2020.02.23【ヴィンテージ神挑戦者決定戦トライアル】02.24【勝ち抜きヴィンテージ!(秋葉原)】

大会やイベントが1ヶ月ほど無かったのでヴィンテージどころかマジックへのモチベーションすら無かった皆さん、こんにちは。お久しぶりです。

表題の通り、2日連続のヴィンテージイベントがあったため、無理繰りスケジュールを空けて遊んできましたのでそのレポートを書くことにしました。
ちなみに僕のレポートは何も分からないことで有名なので、ぶっちゃけこの記事は読まなくて大丈夫です。

■神挑戦者決定戦トライアル

何もイベントのない虚無期間のモチベーションは皆無と言っていいほどで、日課で趣味のリスト漁りすらしていませんでした。
テーロス環魂記発売後では初のイベントと言っても良いことと、実際の神挑戦者決定戦のメタゲームを踏まえると環境は歪んでいるだろうということだけは考えていましたが、《死の国からの脱出》のように使ってみたいカードがどれくらい強いのか、それがメタゲームにどれだけの影響を与えるのかなど不透明な部分が多かったので手探りで当日のデッキを決めることにしました。

神挑戦者決定戦の歪んだメタゲームですが、
①神がドレッジ
という点から以下が成り立ちやすくなると想定しました。

②ドレッジを選ぶプレイヤーは
1,ドレッジしか持っていない、もしくは神挑戦者になることをあまり考えていない
2,神より運や構築、プレイで上回ることができると判断した
の2パターンしかない
でしょう。
めっちゃ強気なスタイルの場合でくる場合は厳しい戦いから逃れられないでしょうが、神がドレッジ上手すぎる民のため僕がその立場だったら絶対やりたくないので、ドレッジは少なくなってくれるはず!
という感覚100%の理屈でドレッジというデッキは神挑戦者決定戦においてはあまり多くないであろうにも関わらず、神がドレッジのためある種過剰なサイドボード枚数が要求されるということになります。厳しい。

③メインにドレッジ対策を兼ねられるカードを採用する、サイドに対策の対策カードが積まれやすくなる
例えば今の歪みきったMOでは《墓掘りの檻》がメインに採用されるらしいですが、これは《紅蓮破》などがメインに採用されている枠ですからメタゲーム次第で肯定されます。
自分以外の全員がドレッジだと分かっていて墓地対策をメインに採用しないのは思考停止に他なりません。
また、神決定戦ではメイン2回サイド3回のため、メインを落とすと後は全勝(後手2回)が求められます。
これはメインに採用されるカードを通常時からさらに歪め、メタゲームが読みにくくなることを示します。
過剰な枚数要求されるのはここに起因しますね。厳しい。

④ゴロススタックスや墓荒らしなどのメインから墓地対策を取りやすいデッキは選びやすい
特に青系フェアプレイヤーは墓荒らしを検討するでしょう。EWEにおいてフォージとドレッジが隆盛した際にも墓荒らしはポジションを上げました。
フォージがゴロススタックスに変化したと考えれば、これは自然に思えます。
フォージに《溜め込み屋のアウフ》や《活性の力》が有効すぎた側面もあるとは思いますが……。
また、ゴロススタックスはメインから《抵抗の宝球》や《ボジューカの沼》を採用でき、《不屈の巡礼者、ゴロス》が《イチョリッド》や《虚ろな者》を優しくキャッチできるため、ドレッジへの抵抗力があるデッキですが、ドローカードがないことから安定しづらいので、今回の右手最強は俺だ決定戦デッキはドレッジではなくこのデッキになるでしょう。
MUD系デッキは愛用者も多く熟練しているため、SEに行くのはおかしくありません。厳しい。

⑤《The Tabernacle at pendrell vale》の価値が高まった
前述したこととほぼ同様ですが、これによってbond系デッキもポジションが上がっています。
墓荒らしにもゴロススタックスにも採用できるカードですから、ドレッジ側もこれへの対策は進めなければなりません。
例えばピッチヴァインなどはその例になり得ます。厳しい。

上記を加味してデッキを組んでみることにしましたが、こういうときはサイドから組んでみることを試しています。
というわけでサイドは以下のように組んでみました。

1 剣を鍬に(オース、墓荒らし)
4 貪欲な罠(ドレッジ)
1 魂標ランタン(ドレッジ、ジェスカイ)
3 封じ込める僧侶(オース、ドレッジ)
2 夏の帳(青系フェア、ストーム、ドレッジなど)
2 活性の力(MUD、オース)
2 石のような静寂(逆説)

うーん、これはバント!
墓荒らしも赤(《紅蓮破》)がなくてもやれてるんだしいけるやろ!

