~会社員あるある~どうして、新入社員の業務が掃除なのかについて説明します。
掃除をする理由
みなさん、新入社員として会社員になった際に言われたことはありませんか。
”新入社員は毎朝ないし気づいた時に社内の掃除をしましょう”
”なぜなら、新入社員は業務で貢献できていないので、その分他のことで会社に貢献しましょう。”
結論
この理由に納得はいっていませんが、掃除はある目的のために行っています。
理由:掃除をする必要はないが、掃除というのは気遣いと改善力を養う1つのツールです。掃除をして自分が何を得ているか振り返ることができます。
掃除をする理由を説明できない人事が多い。
新入社員を経験しているみなさんは ”どうしてやるのだろう” と疑問に思ったのではないでしょうか。そう思うのでは当然です。なぜなら、皆さんはゴミ掃除をやる必要が全くないからです。
そもそも、掃除は単価の低い仕事で行うことができるので、よほどの小さいオフィスでなければ外部委託をしてしまった方が安く掃除ができます。そもそも、新入社員の給料は21万~なので、その時間をゴミ捨てに使うというのは給料の無駄払いと思います。
それよりも、電話対応、書類作成、会議室の予約などのオフィスワーカーがやるべき仕事を探してやるべきです。ではなぜ、企業や人事部が新入社員に掃除をさせるのか、4年間、毎朝トイレ掃除とオフィス掃除をしてきた僕が解説していきます。
会社の通例だから
人事の大半はこういう考えだと思います。少しでも考えれば、新入社員の単価とパートタイマーの単価が違うことに気づくはずです。こういう単価をわかっていない人は思考停止と言っていいでしょう。
単価
パートタイマー時給:1,013円/時(東京最低時給)
新入社員時給:1,550円/時(東京平均248,029万/160時間)(平均1,312円/時210,000万/160時間)
算数もできない会社員が多く、根性論で何事も説明しようとしている会社員は世の中にたくさん存在します。綺麗にするだけの目的で掃除を指示する人間はよくわかりません。そして、どうして掃除をするのかを質問できない我々にも落ち度があります。
さあ、今すぐにどうして、掃除をするのかと質問をしてください。
自分の身の回りは自分で綺麗にするものだから
こういう説明をする人事に限って、”上司や他の人が使う場所も綺麗にしなさい”という指示を出します。そういう説明しかできなければ、この理由の論理は崩壊していますね。
少しだけ説明すると、自分で自分の場所(机など)を綺麗にするのは当たり前です。共同部分は責任範囲が明確になっていないので、当番制になることも多いのですが、与えられた場所を綺麗にするのは当たりまえです。新入社員とか関係ありません。但し、社長などのお金があって時間がない人は外注する場合もあります。
会社に対するロイヤリティーを高めるため
愛社精神を養うため、会社に忠義を尽くすためと色々な理由を並べますが、そんな目に見えないものは会社員にとってはどうでもよいことです。
こんな発言をしているような人事は無給で掃除をさせてるような、洗脳された人間です。会社に対するロイヤリティーを高めるのであれば、みんなが納得のいく倫理を説明しなければなりません。
会社の備品を丁寧に扱うようにするため
この理由は筋が通っていると思います。会社の備品を大切にしない人がいるため、掃除を通して身の回りの道具を大切にしてもらうように意識を変えるために掃除をさせる。
この考え方を身に着けさせるのはお金を積んでも難しい。しかし、こういったマインドはある程度のルールで順守できる。会社の備品を使用する際に使用者名簿を付けて、問題が発覚した時点で最後の使用者が責任を負うというルールにしてしまえば、ほぼ全員の社員がルールを順守するだろう。
~結論~ 気遣いと改善を養うために掃除をする
僕が気づいた掃除をする理由は
仕事の効率を上げる、工夫と改善思考が身に付く
僕が掃除を始めた頃は”毎日、忙しかった”です。決められた就業時間内に与えられた仕事をこなすような業務内容ではありませんでした。
たくさんのタスクがあり、優先順位をつけて仕事に取り組んでいく。期限が迫っているので朝に掃除をするのはかなりキツイです。当初は就業時間前に来て掃除をしていましたが、肉体的にしんどくなったので、掃除を止めました。
しかし、上司が掃除をするように注意してきたので、掃除と通常業務をこなすために業務の効率化を図りました。
パソコンのショートカットキーを覚えて操作を速くする。
メールの出だし ”お疲れ様です。” を止めてタイピング量を減らす。
メール内容の不要な部分を減らして、タイピング量を減らす。
会計知識、言語を自己学習をして業務時間中に調べない。
話す内容は短く、簡潔にして会話時間を短くする。
細かいことだが、こういう地味な作業を積み重ね、業務効率を上げて掃除をする時間を捻出しました。
気遣いを養う(怠惰な性格を変えることもできる)
例えば、会議室のテーブルが汚れているのを見ないふりをして、そのまま使用していても問題はない。しかし、第三者は不快な思いを感じる。これを積み重ねていくと、人から信頼もされず、信頼がないということは出世もできないし、上司から仕事を任せてもらえない。
掃除(掃除以外でもOK)をすることにより、”ここが汚れていたら、他の人が嫌がるだろうな”、”このチリが落ちていると見た目が悪いな”、”汚いカップでお茶を出したら良くないな”ということに気づくことができます(無論できない人もいます)。
最後に掃除をする理由は:
作業効率の改善、向上をすることができる
気遣いや気づく力を養うことができる
今、掃除をしている人やこれから掃除をする人は目的を理解して、取り組むと自分自身の能力向上に繋がります。試してみてはどうでしょうか。
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