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夜中だし、大切な人がまた増えたって話をしようじゃないか。

一昨日ですが。
舞台 PSYCHO-PASS Virtue and Vice3観てきました。
念願の大阪公演でした。


私にとって、この物語が描かれていたものは、人間や人間が営む社会の本質でした。
創られた世界なはずなのに、現実で使い古された綺麗事や、それをのたまう人間よりも、ずっとずっと現実だった。
そう思います。


言いたいことは沢山あるんだけれど、ネタバレ書けないのがなぁー。
どうしようかな笑

舞台のテーマであった「正義」の自論でも書き残しておきますか。
未来の自分もきっと納得する答えなはず。


結論を言うと、私にとっての正義は
「自分にとって大切な人達が得をするかどうか」です。

自分にとって大切な人達っていうのは、例えば、家族とか。友達とか。まぁ、有難いことに沢山います。何か肩書きをつけられないような、特別な人もいます。

その人たちが幸せなら、どんな世界でも構わないんです。
あとは自分が、ある程度の幸せを手にできていれば。


もし私がシュビラがある世界を生きていたとしたら。

例えば、家族が「潜在犯」だとか言われて、不利益を被るのであれば、そりゃもう、恨みます。
もし何か、本当にルールを逸脱するような事をしていたなら、それは償うべきだと思いますけどね。
たとえ家族でも。

でも逆に、シュビラがある世界があるから、家族の安全が担保されている。
そんな状況があるなら、シュビラ様万々歳なわけです。
外でどれだけの人がその不利益を被っていたとしても、私には関係ない。

まぁ、それで自分が不利益を被っていたとしたら、ちょっと考えますけどね。
私だって幸せに生きたいですから笑
それぐらいには、自分勝手な人間です。


どれだけ願っても、全員が幸せになる世界なんてありえないじゃないですか。
私が自分の大事な人たちだけのそれを同時に願うことすら難しいのに。

世界中の人皆で手繋いで…とか、そんなの絶対無理に決まってる。
だったら、自分が入れ込んでいる人達の幸せだけを全力で願っていたいじゃないですか。

それが私にある「正義」です。


その定義に当てはめるなら、私にとって正しかったのは、3係の皆だったんですよね。

水落くん、鹿取さんには、かなり感情移入しましたからね。
九泉監視官は、私自身のパーソナリティとかなり近いものがあるなと感じていましたし。

観る回数が重なる事に、その共通点は愛情になって、3係の皆は大切な存在になっていきました。

あと!!!
私にとっては、なんといっても外せない人が。
神楽分析官…もとい、神楽章さんの話を残しておきたい。
ネタバレがない範囲で。


私は、「藤田真澄のファン」です。
舞台を観に行きたいと思ったのは、「藤田真澄が出るって聞いたから」です。

私は演劇や舞台に疎いので、それが如何程のものかわかりませんが、結構失礼なことなのかもしれないと思います。
物語にも、藤田真澄さんにも。
不純な動機もいいところ。

でも、違うんです。ということを、あえてどこかで言っておきたかった。
藤田真澄がどうの…っていうのは、「きっかけ」であって、「全て」ではないんです。

私は、神楽さんが好きなんです。
特別なんです。そう思ってしまったんです。

「藤田真澄が好きだから」が、神楽さんを好きだと感じた「要因の1つである」可能性はあると思います。

ただ、ここで言いたいんですけど、もしそれが「全て」であるならば、真澄さんが演じられた役全てが、私に等しく愛されるはずなんです。

そりゃそうだ。だって全部藤田真澄なんだもの。

でも、私の心は真澄さんが演じた人物に、どこかで順位を付けていて、「この人は好き」「この人は苦手」「この人は凄く好き!」を決めているんです。
私の心はきっと、真澄さんが別の名前で呼ばれている間は違う認識で見ているんだと思います。
少なくとも、「半分別の人」ぐらいには捉えていると言っていいんじゃないでしょうか。

そんな戯言を並べた上で、神楽さんは、どうなったかというと。
「この人を、愛している」になったんだと思います。

ネタバレ書けないので、根拠の部分が語れないんですけど。
まぁ、私の内側が言うにはそうらしいです。

とにかく、カッコイイんです。
カッコよかったんです。
その生き様が。とても。

あと、よくよく聞いてみると、神楽さんの人格というか、性格が垣間見えるセリフがあるんですよね。
私はおそらく、そこに魅力を感じたんだと思います。

私が観たシュビラの世界で、何より正しかったのは彼でした。
3係のメンバーを支えて、強く生きた分析官でした。


やっと書けたー、いろいろ。
昨日とか今日のお昼にやりたいなと思っていたけれど、なんだか悶々としてしまって笑

日付は変わって、昨日が大千秋楽だったそうで。

無事に終わった様子で、凄く嬉しかった。
もうどこにもその世界がないのは、少し寂しいけど笑

また巡り会えたらいいなって思います。
正しかった皆も、間違ってた皆も、全員。

こんなに心動く世界を作ってくれた全ての方に感謝です、とにかく。
大事なご縁、大切な思い出でした。

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