見出し画像

大会3つ分のレポ

お疲れ様です。
今回は「2020.07.18 ヴィンテージ神挑戦者決定戦」「2020.08.02 ヴィンテージ神挑戦者決定戦トライアル」「2020.08.09 第2回添削杯」の3つのレポートをお送りしたいと思います。

■ヴィンテージ神挑戦者決定戦

結果だけ申し上げますと、3-2-1で19位となりました。
持ち込んだデッキは対ドレッジ用のカードを一部メイン採用かつサイドカード多めの【4CWalkers】です。

まず前提として、勝ちあがった場合最後に残っているのは間違いなく【ドレッジ】です。
しかもメイン2回の3本先取で、本来であればメイン落としてサイド後の後手を1回乗り越えれば良いところを、通常のメインのままであれば0-2の状態からサイド後の後手を2回取らなくてはなりません。
そして乗り手はまさしくドレッジの神。
青系のフェアデッキを使用するのであれば、メインから《死儀礼のシャーマン》を採用できる【4CWalkers】か【墓荒らし】の2択しかありませんでした。

もちろんそれ以外の選択肢も検討しました。
具体的には【逆説】【Doomsday】【TPS】【ジェスカイアルカニスト(メイン《外科的摘出》採用)】などなど……。
特に【ジェスカイアルカニスト】は最後まで調整を続けていました。
それはフェアデッキを握るなら【4CWalkers】か【墓荒らし】の2択だと思っているフェアデッキプレイヤーに対し、【ジェスカイアルカニスト】は《レンと六番》対策さえすればイージーウィンになりうるためです。
しかしジェスカイはSEには残れても【ドレッジ】に対してメイン2敗がほぼ確定で、サイド後も特に後手から返すためのカードがほぼ存在しないため、特に競技イベントとしての神挑戦者決定戦並びに神決定戦には真剣に挑むことを前提とするのであれば、結局選択肢として採用することは出来なかったのでした……。

よって残ったフェアデッキである【4CWalkers】と【墓荒らし】から、対【逆説】に対して《紅蓮破》によって優位性を確保できる【4CWalkers】を採用することにしました。
墓地対策を一部メインに侵入させる構築とした結果、メインから減らしたのは《虚ろな者》を処理できない除去(《稲妻》とか《突然の衰微》とか)、そしてサイドボードの墓地対策のスロットはコンボに対して追加する信頼性の高いカウンターとしての《精神壊しの罠》《狼狽の嵐》の2種でこちらは《紅蓮破》として【逆説】に対する最低限のカウンターを確保。
最後に《夏の帳》ですが、攻めるデッキではないため自分から積極的に打つのではなく、相手のカウンターに対して通したいマスカンはプレインズウォーカー程度しかないためそもそもヴィンテージにおける《夏の帳》は弱いと思っていますが、TPSやBGデプスなどのハンデスを採用するデッキに対してはキラーカード足りうるため専用サイドカードとしてのスロットになるべきだと考えています。
しかし、それらは合わせても60人の枠に対して3人から5人程度であり、これを切ってでも【ドレッジ】を意識すべきだと考えたため不採用に。

以下簡易レポです。

①TPS ××

1:《強迫》を2回打たれ手札がズタボロにされた状態でカウンターを引くこともなくストームを数える手伝いをしました。

2:《ギタクシア派の調査》から手札を除かれ、手札のカウンターの打ちどころを完全に誘導されて全ての動きをケアされたため、ストームとマナを数える手伝いをしました。

墓地対策にまわしたスロットの一部である「追加のカウンター」「夏の帳」のどちらも諦めていたので、メインの《陰謀団の儀式》を見た瞬間に敗北を悟りました
構築の段階で負ける覚悟が出来ていたため悔しいという気持ちがあまり湧いてこず、実はこの段階で今日の行く末が見えていたのかもしれません。

