2023年8月29日 口述でメールを書くのは不思議な感じがします。
ふと気がついたら、業務用のパソコンのOutlookにディクテーションの機能が付いていました。
試しに口述でメールを書いてみたところ、とても不思議な感じがしました。いつもメールを書く時はキーボードで入力をしていたので、文章を書こうとすると、指先から文章が出てゆこうとする感じがするのです。
マイクに向かって、お疲れ様です、とメールを書き始めると、気恥ずかしい感じがします。小学生の頃の国語の時間に、先生に当てられて国語の教科書を朗読するときがありましたが、あのときの、妙にいたたまれない感じがよみがえってきました。
少し改まった文面のメールを口述で書こうとすると、いたたまれなさが倍増します。
それでも何とか書き終えることができましたが、あんがい後から文章の細かい表現を直すのは楽にできました。
この、口述をするいたたまれなさに耐えるというのは、羽ぼうきでこちょこちょと背中をくすぐられるのを我慢しながら一生懸命文章を書いているような、妙な気持になるのですが、それでも口述の方が肉体的にはとても楽だと感じました。
キーボードで入力をするときには、両手を前に突き出して、十本の指すべてを使って文章をタイピングしなくてはならないので、かなり両手に負担がかかります。
口述だと、両手にかかる負担が十分の一以下になるように感じるので、この独特のいたたまれなさを押してでも、やってみる価値はあると思いました。
まだ文章の途中や最後に「、」や「。」を入力するとき、まごまごしてしまいます。
「、」を入力するときには「とうてん」と言い、「。」を入力するときには「くてん」と言うのですが、なんとなく逆をやりそうになります。
文章の最後をまとめる「。」のほうが重々しい感じがして、「とうてん」と四文字で呼ばれるのがふさわしい感じがするのです。
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