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2020.05.05【第1回添削杯】

添削杯お疲れさまでした!!

主催の添削さん、ジャッジやスタッフで運営していただいた方、参加者の方、そしてご視聴いただいたみなさんのおかげで、Discordを使用したこの規模のオンライン大会としては大成功と言って過言でない大会となりました。
改めてお礼申し上げます。

ありがとうございました!

さて、本記事では大会予選時やシングルエリミネーション(SE)の際にも言ったデッキの戦略や構築意図などを文章として残したいと思います。

本イベントのカバレッジ記事は以下からまとめられています。
https://note.com/coverage2020/n/nefda33bb32c7

■添削杯とは……?

主催の添削さんが「ヴィンテージ神挑戦者決定戦、MagicFest(MF)がコロナで流れてしまったので、それに近いイベントを実施して、ヴィンテージ面白い!と改めて楽しんでもらいたい」という素晴らしい旗を掲げ、Discordによるプレイをあまりしないプレイヤーの方の足掛かりとして企画されたDiscord上で運営を行ったオンライン大会です。

■参加者33名(予選終了時点順位、敬称略)

Satsuki、hom、龍之介、Wdferoma、yaskou、戦闘民族、キモロン、Kc
くとぅるふ、火迅、kobine、月見、おたっくん、gallow、シャル、Ymd
halfspace、mosugi、arvel、残業する真実、Shino、メガネ、でんちゅう、KFC
makoto、かし、sawatarix、ハカイソウ、クマ吉、ちゃば、れん。、切札、根絶

場合によってはヴィンテージ神挑戦者決定戦やMFと比較しても遜色ない、もしくはそれ以上のメンバーでの開催となりました。
ヴィンテージの大会チャンピオンだけでなく、有名な実力者が多く、普段からヴィンテージをプレイされている方々ばかりです。
今回はOnline大会ということで添削さんからの声かけベースで集めたメンバーだということですが、それでこの面子が集まるとは……。
やはり添削さんはヴィンテージの裏ボス……。

■ジャッジ、運営(順不同、敬称略)

abigara
testing
ふみ
りんてつ
taka☆

冬宮みはる(SEからの解説)
Satsuki(決勝のライフ管理係、その他雑用)

場合によらずともヴィンテージ神挑戦者決定戦やMF以上の運営チーム……。
日本のジャッジでは上から数えたほうがはやいくらいに経験値の高い方々ばかりです。
参加者からはジャッジ、運営メンバーの方々が裏でどのように動いていただいていたのかは全く分からなかったのですが、
ほとんどはじめての場であっただろうにも関わらず、大きな問題なく終了できたのは、彼らの活躍してありませんでした。

■使用デッキと選択理由

①使用アーキタイプ

アーキタイプとしてはジェスカイアルカニストになります(リストは後述)。
イコリア発売前に関してはジェスカイアルカニストの優位性はあまり高くなく、本記事の一つ前に更新した4CWalkersなどの緑を採用したデッキのほうが有利なポジションでしたが、《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》の登場によって白や黒が強化され、《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を使いながらルールス対策をするには緑のカードでは不可能だということで特に対フェアという目線での緑の優位性は極めて低くなりました。
対フェア以外へは変わりありませんが、相手がルールスを採用しているフェア以外のデッキには緑に追放系の対策がまずないということから以前よりは勝ちづらくなりました。

ということでまず緑を採用しないカラーリングのデッキを組むこと決めました(=《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を使う決定をした)。

②選択過程

元々はMOで氾濫している逆説デッキをベースに《死の国からの脱出/Underworld Breach》と《思考停止/Brain Freeze》による
ブリーチコンボを含めたデッキを調整していました。
デッキパワーとしては高く、2軸のコンボルートがあることから対策1本では対策しきれないケースが多いなど、使用に耐えうる十分なポテンシャルを持っていたと思いますが、直前のフリープレイで《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》による3ドローで土地を3枚、その直後に唱えて4ドローしたときには土地を4枚引き、14枚しかない土地の半分を2ターンで引ききり、手札7枚にも関わらず為す術なく負けたことがトラウマとなり使用を断念しました。
上振れと下振れの範囲の少ないデッキを好む人間性と合わせて、このデッキをプレイするための材料が色々自分には足りていなかったですね。