②4CWalkers ×〇-

1:除去を減らしており《死儀礼のシャーマン》を巡るゲーム展開になるこのマッチアップで一方的に枚数の不利を起こしていることにプレイをはじめて2ターン目で気づきました。なぜフェアデッキでは【4CWalkers】と【墓荒らし】のみしかほぼ存在しない環境で、かつ以前の経験からフェア比率は高いと判断される中で、ここに対するスロットを削ってしまったのか。
【ジェスカイアルカニスト】がSEに残るためのデッキだとしたら、今日のデッキはそもそもSEに残れないデッキだったとサイドボードをしながら考えていました。

2:盤面のやり取りで勝つ手段がない以上、残った手段は《紅蓮破》を相手の《意志の力》などに当てて枚数の勝負をするしかないため、それを意識しながらかつ引きが噛み合ったため薄氷の勝利。

3:ですが、この時点で残り時間もあとわずか。1ゲーム目の《死儀礼のシャーマン》を巡るやり取りに介入できるカードの少なさから勝ちよりは負けないこと、むしろ引き分けは御の字と考えましたが、そもそも負けスタートからの引き分けはその時点でほぼ無理なので大人しくトスっておくべきだったかもしれません。

③Ziasbond 〇〇

1:巧みなカットで相手を事故らせました。全てのカードをカウンターした気がします。

2:巧みなカットで相手を事故らせました。全てのカードをカウンターしたような気がしますが、少しは通ったかもしれません。

④Jund bond 〇〇

1:相手は【逆説】デッキではありえない青が絡まないデュアルランドから《師範の占い独楽》をプレイされ混乱。独楽は「これから悪いことします!」という意思表示なので最低限のクロックを用意した後はひたすらハンドアドバンテージのみを意識してプレイした結果、相手は何も出来ませんでした。が、《師範の占い独楽》以外のまともな情報が得られず事故った【ジャンド】か……?みたいなことしか分かりませんでした。

2:初手《Fastbond》をプレイされて「あー!そういうことね!!」と納得。前回実際に【ジャンド】をプレイされたため、bond系デッキであることに考えが及びませんでしたが、確か《精神的つまづき》か《意志の力》で消した記憶があります。以上です。

⑤墓荒らし ××

1:【4CWalkers】よりもさらに相性が悪いです。睨みあいに持っていくためにはこちらは《王冠泥棒、オーコ》か《タルモゴイフ》を使用しなくてはなりませんが、相手の《王冠泥棒、オーコ》はまだしも《タルモゴイフ》に触れるカードは《王冠泥棒、オーコ》しかありません。なんということでしょう。《意志の力》の使い先が《王冠泥棒、オーコ》《タルモゴイフ》とあってその枚数の合計と《意志の力》の枚数からも打ち負けは仕方ありません。

2:サイドからも追加の除去を入れられる構成でない上、ほぼ目無しの状況でしたので粘りすぎずちゃんと負けようと形作りに注力していたのですが、あまりに死ななくて最初の3ターンを形作り()に使用しなければワンチャンあったかもしれないのが残念。心で負けていて勝負に勝てるわけもないのでした。

⑥"5Cコントロール" 〇〇

1:《死儀礼のシャーマン》でキープして色々しようと思ったところにお相手から《死儀礼のシャーマン》!《レンと六番》!《トレストの使者、レオヴォルド》!の暴力ムーブを叩きつけられ白目を剥いていましたが、なぜだかは分かりませんがなかなか負ける雰囲気にならなかった(相手が引けば引くほど顔色が悪くなっていった)ので、《戦慄衆の秘儀術師》→《稲妻》で《死儀礼のシャーマン》を処理→《戦慄衆の秘儀術師》から《稲妻》で《トレストの使者、レオヴォルド》を処理でなぜか勝ちました。漫画的表現なら頭の上に?が100個は並んでいたと思います。

2:相手の《死儀礼のシャーマン》を《稲妻》で処理して《不毛の大地》で土地を詰めたら色マナと手札が噛み合わなかったようで、なぜか置かれた《Tundra》(←?????)の意図を読み切れないまま《悔恨する僧侶》と《配分の領事、カンバール》を処理したら勝ちました。漫画的表現なら頭の上に?が1,000個は並んでいたと思います。

