運用監視の夜勤地獄から脱出する方法を教えます
運用監視業務からの脱出方法について、僕の経験論を踏まえて書きたいと思います。
脱出したいなら辞めるってのが最も最善の方法ですが、それだとありきたりすぎるので、キャリアアップしたいとかそういう人に向けてになります。
このnoteは下記のような方々に向けてになります。
・20代の人限定
・運用監視→サーバー設計構築にキャリアアップしたい人
・ぬるま湯から早く脱出したいと考えている人
・24時間365日のシフト勤務から解放されたいと考えている人
※ここで今までのキャリアについて書いています。
ぬるま湯に使って単純作業で一生楽な仕事で生きたいのであれば見る必要はないと思います。
ただ、このぬるま湯から脱出して俺もしくは私はキャリアアップしたいんだ!って人は見ればいいと思います。
※自分自身が、サーバーエンジニアのためサーバー設計構築へ進む方向けとさせてください。
では、掘り下げていきます。
1.CCNA取得
僕がサーバー設計構築をやってきた2年の中でこれが一番取った方がいい資格なんじゃないかなと思う。
※扱うサーバがWindowsだろうがLinuxだろうが知識は使います。
理由としては、
・サーバーエンジニアでもネットワーク系の知識を使うから
※VLANやIPアドレスの割り振り、デフォルトゲートウェイ等
・設計構築をやりたいから取得しました!って言うとアピール力が強い資格だから
勉強法としてはこんな感じです。(3か月程で両方取得)
〇受かりたいだけの人向けの勉強法
・クラムメディアをひたすら繰り返す。
正直これに尽きるかなと思います。僕が受けた試験もここの問題そのまま出てきました。
PDFにしてタブレットで見てもいいですし、スマホで問題も解けるようになってます。
問題集1つで6000円しますが、これ取得して運用監視から脱出して質のある仕事ができて給料上がるなら安いもんでしょ。
クラムメディア
〇内容も理解したい人向け
・ping-tをひたすら繰り返す。(有料登録する)
※スイッチのコマンド等も覚えられます。
・シミュレーターで学習する。
PacketTracerがおすすめです。
スイッチやルーターはほぼコマンド操作なので、コマンドを打つとすんなり覚えられるんじゃないかなと思います。
PacketTracerについての説明ページ
・黒本をひたすら繰り返す。
下記のような問題集です。まあ、王道ですね。
2.LPICかMCP等のサーバー系資格取得
これもサーバー構築やりたいなら効果的かなと思います。
LPIC(LinuC):Linux(RHEL/CentOS/Ubuntu等)
MCP:WindowsServer系
※MCPについては今は、WindowsServer2016系の資格が主流のようです。
理由
・キャリアアップのアピールになるから。
・仕事で知識を使う機会が多いから。
※特にLPIC(今はLinuC?)のLevel1のコマンドはよく使う機会があると思うため必見
勉強法としてはこんな感じです。(3か月程で両方取得)
〇受かりたいだけの人向けの勉強法(MCP/LPIC両方)
・クラムメディアをひたすら繰り返す。
この問題集、最強!自分も活用しましたが、本当そのまま出題された気がします。
LPICもMCPも受かるだけなら、これを繰り返すだけでいけます!
クラムメディア
〇内容も理解したい人向け
LPICの場合
・ping-tを何周も実施し覚える。(有料登録する)
・スピードマスター問題集を何周もする。
・家のPCで無料のHypervisorを用意し、その上にOS構築する。
これを実施することによって、OSインストール~コマンド操作迄が体得できます。
※全て無料できて、これが一番覚えます!
Hypervisor:Virtualbox,VMwarePlayer
OS:CentOS
参考リンク(VirtualBoxインストール~CentOS7インストール迄紹介してくれています。)
MCPの場合
※MCPに関しては、LPICと違い問題集等が少ないのでクラムメディア必須
・以下の参考書に問題もついているので、問題を何周も解く
・家のPCで無料のHypervisorを用意し、その上にOS構築する。
※HypervisorはLPICと一緒です。
WindowsServerも評価版で期限付きではありますが、試すことは可能です。
上の赤本に書いている技術を試すのが一番覚えます。
参考リンク(WindowsServer2016インストール方法)
3.自分で仮想マシンを立ててサーバーを構築
1,2で紹介している資格取得よりもアピールしやすいかもしれません。
無料でできるので、試してみる価値ありです!