MOでは氾濫という氾濫状態なので、《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》はそろそろ制限になりそうですね。

③おまけ

なぜか私はジェスカイの人みたいなキャラ付けがされています。なぜでしょうね……。
本企画は元々大会というよりは「みんなで集まってフリープレイしようぜ!」みたいなノリではじまっていたので、自分が使って楽しいデッキ、自己紹介にもなるようなデッキってなんだろうなーと考えたときに、謎についたジェスカイキャラは活用したほうが良いと判断しました。

結果論ですが、配信を行うことになり対戦と対戦の間の時間があまり長くならないデッキになったことはありがたい限りでした。

■デッキリストとカード選択の意図

まずはデッキリストをご覧ください。

画像1

・メインボード
2《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《Volcanic Island》
3《Tundra》
1《島/Island》
1《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
1《カラカス/Karakas》
1《露天鉱床/Strip Mine》

1《Black Lotus》
1《Mox Pearl》
1《Mox Sapphire》
1《Mox Ruby》
1《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》

4《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》
2《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》
1《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
1《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
1《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》

1《Ancestral Recall》
1《渦まく知識/Brainstorm》
1《思案/Ponder》
4《定業/Preordain》
1《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
1《噴出/Gush》
1《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1《時を越えた探索/Dig Through Time》
1《商人の巻物/Merchant Scroll》
1《Time Walk》

1《稲妻/Lightning Bolt》
1《流刑への道/Path to Exile》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《紅蓮破/Pyroblast》
1《精神的つまづき/Mental Misstep》
2《否定の力/Force of Negation》
4《意志の力/Force of Will》

・サイドボード
1《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》
1《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
1《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
1《The Tabernacle at Pendrell Vale》
1《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》
2《紅蓮破/Pyroblast》
1《流刑への道/Path to Exile》
1《浄化の印章/Seal of Cleansing》
1《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
3《破壊放題/Shattering Spree》
2《石のような静寂/Stony Silence》

配信中にも少し話したことの繰り返しになりますが、カード選択理由は以下の通りです。

①土地

今までのジェスカイでは
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3(青系フェッチ)
3《Volcanic Island》
2《Tundra》
2《島/Island》
1《山/Mountain》
1《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
1《露天鉱床/Strip Mine》
をベースに選択しているカードによって多少バランスが変わる程度のものでした。
このマナベースが非常に優れているので今回もこれをカスタマイズしています。

・《Tundra》を3枚に
《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を安定してプレイするために白マナ2つでは足りない。
ルールス→ラヴィニアのような動きをするためには最低でも白マナが3つ、可能であれば返しのターンの除去のために白マナが4つ欲しいと考えました。
しかし、《紅蓮破/Pyroblast》との兼ね合いや、アタッカーとなるクリーチャーが軒並み赤いことから《Volcanic Island》を2枚以下に減らすことはできません。
どうするか……と思ったときに白マナの出る素晴らしい土地がありました。

・《カラカス/Karakas》を採用
そう、《カラカス/Karakas》です!
自分の《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を除去から守る使い方だけでなく、相手の《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》や《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》などのクロックや縛りを突き付けてくる伝説のクリーチャーを一時的に除去したり、元々のジェスカイでは対処の難しかった《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》も対処可能に。
MO上ではドレッジが負けはじめており、対策の中では微妙な《封じ込める僧侶/Containment Priest》の採用を悩む時期が長かったこともあり、オース対策を《封じ込める僧侶/Containment Priest》から《カラカス/Karakas》へ変更することができた結果、サイドボードの枠を開けられたこともメリットとなりました。

・《山/Mountain》不採用
MUD系デッキをあまり相手にしたくなかったのが要因です。
特に除去カードを白に寄せた結果、普遍的なラベジャーショップに対しての枚数は《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》もあって枚数は十分でしたので、赤マナが以前ほど必要なシーンは減りました。