対個人メタを採用する前にちゃんとSEに行けるデッキを組むことからはじめないといけないと感じました。
神が【ドレッジ】であることによってMOとは異なる独特のメタゲームの歪み方をしていたため、こういうときに勝ちたいと思っていましたが打った手は全て空振りに終わってしまいました。
実際本戦においては【ドレッジ】も【~~ヴァイン】もあまり見かけることはありませんでした。

とにかく、ヴィンテージも1シーズン終わったため、ここからはお騒ぎタイムの時間です。
勝つとかの前にまずヴィンテージの楽しさを思い出すために好きなデッキをまわすことを決めました。

■ヴィンテージ神挑戦者決定戦トライアル

というわけで、レガシーでちょっとプレイして【Snowko】よりも楽しかった【サメスティル】を持ち込みました。
《行き詰まり/Standstill》が性質上プレインズウォーカーもクリーチャー(特に《死儀礼のシャーマン》)も許容できないため、《終末》を2枚採用しプレインズウォーカーのほぼ全てに対応できる《紅蓮破》を採用したジェスカイカラーを試すこととしました。
《終末》を使うタイミングを調整するために今やフェアデッキにはあまり見ることのなくなった《神秘の教示者》と《精神を刻む者、ジェイス》を採用。もちろん《神秘の聖域》によるコントロールも行います。

《定業》で手札を整える?《Ancestral Recall》5枚積んだほうが強いやろ!!!!!

①エスパー逆説 ×〇×
1本目のキープがガバガバで特に何もせずに負けました。
2本目は《時を解す者、テフェリー》を含む封殺に成功しましたが、3本目はそれすら許さない先手の暴力により負けました。
対HOMさんの戦績はじんしんさんと同じくらいかそれ以上にひどいですが、3枚ドロー楽しいなぁと思ってました。
ドローは麻薬。

②4CWalkers ×〇×
課題としていた《死儀礼のシャーマン》《レンと六番》に負けました。《レンと六番》はサメトークンを生成して殴り落とせばいいかと思っていましたが、《死儀礼のシャーマン》のクロックで14点削られてる時点でアプローチを間違えていたかもしれません。

③Doomsday ×〇〇
只さんじゃない【Doomsday】はやりやすいので良いですね。
《タッサの神託者》の登場によって【Doomsday】の強さはパイルの強固さ、ケアをどれだけ詰め込めるか、積む順番によってどのように思考誘導させられるかの3本に限られると考えているのですが、そんなことを考えずに勝ちたかったので《計略縛り》を採用しました(クズ)。

④4CWalkers ×〇〇
②で《死儀礼のシャーマン》《レンと六番》の併用を相手にするのは厳しいと感じたため、《終末》から速やかに《僧院の導師》に繋げることを意識したのが上手くハマりました。良かったです。

⑤ゴロススタックス ××
《アメジストのとげ》と《抵抗の宝球》を2枚、《三なる宝球》とガッチガチに縛られ無事死亡。《魔力流出》を出せるタイミングが1度も来ませんでした。悲しい。

とりあえず《レンと六番》は《不毛の大地》か《露天鉱床》がなければ割と放置しても良いので、とにかく《死儀礼のシャーマン》対策が必要になるんだなぁという学びを得ましたが、それ以上に3ドローの快楽が強すぎて気持ちよくなるだけ気持ちよくなって帰りました
これがエンジョイ勢の強み……!!僕はまた一つ学びを得てしまった。

■第2回添削杯

普段ニコニコ生放送を使用して不定期に対戦凸待ち配信を行っていますが、それを利用して【4Cウーロ】【BUGキャントリップ】などのクソデッキを握ってきた僕ですが、困ったことに配信を行うようになってからクソデッキの楽しみを知ってしまった僕は、トライアルの学びを活かした【サメスティル】を持ち込むことにしました。

画像1

画像2

リストを文章におこすのめんどかったので提出した画像で許して……。

変更点としては《紅蓮破》のための赤を《死儀礼のシャーマン》と《レンと六番》を同時に処理できることを重視してM21で登場した《取り除き》にフォーカスして黒を採用したことです。
これによって、サイドボードのキラーカードを手にいれやすくなる教示者2種類の採用も可能になりました。特に《吸血の教示者》は《終末》をトップに積み込むカードとしても有用です。

目標はリアルに3-3!

