サーバー設計構築へキャリアアップする際に覚えておくといいもの3選
こんにちは。さっとんです。
今回の記事は下記のような人を対象にしています。
・監視オペレーター(運用保守)をやっている方
・未経験の方
・サーバーエンジニアとしてキャリアを進めたい方
サーバー設計構築へキャリアアップする際に覚えておくといいもの3選について話します。
僕自身、監視オペレーター→サーバー設計構築へキャリアアップした経験があります。
その経験を踏まえて話をできればと思います。
1.TCP/IPについて
TCP/IPについて理解しておくと業務に入りやすいです。
特に下記についての知識は抑えておいた方がいいです。
・OSI参照モデル
・プロトコル(NTP/DNS/ICMP等)
OSI参照モデルとは?
通信機能のしくみを整理した共通ルールになります。
このような形で7階層になっております。
黄色の部分の知識が業務で頻繁に使用されます。
(ネットワーク層/データリンク層/物理層)
トラブルシューティングをする際にもこの概念を使用します。
基本的に上の層からエラーがないか確認していきます。
(アプリケーションがNGであればネットワークを見る等)
詳細を説明すると長くなるので、下記リンクをご参考頂ければと思います。
プロトコルとは?
コンピューター同士の通信をする際に必要な規格のことです。
例えば、PC→PCへPING疎通確認をすると思いますが、
こちらもPINGには「ICMP」というプロトコルが使用されています。
覚えておくべきプロトコルは下記となります。
・ICMP
・SSH
・Telnet
・NTP
・DNS
・IP
・DHCP
・SNMP
・FTP
・HTTP
・HTTPS
上記は日々の業務で使用することが多いです。
他にもプロトコルがありますが、基本上記で上げたものになります。
詳細につきましては、こちらで説明してくれています。
ご参考下さい。
2.IPアドレス等の知識
日常茶飯事でIPアドレスについての知識を使用します。
基本的にこちらの知識を使用します。
・IPアドレスの割り当て方
・サブネットマスクの知識
・デフォルトゲートウェイの知識
・DNSサーバについての知識(名前解決)
・NTPサーバについての知識(時刻同期)
こちらの知識について抑えておくと現場で困らないです。
困らない以前に「必須」レベルです。
「検証サーバ一つ立ててほしい」
このような依頼が現場で働くと普通にあります。
そこでこちらの前提知識がわからない場合には、サーバを構築することができません。
そのため、現場で痛い目を見ることになります。
よって、IPアドレス等の知識は現場では必須となります。
3.OSインストール~基本設定
以前こちらの記事でも書いております。
項目「3.OS基本設定」になります。
こちらの記事でも記載いる通りになります。
最低限、自宅PCやクラウドサービス(Azure等)で下記設定等は試しておいてほしいと思います。
〇対象OS
Linux(RHEL/CentOS)
→バージョンは6系or7系のどちらか
WindowsServer2016
→最近主流のため
〇実施内容(Linux&Windows共通)
①OSインストール
②IPアドレス設定
・IPアドレス
・サブネットマスク
・DGW(デフォルトゲートウェイ)
③DNS設定
④NTP設定
〇余裕があれば
・NFSボリュームマウント
・iSCSIボリュームマウント
・WEBサーバ構築(IIS/apache)
こちらのOSインストール~基本設定を実施する過程で、本記事で紹介した知識は自然と身に尽きます。
・TCP/IP
・IPアドレス等の知識
また、OSインストール~基本設定の流れを掴むことが可能です。
この流れを掴んでおくと、現場の業務に入り込みやすいです。
無料で実施可能であるため、やっておいた方が現場で困ることは少ないです。
まとめ
設計構築へキャリアアップするために下記の知識は最低限必要
・TCP/IPの知識(OSI参照モデル/プロトコル)
・IPアドレス関連の知識(サブネット/デフォルトゲートウェイ等)
最低限の知識を習得するためには、下記OSのインストール~基本設定迄を実機で試すこと。
(Linux/Windows)
ここまで読んで頂き有難うございます。
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主にインフラエンジニアの知識やキャリアハックについて話をしています。