベーションが低い人が多い
手順書通りできる作業ばかりのため、暇なときは携帯ゲームをしている人や
ネットサーフィンをしている人が多いという印象を受けました。
いくら自分がこれからキャリアアップしていきたいと強く思ったとしても、
周りの意識が低いと自分もやる気がそがれます。
誰と仕事をするかということが非常に大事です。
5.職場が監獄のような場所
僕がいたところは周りに窓が一切なく、パソコンやプリンタ等の機械しかない場所でした。
そこに男2人で夕方から朝迄という世界だったので、
一切逃げ場がなく閉鎖的に苦しい環境だったかなと思います。
6.なかなか異動させてもらえない
これも正直キツイかと思いました。
基本的にシフト勤務なので、例え異動が決まっていてもメンバーが辞めてしまうと異動が延びる傾向があります。
どの仕事でもこういうことはあると思いますが、知識や技術が身に付きづらい仕事を長くやったとしても、
将来のキャリアのプラスにはなりません。
【運用監視業務で身についたこと】
身についてこととしては以下くらいかなと思います。
下記の経験はやってれば慣れるので一年やれば十分です。
・メールの書き方や電話応対
・システムを止めてはいけないという緊張感
【まとめ】
・運用監視業務では技術が身につかない。
・日勤夜勤の繰り返しのため、生活リズムが崩れる
・長期連休が取れない
・仕事に対するモチベーションが低い人が同僚に多い傾向がある
・職場が監獄にいるような感じの場所
・メール応対/電話応対やシステムに対する緊張感は学べる
今回初めて投稿しましたが、
運用監視業務の脱出方法や運用監視業務の掘り下げた記事をこれからも投稿できればと思います。
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