・《露天鉱床/Strip Mine》の再雇用
先に言ってきますが、私はこの土地が非常に嫌いです。
土地ハメするためのカードがない以上受け身のカードでありながら、攻めのカードとして使いたくなるようなシーンが多発し、誘惑に負けて攻めに使うと《噴出/Gush》で回収されたり、相手が順調に土地を伸ばしていくのに、こちらは露天起動で減ったマナを取り返せずに負けなんてシーンも。
しかし私が《カラカス/Karakas》を採用した主たる理由のほぼ全てがこちらにも当てはまる以上、《カラカス/Karakas》対策カードが必要で土地を割れるカードを呪文で対応するのはマナというリソースを削りすぎます。
よって仕方なく採用に踏み切りました。
古くは《Library of Alexandria》を割るためだけのカードと揶揄されたこのカードが時代を越えて《カラカス/Karakas》割るためだけのカードとして採用されたことは感慨深いですね。

《カラカス/Karakas》と《Tundra》の枠はそれぞれ《島/Island》の2枚目と《山/Mountain》の枠から取られています。

②アーティファクト

以前の《Black Lotus》+Mox3種に加えて、《水蓮の花びら/Lotus Petal》と《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》を採用しています。
《水蓮の花びら/Lotus Petal》は《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》で回収できる追加のマナソースであり、対コンボにおいて《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》を特に1T目にプレイするための助けになってくれます。この枠は《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》になっているシーンも見受けられますが、《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》を擁するジェスカイでは《水蓮の花びら/Lotus Petal》に少しだけ部があると考えています。
また《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》もドローというリソースの補充ができるカードとしての採用です。
おまけで墓地対策ができるのは素晴らしい点ですね。

③クリーチャー

まず流行りのエスパールールスに対抗するために同数以上のアドバンテージソースを用意する必要があります
エスパールールスは《闇の腹心/Dark Confidant》が4枚、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》が2枚程度、《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy》が最大1枚と、平均して6枚程度です。
よって以前のジェスカイアルカニストでは3枚程度に抑えられていた《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が4枚へ復帰、アドバンテージソースをリソースの補充ではなく相手の盤面をマイナスすることで勝ちに繋げるというこのデッキの構築思想では、2枚目の《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》や《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy》よりも《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》のほうが優位性があると考え、6枚目をこれにしました。

また、最後の詰めのためのクリーチャーに《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》を採用。
新戦力の《スプライトのドラゴン/Sprite Dragon》も悪くないのですが、どちらかというと速効性を持つことよりも対処しづらいフィニッシャーとしての役割を期待しており、それは横並びしていく性質を持つ《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》のほうがこのデッキにはあっていると思います。

あ~、《僧院の導師/Monastery Mentor》が2マナだったらな~~~~~~~!!!!!

④呪文

ドロースペル系に関してはテンプレ通りなので割愛。

除去呪文
・《稲妻/Lightning Bolt》
・《流刑への道/Path to Exile》
・《剣を鍬に/Swords to Plowshares》×4枚
・《紅蓮破/Pyroblast》×2枚
としていますが、これは白を採用するメリットであり、私がこのデッキに決定した最も大きい理由である追放除去がベースにあります
除去としての機能を持つカードを6枚採用すること自体はよくあるケースですが、それが《剣を鍬に/Swords to Plowshares》だけでなく追加の追放除去として《流刑への道/Path to Exile》まで採用しているのは、それだけ環境の《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》が多いと判断した結果です。サイドに置いている追加の除去も追放除去としています。
《稲妻/Lightning Bolt》を0枚にしていないのは、最後の詰めに1枚ないとゲームが長引きすぎると考えているためで、これは相手がどんなデッキでもサイドアウトすることはありません。

《稲妻/Lightning Bolt》と《紅蓮破/Pyroblast》の内訳についてですが、こちらは《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》や《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》などの、青いパーマネントを割る役割を共有しながら、より攻撃的な《稲妻/Lightning Bolt》と、打ち消し能力というより受け身な《紅蓮破/Pyroblast》のどちらがよりデッキにあっているかというと、《紅蓮破/Pyroblast》に軍配が上がると考えています。