土地(17)
4 霧深い雨林
3 溢れかえる岸辺
3 Tropical Island
2 Tundra
1 Underground Sea
2 島
1 森
1 神秘の聖域

アーティファクト(4)
1 Black Lotus
1 Mox Pearl
1 Mox Sapphire
1 Mox Emerald

クリーチャー(11)
4 死儀礼のシャーマン
2 溜め込み屋のアウフ
2 タルモゴイフ
1 瞬唱の魔道士
1 僧院の導師
1 トレストの使者、レオヴォルド

プレインズウォーカー(3)
1 覆いを割く者、ナーセット
2 王冠泥棒、オーコ

呪文(25)
1 Ancestral Recall
1 渦まく知識
1 思案
3 定業
1 ギタクシア派の調査
1 噴出
1 時を越えた探索
1 宝船の巡航
1 商人の巻物
1 悪魔の教示者
1 Time Walk

1 精神的つまづき
2 否定の力
4 意志の力

3 剣を鍬に
2 活性の力

メインからアウフを取ってる都合、サイドからはTPS系を見たほうがいいと感じたため、《石のような静寂》を《耳の痛い静寂》へ変更し高田馬場へレッツゴー!
なんとこのリスト当日の2日前にできていました!
前日構築当たり前人間だった僕も成長したなぁ……としみじみ感じますね。
気になる結果ですが、なんと1-4!

ダメじゃん……。

以下簡易レポート

①5C人間 後手 ××
1:《古代の聖塔》がセットされて「えっ……人間……?」となった矢先にモックスから《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》が置かれる。
こちらのキープは「土地、土地、モックス、モックス、Will、死儀礼、ソープロ」みたいなハンドでラヴィニア1枚に手札が3枚殺される非常事態。
トップから土地、レオヴォルドと引いて盤面が止まるかと思いきや、そのまま殴りきられました。3マナのサリア強すぎる……。
2:死儀礼2体並べてなんとか……と思ったら飛んでくる《朽ちゆくレギサウルス》。たまらずカウンターしたら《拘留代理人》で死儀礼が2体追放される大惨事。このデッキ紅蓮破ないんだけど……?3体目の死儀礼でゲインして粘ったものの、2枚目の代理人が死儀礼を追放して負け

②オース(変態型) 先手 ××
1:死儀礼、レン6、レオヴォルド、ドロソ2枚、土地2枚みたいなハンドをキープしたら、オース置かれて死にました。はじめてまわすデッキだし顔メタとかしないでいこうと思った自分が間違っていた
2:初手オースを否定の力したら森の知恵置かれてGG

③逆説&脱出ストーム 先手 ×〇×
1:死儀礼出したら脱出決まってた(白目
2:全く記憶にないが勝ったらしい
3:序盤の展開で圧敗だったため相手のミスプ頼む~~~とか思ってたら自分もミスプしてて草。前の2回戦××で気持ちで負けてた感あり

④ドレッジ(神) 後手 ××
1:メインでドレッジに勝てるデッキではない
2:ホロウプランだったのでソープロしたが、墓地が止まりきらず負け
フリプ1×:ギタ調くらってホロウをソープロしてそのまま負け
フリプ2×:封じ込める僧侶を置いて一安心と思ってたがホロウに飛ばしたソープロをミスディレされてWillを切らされたところでゲームが決まった
フリプ3〇:特に墓地対策は引かなかったがなぜか勝った記憶がある
色々振り返った結果「この辺(ドレッジ対策系カード)全然引いてなかったですしねー」と言われてしまい、キープが甘いのと対策引ける右手がないと
ちゃんとまわせないデッキだなーと思いました。赤がないとしっかりしたコントロールにはならないなということを感じたので、バントはブレイクスルーがないとキツいなーということで封印を決意しました

⑤バーン 後手 〇〇
1:「お、ドレッジの人か」と思ってたがバーンだった。タルモ出した瞬間投了
2:タルモ出した

バントコントロールはもっと練りこまないとまわせないのと、夏の帳とか甘えてないで《呪文貫き》などの軽量カウンターをもっと積まないとコントロールする動きすら取れないのでデッキとして成立していないおもちゃでした。
ブレイクスルーになるようなカードやプランが思いつけばやるかもしれませんが、現状は封印安定だと思います。
似たようなデッキは組まないようにしましょうね。

■勝ち抜きヴィンテージ!

