2024/11/08 記憶の凹みの数と深さ
びっくりするような出来事があると、細かいところまで覚えていることに気がついた。
昨日、トイプードルの子犬たちに吠えられたことは、細かいところまでよく覚えている。
目の前で起こった出来事の、情景や音、それを見ているときの驚きなどが一瞬一瞬小さな粒になって、記憶をつかさどる素子の板に激しくぶつかり、深くたくさん凹みを作ってゆく。
凹みが深く、たくさんあるほど、くっきりと細かいところまで記憶ができ、あとから思い出したときに日記として言語化しやすくなる感じがする。
記憶の素子に深く、たくさん凹みがつくようにするには、どうしたらいいのだろう。
珍しい経験をするのが一番簡単だけれど、そんなにいつも珍しい経験ができるわけではない。
それなら、記憶の素子のほうの面積を大きく、柔らかくすればいいのだろうか。
面積を大きくするには、好奇心を強く持って、いろいろなことに興味を持てばいい。
柔らかくするには、どうしたらいいんだろう……?
やっぱり、繊細で、感じやすい状態を維持してゆくしかないのだろうか。
うーん……。
デジタルカメラみたいに、必要のないときにはミラーが下がるようにして、素子を保護するようにできたらいいけれど、どうなのだろう。
次から次へと、世の中を騒がせるニュースが飛び出してくるから、けっこう辛い。
やっぱり、地道に体を鍛えたり、瞑想をしたりして、脳の扁桃体が興奮しないようにケアしてゆくしかないのだろうか。
あんまり考え過ぎずに、こつこつゆこう。
◾️今日の写真
美しく輝く消化水栓です。
よく、植栽の中にひっそりとたたずんでいるのを見かけます。
特に磨いているわけではなさそうだけれど、ぴかぴかと光っていて、独特の存在感を放っています。