打ち消し呪文
・《精神的つまづき/Mental Misstep》
・《否定の力/Force of Negation》×2枚
・《意志の力/Force of Will》×4枚
・《紅蓮破/Pyroblast》×2枚
としています。枚数の合計は9枚で流行りの打ち消し枚数と比較すると1枚少ないのですが、不確定カウンターが1枚もないのでこれで十分でしょう。
ジェスカイの優位性は《紅蓮破/Pyroblast》によって担保されおり、《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》を使用するデッキに対して強く出られるのが強く、これによって多いであろう逆説デッキに有利をつけています。

⑤サイドボード

・《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》
相棒!私はもともと犬派なのですが、ルールス楽しいBOTになるほどルールスに魅了されている今、そろそろ猫派になりそうです。

・《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
墓地対策その1。
《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》はジェスカイアルカニスト同型にも入れます。
《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》は入れません。

・《The Tabernacle at Pendrell Vale》
ドレッジへの専用対策カード。他のデッキには入れませんが、《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》が4枚みたいな相手には考えます。

・《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》
いそうなBUGカラーのルールスデッキは追放除去を持たないため、墓地から釣れるカードがあると一方的にルールスゲーを展開できるためです。
《カラカス/Karakas》を釣るシーンもありそうだと思っていました(なかった)。

・《紅蓮破/Pyroblast》×2枚
いつもの

・《流刑への道/Path to Exile》
追加の除去枠。ルールスもそれ以外のクリーチャーも全部追放して虚無にしたいという気持ちが採用を決めてしまいました。

・《浄化の印章/Seal of Cleansing》《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
使いまわせる除去枠。《浄化の印章/Seal of Cleansing》はマナベースを以前よりも白に寄せたため、アーティファクト対策を白でも取れるカードが欲しかったことと、《ドルイドの誓い/Oath of Druids》や《適者生存/Survival of the Fittest》を採用したデッキにも入れますが、本イベントのメタゲーム上には多くなさそうだと思っていました。
《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》は無色のパーマネント(カーンやエムラクールなど)を破壊できるのが極めて有用で、負け筋として太いので保険として2枚目を採用しています。

・《破壊放題/Shattering Spree》×3枚
ラベジャーショップにはいい枚数取れていますが、ゴロススタックスはクリーチャー除去が対策カードの枚数としてカウントできないため仕方ありません。

・《石のような静寂/Stony Silence》×2枚
《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》を使用するデッキへの最大の優位性を確保できる神カード
ルールス逆説の除去がバウンス枠を1枚減らして《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》になっているので刺さるシーンは増えました。

⑥採用を検討したカード

・《天秤/Balance》
・《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
・《狼狽の嵐/Flusterstorm》
・《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
・《稲妻/Lightning Bolt》の2枚目
・《天界の粛清/Celestial Purge》
・《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
・《水流破/Hydroblast》
・《議会の採決/Council's Judgment》
・《断片化/Fragmentize》

■対戦結果

配信していたので詳細はそちらへ
https://com.nicovideo.jp/community/co4795318
※配信に全く慣れていないので音声ミスってたりします。すまん……。

①BUGルールス(残業する真実さん)
マッチングするまでネタツイBOTだと思っていました。申し訳ございません。

〇:BUGとジェスカイはメインは大体勝ちますが、タルモが大体負け筋になるので追放除去をちゃんと引く・温存しなければなりません。
  あとこちらの決め手になるクリーチャーの打点がなさすぎて、時間がかかります。お互いに除去を多く引いてしまうと大体時間切れになりますが、
  即負けはほぼ無いですし、長引くほど負けなくなりますので安心してプレイできます。
  フェアデッキ同型の特にメインは押し切るか否かで、今回は私が押し切りました。
〇:サイドボードからは《セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation》も入るのでより長期戦に強くなります。
  《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》を《時を越えた探索/Dig Through Time》で下に送ってしまい盤面はほぼ掌握していましたが、決定打が全くない状況で時間切れからのエクストラターン。
  残業する真実さんが勝ち筋がないと投了でトスしてくださりました。
  引き分けで仕方ないと思っていましたし、実際引き分けスタートになるかもなぁとメインの3T目くらいに思っていましたが、徳高すぎる相手の方で、自分も引き分けそうになったら投了しようと思いました。ありがとうございました。