①5C人間 〇〇
ヴィンテージをはじめて数日の方だったのですが「すいません……このデッキ、レガシーのデッキなんです……」と言いながら、並んだクリーチャーを《終末》で流しました。すまん……!あとの5戦でヴィンテージを味わってくれ……!
初戦であり、かつ僕がおそらくはじめてに近い対戦相手になるという責任感から無駄に楽し気なしゃべり方をしましたが、後から聞くと自分の声上ずってて気持ち悪いなと思いました。陰キャ特有のアグロ性能を発揮。むしろ相手に会話を介護されていた説もあり。
《サメ台風》は活躍しませんでした。

②BUGアルーレン ××
"エンチャント"と"クリーチャー"によるコンボ!?サイドボードの《耳の痛い静寂》も《石のような静寂》のどちらも刺さらないのは、いかに3枚引こうとも勝てない!やばい!(20秒後)負けました!!

③ホガークヴァイン ×〇-
このデッキを使用して最も起こしてはならないことを起こしてしまいました。引き分けです。
特に1戦目はもう2ターンはやく投了して良かったと思います。
サイド後は基本的な路線は「焦土作戦」なので時間がかかることを考えれば投了タイミングは考えなくてはなりません。
なお、最終ゲームは《甦る死滅都市、ホガーク》をプレイされた瞬間に引き分けが確定してしまいました。横展開されても《終末》で流して引き分けでしたから、相手に上手く引き分けにされてしまった印象が強く、上手くしてやられた!という感触です。
《僧院の導師》プランを取りたくても枚数がなくて信頼性に欠けるので、そろそろ《僧院の導師》解禁してくれませんかね。妥協して《夢の巣のルールス》でも良いです。

④墓荒らし ×〇×
課題の《死儀礼のシャーマン》デッキですが、最後に勝つプレイをしたところ適格に《突然の衰微》されて負けました。
君!君の使ってるデッキはロングゲームになるほうが有利なんだからまず死なないことを考えような!
直前で引き分けてしまい焦ってしまったかもしれません。
ぼうりょくだんの鹿トークンマーカー欲しい(・へ・)

⑤緑白ヘイトベアー 〇〇
添削杯通じてマッチングした中でこの人が一番上手いと思いました。
~3ターン後までの振り返れば、ほぼ全ての行動に意味があって、神の視点でもほぼ最善手。特に《迷宮の霊魂》で攻撃しないプレイは痺れました。
しかし、大量の除去を要するデッキ相性差がひどかったので勝ちました。
下手でもデッキ相性差で勝てるのがヴィンテージの良いところ!デッキ相性差が悪くてもパワーカード連打できる引きなら勝てるのもヴィンテージの良いところ!

⑥ピッチドレッジ ××
7枚キープ×2のドレッジは最強なんです!!!!犯罪!!!!!
2ターン目に《Bazaar of Baghdad》を《露天鉱床》しっかり当てたのに手から2回とも2枚目の《Bazaar of Baghdad》が出てきたのさすがに草生え散らかしました。
添削杯通じてマッチングした中でこの人が一番右手が強いと思いました。
住んでいる地域等もあると思いますが、ぜひ大きな大会で活躍してほしい。
あなたの右手なら行けます!!!!!!!!

結果としては2-3-1で目標達成ならずですが、楽しい1日をありがとうございました。
次回のヴィンテージ神挑戦者決定戦まではエンジョイ勢として生きていきますので、引き続きどこかでお会いした際にはよろしくお願いします!

いいなと思ったら応援しよう!