フェアデッキなら死儀礼タッチのRUG Walkersとかは自分にあっていそうだったので、前日夜にDiscordでスゥルタイグロウと冬宮オース相手に仮回しさせてもらってなんとなくの雰囲気を掴んで出発。

リストはこちら→https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/273428/show/

①《タッサの信託者》コンボ(?) 先手 〇×〇
1:死儀礼でごちゃらせてなんとかしようハンドをキープ。不毛やフェッチを駆使してキャントリップを連打しトレクルからレン6を引くものの、不毛はトレクルの探査で追放されていた上、ここまでカウンターなし。
相手から《閃光》がプレイされ、あー負けたなーと思ってたらハルクの先はなぜか《Elvish Spirit Guide》。んんんん?????ハンドに揃ったか?と思いながら死儀礼でどつきまわしてたらゲームが終わってた
2:カウンターキープしてたものの、アンリコでカウンターを釣られハルクフラッシュ!対象取るとトップ3枚を墓地に落とすやつ、0マナで対象をとれるやつ、オラクルで無事死亡
3:お互いギタ調スタートでサーチ呪文ばかりのハンドを見て、これ揃った瞬間負けだなーと思いながら死儀礼2体に瞬唱で最後に稲妻2枚でなぜか勝った。僕の引きも相当弱かったが、相手の引きはもっと弱かった模様。
あまりにも動きが分からず僕の頭はバグり散らかしており、ナーセットをコントロールしているのにアンリコを消すバグりっぷり。灯争大戦のPWはほんとダメだわ。禁止してほしい。

②ティムールオース 後手 〇×〇
1:死儀礼スタートしたら返しにオース。うわー負けたー稲妻一発しかないからライフ3以下になることを祈るかーと思いながらパンチして捲れたのはパルン。次ターンにも殴ってライフ16にしたところグリセルが置かれて僕のライフは13。お相手が「グリセル2回起動したら勝ちですよね?2回起動します」と言ったので「2回同一スタックで大丈夫ですか?」と聞いたら、10秒くらい考えて「起動します」と仰ったため「スタック3で稲妻」という外道極まりないムーヴをかましてしまったことを懺悔します。完全にハメ野郎みたいなことをしてしまい罪悪感にまみれていたところ「あっ、カウンターないですね……」と投了されて、サイドボードに入った
2:が、「さっきの俺まじでただの感じ悪いやつじゃね……?」とか思ってたらオース→グリセル→1回起動→パンチ(7点ゲイン)と勝ちパターンを決められ「やはり戦に情は不要。叩きのめすと強い意志で挑む必要がある」と思いながらサイドへ
3:相手ダブマリだが、2ゲーム目の敗北の裏で血走った目でいた僕は殺意だけでゲームをしていた。ギタ調スタートで「否定の力、ピアス、オース、トロピ、サファイア」を除いてオースだけ除ければ大体勝ちだと思ったのでトロフィーかクレームだけを探してたら、ちゃんと見つかったのでそのまま圧殺。普段墓荒らしプレイされている方で墓荒らしがキツすぎたのでオースを試しているということだったので、僕とは違う認識だったことから墓荒らし目線が全くない僕の認識がどこまで正しいのか不安になったので、墓荒らし側の目線を学ぶために墓荒らしをしっかりまわしていきたいと思った(文章崩壊)

③ゴロススタックス 先手 ××
1:メインはグラッジを引くゲームだったが、土地多めのドロソ2枚キープで抵抗の宝球を躱しながらなんとかしようとしたのが間違いだったのかもしれない。ドロソ2回プレイしてもなにも見つからず、トップオーコでなんとかするしかないなーと思った矢先に魔術遠眼鏡をプレイされオーコ指定以外が存在しないハンドだったので、情報を与えないために投了
2:ワクショ→アメとげされたが、土地は多めだったので露天でワクショ割って相手が止まることを祈ったら不毛で土地を割られる→マナファクト展開→抵抗の宝球を挟んで世界のるつぼをプレイされ、打ち消せなかったのでゲームできないことが確定して投了

④5C人間 後手 〇〇
1:2日連続で当たるかね~~~~!!!!と思ってたが、レン6オーコが盤面めちゃめちゃにした
2:ラヴィニアをパイロで割って、レギサウルスをWillではじいて死儀礼→レン6&不毛で大体勝ったなと思ってたら5ターン連続で土地引いてアカンかもしれんと思った矢先にオーコがトップから降ってきて盤面をめちゃくちゃにした

コピー元がMOのリストでちょっといじっただけだったので、関東のゴロススタックスの数と神挑戦者決定戦のメタゲームを想像するとアーティファクト対策はもうちょっと必要かなと思ったので、続けるかは不明ですが一定の感触は得ました。

■感想

バントはおもちゃ、RUGはメタにあわせないとボロ負けしそう。
《The Tabernacle at Pendrell Vale》はサイドに欲しい感じある。
次はコンボ系を試したいと思います(宣言)

お疲れさまでした。

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