②ゴロススタックス(エロまさん)
ヴィンテージチャンプ~~~~~!!!!!
前回のヴィンテージ神挑戦者決定戦に続き、再びのマッチング。
前回負けているのでリベンジに燃えていました(配信では全く分からない感情の昂ぶり)。
エロまさんは私が知る限りでもかなり上位に位置する爽やかプレイの方なので、プレイしてて楽しいです。

×:《三なる宝球/Trinisphere》で縛りきられました。《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》か打ち消ししか勝ち筋がないので残念ながら当然の結果です……。
〇:ブンブンしました。最後に《外科的摘出/Surgical Extraction》されライブラリーの中身を全て見られて投了されました。
  前回もあったなぁ!?
  まだ、ゲーム続くライフ(その時点で16)だったので見せてしまいました。マジック上手い人は投了タイミングがはやいんですよね。
  私は粘ってしまうのでこの辺の基準は学ばないといけません。
〇:消して割ってしてゲームを伸ばすことに成功しましたが、相手の《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》が邪魔で《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が攻撃できませんでした。打ち消しが手札からなくなったので長期戦になると負けが見えていたので、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を表打ちし、《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》を《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》からの再利用前提で突っ込ませたところ、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》の裏打ちで《剣を鍬に/Swords to Plowshares》が降ってきてクリーチャーになった《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》を追放したところで投了。確かにここから先は私がドロースペルを引いた瞬間にリソース差がついてしまうので、投了もやむなしと言えます。

③ジェスカイアルカニスト(やすこうさん)
この前のMFで優勝してるしー!!!ボスラッシュじゃねーか!!!
※参加者みんな強いのでどう当たってもボスラッシュ
色々な方の師匠だというイメージだけ先行していました。

×:マリガンの際の「うーん……」のリアクションが完全に被りました。このマッチアップは先にマウント取ったほうが勝ちます。そういうことです。以上です。
〇:《Mox Ruby》→《Mox Pearl》→《Black Lotus》→《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》→相手の《意志の力/Force of Will》→《紅蓮破/Pyroblast》
  《Black Lotus》→《商人の巻物/Merchant Scroll》→《Ancestral Recall》→《島/Island》でGO(※先手1T目の動きです)
  これについて土地が最後なのが他のフォーマットだと無いというコメントがついていましたが、これは《カラカス/Karakas》を《Ancestral Recall》で引くことをケアしています。
  引かなかったので《島/Island》を置きましたが、これ《カラカス/Karakas》を引いてたら投了されててもおかしくないですね。
×:初手から《Ancestral Recall》を抱えてしまい、おそらく相手に2枚入っているであろう《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》に睨まれてしまうのが辛かったですね。
  打たないとはじまらないハンドだったので唱えましたが、結果相手の《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》のカードパワーが上がってしまい、最後はルールスランタンループでリソース稼がれて押し切られてしまいました。
  検討するのであれば、自分が《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を打ったところのスタックで、《意志の力/Force of Will》を相手の《精神的つまづき/Mental Misstep》に打つかどうかだと思います。ライブラリーの除去の枚数が多いことと、枚数が大事なマッチアップなので《Ancestral Recall》を通しにいきましたが、そもそも相手の墓地があまり強くなかったので、《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を温存してルールス除去用と割り切っていたらもう少し違うゲームになったかもしれません。
  結局最後はルールスランタンループになってますしね。

④エスパー逆説(月見さん)
BUGか逆説のどっちかで決め打ってました。
僕と同じで強いデッキが好きだけど、ややブンがあるほうに魅力を感じるタイプだと思っているので6割逆説予想でした。

