自分の心が満足すればなんでもいい
この言葉を聞いてホッとした人、ハッとした人、
それは私以外にもいるのではと思います。
オタクでない私
私にはこれといった趣味が無い。
最近オタクが注目を浴びるようになって、
ゲームオタク、電車オタク、メイクオタクなど、
さまざまな分野で、場所でオタクが活躍している。
TBS番組『マツコの知らない世界』でも、
毎日ラーメンを食べ続けた人や、
自分でお地蔵さんを作り続けている高校生など、
羨ましすぎるほどの知識を持ったオタクの方々が出演している。
もはやオタクと呼び捨てしまっては申し訳ないくらい神的で、彼らのことを呼ぶのであればオタク様だなと思う。
そう考えたとき、
私にはオタクと名乗れるものがない。
幅広く浅く色々な知識を持ちたいと言えばそうだが、
オタクになれるほどの対象物に出会ったことがないのだ。
いざ、オタクの世界へ
オタクになろうとした私は、
オタクの友達に何度もその世界に連れて行ってもらったりしたものの、
全くハマらずにオタク界から戻ってきた。
ジャニオタ、アニオタ、ゲームオタク、KPOPファン、漫画オタク、RADWIMPSオタク、筋肉オタク、ディズニーオタク、映画マニアなど、
色々なオタクの世界に出入りしてきたが、
「これだ!!!」という感覚があまりなかった。
連れて行ってくれた友達には感謝でいっぱいだ。
私も一種のオタク?
もはや自分は、
オタクの世界を堪能させていただくオタク、
という一種のオタクになったのではないだろうか。
いや、違う。
私は何か、対象にずっとハマりたくてしょうがないのだ。
そんな中、『自分の心が満足すればなんでもいい』という言葉を聞いてハッとした。
自分の心が満足するものはたくさんある。
それが1つで「これ!!!」を知っているのが、私が憧れているオタクで、
複数幅広くあって〇〇オタクとは呼べないのが私である。
オタクという何者かになりたかった私は、
とても苦しかったけど、
オタクを少し諦めた私はちょっとラクになった。
それでもオタクになれたら良いなって思ってるけど。なんかかっこいいじゃん。
一つのものに熱中してオタク仲間が居るなんて。
『自分の心が満足すればなんでもいい』
ただ、この言葉に会ったとき自分が肯定された気がした。
私の心が満足するものは多くはないけどゼロではない。
観葉植物を育てたり、
般若心経を読むことで落ち着いたり、
そこそこ美容のことにも知識があって、
昭和レトロ的な場所や雰囲気が好きで、
ラーメンも月に一回は食べるくらいには好き。
オタクには程遠くても、
まだまだ心を満足させてくれるものはあって、
それでもオタクになりたい私には、
『ハバヒロオタク』とでも動物みたいな名前を名付けてみようかと思った話。
おわり