2024/07/16 つい、猫のいる窓を撮ってしまう。
朝、最寄駅を背にして、だんだん離れてゆく方向に歩いてゆくと、ほとんど人の気配がしない住宅街になる。
その一角に、たまに窓辺に猫が座っている窓がある。
その部屋は、キャットタワーが置いてあるようだった。カーテンの左側が細く開いていて、薄暗い部屋の隅に置かれているキャットタワーが見える。
猫たちは、外の様子を見たいのか、カーテンと窓の隙間に入り込んで、窓枠の上に座ってじっと外を見ているのだった。
iPhoneを構えて近づいてゆくと、ちらっとこちらに目線を動かすけれど、もともと彼らが見ていた方向にすぐ目線が戻ってしまう。
彼らが何を見ているのか、あまりよくわからない。この家の前には鉄道の高架が通っていて、朝は通勤電車がよく通るので、もしかしたら一生懸命に電車を待っているのだろうか。
動いているものを待ち構えて待機しているときの彼らの熱意は、無邪気で一途だなと思う。