〇:その通りでした。月見さんは普段からめちゃめちゃ冷静なのですが、オンライン系の対戦の経験値が薄く脳内リソースをそちらにまわされたからか、《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》の隠された能力でバグっていました。こんな月見さん見たことねぇ!!!
×:《Tundra》→《Mox Sapphire》と動かれ、この置き方は《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》を置かれることがほぼ確定だったので、《Mox Sapphire》を《否定の力/Force of Negation》しましたが、その際に考える動作があったので《意志の力/Force of Will》を持っていることがほぼ確定。
  月見さんがさらにバグってて見間違えてること期待のお願い《Black Lotus》→《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》でルールスに《意志の力/Force of Will》をあわせられ投了。
〇:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》が押し切ってくれました。《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》がめちゃめちゃ強くてすごかったです。
  《石のような静寂/Stony Silence》も強い!(出してない)

⑤ルーツリー(kobineさん)
どんなデッキを使ってるか分からない度でトップ層を走っていることで自分の中では有名
イコリアから前日までに一番フリプさせてもらったので、なんとなくのプレイの人となりは分かってるつもり。
めっちゃ素直なプレイをするので、読みやすいんだけどプレイ間違えない人なので王道な強さ。
プレイは王道なのに、使うデッキが王道でないのでよく私の頭を痛くすることでも有名

IDしても良かったかもしれませんが、配信してることもありガチることを懇願して対戦していただきました。
結果論ですが、IDしてたら私が落ちていました。お付き合いさせてしまい申し訳ございません。

〇:ルールス+ラヴィニア体制が整ってしまい、さらに《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》まで引いてしまい、《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》か《タルモゴイフ/Tarmogoyf》以外で負けない盤面になり、押し切りました。
〇:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》スタートされましたが、返しに《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》が通り、先の2種がなければ勝ちかなーと思っていたところに降ってくる《タルモゴイフ/Tarmogoyf》。
  ルールスの圧力で押し続けたら勝ちましたが、検討したところ《悪魔の教示者/Demonic Tutor》で持ってくるカード次第ではかなり怪しかったことが判明。実は薄氷の勝利だったようです。

⑥SE1 ジェスカイ脱出(Kcさん)
もしかしたらお会いしてるかもしれない。
事前情報ではストーム系のデッキということで、打ち消しを《紅蓮破/Pyroblast》に寄せているため、TPSや脱出系のストームには有利ではないリストなので、やや達観状態でした。
SE開始前にリスト公開するという話だったので、そこでキープや戦略を決めようと思っていたのですが、色々ゴタゴタしていたようで遅れたためSE2から公開に。
というわけで事前情報としてはよりやばいTPSに対するキープを強めるため、《意志の力/Force of Will》や《否定の力/Force of Negation》をゲーム中2回引くプランを立てました。

×:が、だめ……っ!!相手の場に《Tundra》と《Volcanic Island》が置かれたところで脱出ストームのほうであることが確定。
  もう押し切るしかないと《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》と《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》で攻め全振りしましたが、このデッキ押し切ることは考えていないんですね。あと1Tあれば勝っていた状況まで持っていきましたが、ラストターンで脱出コンボが決まって負け。
〇:ブンブンしました。《石のような静寂/Stony Silence》も決まりました。
×:《石のような静寂/Stony Silence》はあるものの、クロックやドロースペルなどの他の攻め手がほぼ無いハンドをキープ。
  1マナのドロースペル1枚引けばかなりいけそうなハンドでしたが、探しても圧をかけるためのクロックを引かず、《オアリムの詠唱/Orim's Chant》を打たれ勝ち筋を辿りましたが、考えても見つからず、そのまま負け。

最終的にこの方が優勝されていました。
決勝は配信枠のタイムシフトで!私も頑張りました!

■終わりに

コロナで社会的にもプレイする機会がなく、沈みかけていたモチベーションを回復させてくれるこのイベントのなんとありがたかったことか!
かなりお遊び前提でいたため、思った以上にみんなしっかり考えるし、デッキ組んでるし、変に勝ってしまうしでちょっとプレッシャーになりましたが、終わってみたら一番いい終わり方をしたんじゃないかなと思います。

次回はぜひ添削さんもプレイヤーとして参加する第2回添削杯になることを期待しています。
最悪僕がずっと配信枠とってもいいので。ただ、配信のノウハウがないのでそれをください。

以上、お読みいただきありがとうございました。まる。

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