サーバーを構築するにしてもどう構築すればいいのか?と疑問に思われると思いますので、
例を紹介します。
※無料でできるものにフォーカスを当てています。
【Linux】
※CentOSでできることにフォーカス
・監視サーバ/監視対象サーバを構築する。(Zabbixやnagios等)
実際の設計構築業務でもSNMP等の監視の知識はよく使います。
・kickstartの構築
実際の仕事でよく使います。
kickstartとは、LinuxのOSを自動インストールできる機能です。
詳細は以下
・OpenStack構築
オープンソースの仮想化技術です。(1つのサーバーに複数のサーバーを立てられるソフトです)
これもやっておくと損はしないはず。
詳細は以下
【Windows】
※評価版があれば無料でできます。
・ActiveDirectory構築
自分は経験はないですが、ActiveDirectory関係の仕事も多いのでやっておいて損はないです。
ActiveDirectoryは、
PCのドメイン(ユーザー名/パスワード)等を管理できる機能です。
これもスペックの高いPCがあれば、無料で構築ができますので是非おすすめです。
詳細については以下ページを参照ください。
https://cybersecurity-jp.com/software-tool/31169
・クラスター構築(WSFC/MSFC)
現場でWSFCやMSFCというクラスターを構築する機会があるので、
これもやっておけばいいと思います。
※自分はまだ経験していない分野ですが、これから対応することがありそうです。
構築方法や説明については以下参照
・WSUS構築(ダブリューサスと読みます)
これも自分は経験はないですが、構築や管理をする現場は少なくないはず。
WSUSとは、「Windows Server Update Services」の略称です。
一言でいうと、「ローカルに設置するMicrosoft Updateサーバー」でWindowsServer等に適用する更新プログラムの管理をする機能です。
構築方法は以下を参照ください。
上記でいくつか紹介させて頂きましたが、
僕はZabbixで「監視サーバ/監視対象サーバの構築」を実施し、それをアピールしたら資格取得したことよりも驚かれました。
4.GoogleAppsやExcelVBA等でマクロ作成
マクロ等のツール作成も正直どこでも使うので、いいアピールになります。
例えばこういうマクロです。
・Linuxのログ確認を、IPアドレスの入力のみでできてしまうマクロ
・ボタン一つで集計等の資料ができてしまうマクロ
・ボタン一つでLinuxサーバに処理を流すマクロ
こういうものを一つ作成して、展開する迄やっておくと最高のアピールになります。
また、マクロ化が必要であることを考えてからマクロを作成し展開するまでに、以下プロセスを得なければいけないと思います。
【マクロ展開迄のプロセス】
①マクロ化が必要な業務についてリストアップし考える。
②上司(マネージャー)に提案し承認を得る
③設計(何の機能が必要か)考える。(必要に応じて他メンバーへも相談する)
④実際に作成する。わからないところは、周りのメンバーへ相談したりgoogleに聞いたりする。
※仕事によりますが、ここからスタートしてもいいと思います。
⑤コードレビューをしてもらう。
⑥テストリリースして、改善点を集めて改善する。
⑦展開・都度改善
このプロセスを得た経験はマクロを作成した経験以上にアピールになるかなと思います。
5.ひたすらアピール・ダメなら転職
1~4を全てやってからではなくてもいいと思います。
やりながら上司や人事にアピールしてみて下さい。
今いる会社で設計構築の部署に異動できたらベストですが、
できない場合は、転職活動しながらやるでもいいと思います。
技術がなかろうが設計構築の仕事に就くことができればなんとかなります!
人間は周りに影響される生き物なので、勝手に適応します。
技術が身につかない仕事でぬるま湯につかっているよりは、
最善の選択ではないかなと僕は思います!!
まとめ
・CCNA/LPIC/MCPを取得するといいアピールになる。特にCCNA
・実際に家のPCにサーバーを立ててみて、何でもいいので構築してみる。
・自動化マクロを作成する。作成から展開までのプロセスを経験する。
・ひたすら設計構築に行きたいとアピールする。ダメなら転職
ここまで見てくれてありがとうございます。
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