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【気になる】退職給付金最大200万円は怪しい?疑り深いHSPが解説(フリーランスになる人必見のシミュレーションあり)
こんにちは、さっちです!働く事務系HSPママが会社を辞めフリーランスとしてやっていく過程を、リアルタイムで公開します。
退職するのは7年ぶり。退職後の身の振り方が決まっていないのは12~14年ぶり。会社員からフリーランスになるにあたり、失業給付について一応調べてみたところ。。。
やたら目に付く「退職給付金」「最大200万円」という広告の数々。なにそれ聞いたことないぞ。普通に会社辞めるだけで一攫千金みたいな印象さえ感じてしまう堂々さ。気になっている方もいるのではないでしょうか。
社会制度でそんなにうまい話はないはずなのに、この堂々さは一体どういうこと?ヤバイんじゃないの?私は絶対に引っかかりたくないけど、どういう正当さがあるのか、どうしても気になる!
ということで、「正しさ」「リスク」という視点から安全なのかそうでないのか、どう付き合うべきサービスなのかを調べました。
また、最後に会社員からフリーランスになる場合についても調べています。
✓ 退職給付金最大200万円の広告を見て利用すべきか悩んでいる人
✓ 安全に利用するにはどんなポイントを気にしておくべきかを知りたい人
ぜひチェックしてみてくださいね!
退職後の手続を調べたら出現!スマホに踊り出す「最大200万円」の広告
会社員だった私にとって「退職給付」という単語は、会社独自の退職金制度を指すものでした。そして国の制度として退職後受け取れる手当は「失業給付」「失業手当」という単語以外に知りません。
だから「退職給付金 最大200万円」という謳い文句には違和感しかありません。
え?どういうこと?
広告主は最近よく聞く「退職代行サポート」の企業のようです。しかも1社だけでなく、色んな業者の「最大200万円広告」がスマホに踊り出す始末・・・
令和の退職、こっわ!
HSPの私は疑うところから入るので「そんな上手い話はない!」という大前提のもと、これは調べてみるしかないと興味があふれてきました。
視点としては以下3つ。
使っても大丈夫なの?(違法とか詐欺だったりしない?)
なぜこんなに堂々と「誰でも200万手に入る」みたいに謳うの?
消費者としてトラブルを避けるため知っておくべきことは?
もしも世のため人のためなサービスだったら誤解を改めないと、という思いもあり。はたまた経験の少ない若い人たちをカモにするような悪徳な商売だったら許せない!とも思い。
さあどっち寄りなんだい!と、まずは私なりの結論を出すことにしました。
退職給付金の申請サポート業者は使っても大丈夫?違法や詐欺じゃない?
まず優等生な結論から言います。
「各種給付制度の目的と内容、虚偽申告等のリスクをきちんと理解し、不正に手を出さないと強い意志を持ち、自らに必要なサポートの範囲を見極め、料金や契約内容に不安がない場合は、自己責任で契約しても大丈夫。」です。
そりゃそうだ!
一応、私は最低限の安心と納得は得ました。
当然のことですが、サポート企業が「違法行為を生業にしている」わけではないからです。企業側は正当に手続きを踏んで、正当な契約を個人と結び、ビジネスをしているということが分かり、得体の知れない怖さはなくなりました。
ただし。そもそもの話、各種給付制度の目的や詳細、リスク、自分に必要な手続、それらを調べること自体が「しんどい」から、こういったサービスに価値を見出すのですよね。
丸投げすることで得られるメリットは確かにあります。
自分に必要な手続の洗い出しをしてくれる
公的制度を最大に活用した場合の給付金をシミュレーションしてくれる
手続きの流れ、書類の揃え方を教えてくれる
ですが、それは「いいことづくめ」でしょうか?
面倒なことに向き合うことは不要で、もらえるお金を最大でもらってハッピーになりましょう?(ただし、契約に沿って手数料はいただきますし、あくまでも行政窓口で手続をするのはご自身です。それに個々に応じてもらえる金額は変わりますし、過不足なく手続をとらない限りはもらえません。最大受給のための工夫を施した複雑な手続を最後まで全部やりきれるか、それはあなた次第。)
カッコ書きの分量は、こんなもんじゃないと思います。
要するに契約書のほとんどがカッコ書き、すなわち契約者にとってリスクや面倒くささにつながる部分。広告で謳われてるわずかな部分が、契約者にとって魅力となる箇所。
ビジネスの仕組みは理解できました。ただ、それは退職を考えていて、未来に少なからず不安を抱いている”多くの人”に本当に寄り添いたい思いから繁栄しているビジネスなのでしょうか?
