2020/11/28(土)
ひさしぶりにここで文章を書きたいなと思ったのは、9月に引っ越しをして、すこしずつ肌に馴染んできて、とにかく今住んでいる場所のことがすきになってきて、今ここで思ったこと、考えたことを残しておきたいという気持ちが湧いたからです。家のまわりを散歩しながら。手帳にほぼ毎日書いている日記です。ずっと書きたいなと思っていたけれど、やっとこさ。
昨夜は晩ごはんを食べながらNetflixの"アンという名の少女"を観始めてしまって、結局夜中の1時半くらいまで起きていた。
アンには時にハラハラ、いらいらすることもあるけれど、家族や村のひとたちの愛がとにかくあたたかくって、観ていると気づいたら一緒ににやけてしまっているようなかんじ。みんなが少しずつ不完全なところがたまらずいとおしい。メアリーの回では、涙腺がいとも簡単に崩壊した。
9時半起きる。今日はちょっぴり寝坊。お天気!ひさしぶりにヨガをしてみたら、重かった瞼がすっきりした。呼吸がとおるから、胸も心なしかかるい。やっぱり合うなぁ。また続けられるといいんだけど。
ヨガをして、朝ごはんを食べながら、昨日の続き(アン)を観てしまう。と、もう離れられなくなってしまって、植物の水やりや家事をちょこちょこやりながら、定位置のソファに座って観る、というのをやってしまった。気づいたら2時。シーズン3まで、しっかり観終わりました。ギルバートとの関係や、ダイアナの未来には心底お祝いしたいきもちになったけれど、インディアンの女の子とその家族はどうなったのだろうか。とても気になるけれど、ここで打ち切りになってしまったらしく、ちょっぴり残念。
仕事しなきゃなぁという気持ちもありつつ、アンの余韻を残したくて散歩に行く。北鎌倉までぐるりとまわった。脚が軽くて、いつまでも歩けそうな感じだった。空気が完全に冬、乾燥していてつんとする。
お気に入りのお寺があって、そこでお詣りをして、カレンダーや来年の干支の置物を買う。イチョウの銀杏がにおっていて、このにおいは今年最初で最後かも。レジのおばちゃんに、一気に寒くなるみたいだから帰り気をつけてねと言われる。うれしい。
近くの喫茶店で少し休憩をする。土曜日だからか、にぎわっていた。前に友だちが飲んでいたホットチョコレートが気になってたのんでみたら、たくさん歩いた身体に沁みるやさしい甘さだった。おいしかったぁ〜。あの喫茶店の、ちょっとあたりがつよいんだけどやさしいおばちゃんの店員さんたちがすき。
帰りはちいさな山をこえて帰った。
とても急な坂を越えると、ほんとうに向こう側が燃えてるんじゃないかと思うくらいの夕焼けが見えて、ちょっと泣きそうになった。そして高台からは、町並みと山なみがみえて、とにかく大きく息が吸える、この場所にいることをうれしく思った。海は見えないけれど、おおきくはないけれど、わたしにとってはきれいでのびやかな山なみが見える。う〜ん。たまらん。結局バスは使わずに歩いて帰ってきました。
かなり寒くなってきたので、すぐお風呂を沸かした。乾燥で喉が気持ち悪かったので長めに入る。ぽかぽかの状態で、すこし仕事の絵も描いた。最近すこし筆から遠ざかっているのはなぜだろう。やりたくないわけではないのだけれど。ひとつひとつの絵に、しっかり向かいあいたいのだ〜。今はそれがあんまりできていないのが、じぶんにたいする少しの不満。
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