うーん、なんとも言えない。
少なくとも自己都合退職の人は使わない方がよいのでは?
たしかに、特殊な事情を抱えて困っている人が専門的なサポートを受けられることには意義がある。
だが、”多くの退職者”は、自分の意志で会社を去るもので、
前向きに転職することが当たり前の時代。
大半の退職者にとって、サポートの必要性は高くないはず。
それなのに「使わないともったいない」と誘ってくるのはどうなのか。
自分の子どもには使ってほしくない。
これが私なりの結論です。
ある企業のサイトには「詐欺まがいな所もあるから気を付けてね、ウチなら安心だよ」的なことが書いてあります。業界に対し、信頼性や安心感に一抹の不安を感じずにはいられないです。
大半が法に触れるような運営はしていないだろうけど、不安につけこんだり、過剰な期待を煽ったりしていないか?という点では、「最大200万円広告」の時点でやってるよね、と思ってしまいました。
ですが、ニーズがあるから増えているのも事実。
「結果マイナスにならないのであれば、手数料を払って、多少面倒があってもいいから自分で考えずに言われた通りに、不正なく正直にやって、最大限のお金をもらいたい。」そう思うのであれば、口コミなどを参考に慎重に業者選定をして利用するのが安全かと思います。
一部のよくない業者から「こうした方がもっと給付されるよ」などと誘導されて、自分ではその認識でなかったのに、メンタル不調だったことにするとか、ハラスメントがあったことにするとか、その展開だけは避けてほしいです。不正、虚偽の申告は、バレるものと思っていた方がいいし、バレなかったとしても心にしこりを残して先に進みたくないじゃないですか。
利用する価値を高められそうなのはこんな人です。
メンタルは大丈夫だが、加重労働が酷すぎて退職を決めた人
メンタルは大丈夫だが、ハラスメントが許せなくて退職を決めた人
最大限の利益を得て、意気揚々と次に進みたい人
逆に、より慎重になった方がよいのはこんな人です。
単に転職したい人
せっかくもらえるお金を、もらい損ねたら勿体ないと不安になる人
メンタル不調の兆候があり、複雑な話が耳に入ってこない人
なるべく早く新しい仕事をスタートさせたい人
広告で謳われている「退職給付金」は、いわゆる失業給付(失業手当)や職業訓練受講給付金などを指しているので、管轄はハローワークです。
有料サポートを利用しなくても、相談できる窓口はハローワークにあります。ネットで調べれば手続方法を分かりやすく教えてくれるサイトや動画もあります。
現在の仕事でストレスを抱えていて、なにもかも辛くて面倒くさい、もうなんでもいいから早く辞めたい。役所は分かりづらくて親身に教えてくれない。そんなときほど、「最大200万円」の広告は救いの手に見えるかもしれません。でも、目に付いた広告に流されてスイスイ契約まで進む前に、立ち止まってくださいね。上手い話には、必ずリスクもありますよ。
最大200万円は誰でも一括で手に入るものではない。
最大200万円とはそもそもどんなお金なのでしょう?
一括で振り込まれるのでしょうか?
誰でももらえるのでしょうか?
パッと200万円広告を見ただけでは分からないですよね。
結論は、
誰でも200万円に届くわけではありません。
一括で振り込まれることもありません。
これは、広告主のサイトをちゃんと読み込めば、「誰でも」ではないこと、「一括」ではないことは分かります。
どういうことかというと、給付金をもらうには要件があるので、要件を満たさない場合は受給できません。
また、これまでの収入や、退職理由、退職後に見込まれる生活状況、などにより、支給決定金額は一人一人異なります。
一律ではないです。
そして、広告でいう「退職給付金」という名前の公的制度があるわけではありません。
失業手当(基本手当)、再就職手当、職業訓練受講給付金などなど、退職から再び安定就業できるまでに対し整備されている、ありとあらゆる制度を総称して「退職給付金」という名前にまとめているということです。
それらを個々の事情に合わせて、申請できそうな制度を最大限組み合わせると、総額で200万円くらいもらえそうな人っていっぱいいるよ。だからあなたもまずは相談してみてね。場合によってはもっと増えるかもよ。
「最大200万円広告」は、そんなメッセージですよね。
ただ、冷静に考えてみてください。退職する人はごまんといるわけです。「ただ退職するだけの人」に「そんなにいっぱい」お金がばらまかれるでしょうか。法を犯さない錬金術はたしかにあると思うし、権利に情熱をもって取り組むことで、「知らない人・やらない人には得られない利」を手に入れられると思います。
言い換えれば、「めんどくさがり屋さんが楽して得られる利」はたいしたことないということ。仮にあなたは200万円もらえそうですよ!とシミュレーションが出たところで、めんどくさいことは必ず発生します。業者とのやり取り、手続、差し戻されてのやり直し。
気が付けば、新しい仕事をするための準備期間が、200万円をなんとしても手に入れるための対応期間になってしまうこともあると思います。
もう一つ、広告では「申請から1ヵ月ほどで給付金が振り込まれます」と書かれている場合がありますが、一括で全額振込ではないので気を付けてくださいね。
失業手当は、1ヵ月に1度、認定を受けてから振込されます。毎月ハローワークに出向き、求職活動の証明を受けて認定されます。
退職1ヵ月後に200万円が口座に振り込まれるのではなく、コツコツと一つ一つの制度に対して申請をして、認められれば受給できる。それの積み上げが200万円になるかもしれないと思っておきましょう。
身を守るために確認するべき3つのポイント
それでも、給付金サポートを利用してみたい。自分で調べてやるよりも、専門家の意見に沿って手続きを進めたい。そんな方もいると思います。
ここでは、疑い深いHSPの視点から、安心できる業者を選ぶために確認しておくべき3つのポイントをお伝えします。
会社都合退職にした方がいいと言ってくる
自分の意志で退職しようとしているのに「会社都合退職の方が早く給付金を受け取れる」、「工夫次第で自己都合から会社都合にできる」と強調してくるところはHSP的にNGです。
あまりにも会社が酷い場合は、労働基準監督署などに連絡するでしょうし、退職する会社への不満は誰もが少なからず持っているもの。それを無理に労働基準法違反やハラスメントの事実として処理させようとしてきたら「ヤバイな」とセンサーが働き、その業者は選びません。傷病手当金や職業訓練受講給付金を最初からシミュレーションに載せてくる
単に転職しようとしているのにメンタル不調を証明する診断書取得を勧めてきたり、退職後は職業訓練を受けて給付金をもらうといいと勧めてきたらHSP的にNGです。
それらは本人から申し出るオプションのようなもので、シミュレーションする側が最初から試算に含めてきたら全く信用できません。
勝手に色々進められちゃいそうだな、コワいな無理だな、となります。契約を決めるまでに考える時間を与えない
「この場で決めてくれたら割引クーポンが使える」「退職前に決めないと受け取れない場合があるから急いだ方がいい」と急かしてくる場合は、HSP的にNGです。
人生の転機を迎えているのです。大事な局面で考えさせてくれない時点で、この先寄り添ってくれるとは思えません。顧客獲得するまでこそ最高に丁寧な顔を見せてくれるはずなのに、契約前からゴリゴリされたら一瞬で引いてしまいます。
HSPは危険察知能力が高いので、安全確認が念入りです。
給付金サポートを利用してみたい人は、ぜひ3つのポイントを参考に、安心な業者さんを選んでくださいね。
会社員からフリーランスになる私は給付金サポートは利用するのか?
最後に、私のように会社員からフリーランスになる場合はどうなの?というお話をします。退職給付金サポートの前に、そもそも失業保険(失業手当・失業給付)や再就職手当はもらえるの?という内容でも調べ、自分はどうするかの判断をしました。
正確に金額を見積ることは不可能ですが、この設定ならこんなもんかな、というシミュレーションを具体的に行いました。その金額感に対してどんな労力や費用がかかるか、リスクなども考慮して、私はどう決めたのかを紹介します!
会社を辞めてフリーランスになろうと思っている方必見の内容になっていますので、良かったら読んでみてくださいね。
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