【2021.05.04 第4.5回添削杯】参加レポ
お久しぶりです。
第4回の添削杯の参加レポも書く気はあったのですが、書いている途中に下書きが消える謎の現象により心が折れ、気づけば第4.5回になってしまいました。
■第4回添削杯
急遽参加できなくなってしまった「もすぎオース」を使用しました。
《太陽のタイタン》を採用し、《死の国からの脱出》をフィーチャーしたコンボ&コントロールデッキで、サイドボードが非常に難しかったですが楽しいデッキでした。
結果は3-3(だった気がする)。
オースはデッキ構造上遅い部類のデッキで隙も多いのでメタゲームが噛み合う状況にならない限りは使用するつもりはありませんでしたが、そもそも自分がデッキ構築を全くしておらず惰性でジェスカイをプレイするよりは違うデッキを使いたいと思ったのでそのまま丸パクリしました。
一方的な虐殺をすることもされることもなかったため、プレイしていて楽しいデッキでした。
もすぎさん、ありがとうございました。
■第4.5回添削杯
実は同日にヴィンテージ神挑戦者決定戦が予定されていました。
しかし、緊急事態宣言によってイベントが急遽中止に。
現神の高橋さんは《死儀礼のシャーマン》を軸にしたフェアデッキ【墓荒らし】【4CWalkers】か、《死の国からの脱出》を使用する【ブリーチ】のいずれかを使用すると想定しており、久しぶりに【ジェスカイ】が強くいけそうだなー!と密かにテンション高めでした。
しかし緊急事態宣言が出てしまったものは仕方ありません。
添削杯用に別のデッキを考えることにしました。
■デッキ選択について
候補最有力は前述の通り【ジェスカイ】です。
キャラだからとかそういうのではないです。
【ジェスカイ】は基本的に常に対応する側になる都合、採用するカードの選択によって、おおよそどのようなデッキでも相手にすることができ、最も簡単な除去の追加によって"墓荒らし杯"とも形容される添削杯でデッキ構造上の有利が取れるなら、それに越したことはありません。
しかし、今回はヴィンテージ神挑戦者決定戦が中止になったことを受けて、急遽主催の添削さんが温情で開催してくれる神イベント。
がっつり勝利を求めるというよりも、新しいプレイヤーの参加やコミュニケーションを取る場という側面のほうが強いと感じました。
よって、【ジェスカイ】の使用は中止し何か新しいデッキを組むことを決めました。
さよならアルカニスト……
じゃあ何を使うのよ???
かつて禁止されていた最強のムーブ「ルールスロータス」を決めたい(欲望)、その一心で《夢の巣のルールス》を軸としたデッキを使用することを決めていました。
ていうかルールス使いたい欲がすさまじく、抗うことなどできたであろうか、いや、無い(反語)
■ゲームプラン
《夢の巣のルールス》はその能力上、ミドル~ロングゲームに強い性質を持っています。
墓地からパーマネント呪文を繰り返し使用するため、周りが除去されるのは将来的なリソースが増えるという点では好都合ですし、絆魂によって失ったライフも取り戻しやすいため押し切られることに対しても耐性があります。
勝つときの盤面を
・《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》:行動の制限
・《魂標ランタン》:墓地対策&ドローソース
・《闇の腹心》:アドバンテージ源
・《夢の巣のルールス》:神
・ハンド:除去とカウンター
のように想定したため、あとは遡ってその盤面を作るようにプレイするだけです。わぁ簡単!
~序盤~
・《闇の腹心》でリソースに差をつけろ!
・《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》か《魂標ランタン》で相手の有効枚数を減らせ!
※除去されやすいカードをプレイして相手のリソースを削る
~中盤~
・相手の盤面を抹消しろ!!
・自分のパーマネントは基本的に守るな!!
※除去によって相手のパーマネントを削ってハンドと盤面を絞る
~終盤~
・《夢の巣のルールス》で勝ち!!!!!!!!
※更地にジェイスよりも更地にルールス!!!!!!!
■デッキリスト
■土地
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3《Tundra》
3《Underground Sea》
1《島/Island》
1《平地/Plains》
1《カラカス/Karakas》
■アーティファクト
1《Black Lotus》
1《Mox Pearl》
1《Mox Sapphire》
1《Mox Jet》
1《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
■クリーチャー
4《闇の腹心/Dark Confidant》
2《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》
1《悪意の大梟/Baleful Strix》
1《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》
■プレインズウォーカー
1《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
■エンチャント
1《死の重み/Dead Weight》
■ソーサリー&インスタント
1《Time Walk》
1《Ancestral Recall》
1《渦まく知識/Brainstorm》
1《思案/Ponder》
1《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《定業/Preordain》
3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1《取り除き/Eliminate》
1《断割/Fracture》
1《精神的つまづき/Mental Misstep》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《目くらまし/Daze》
1《否定の力/Force of Negation》
4《意志の力/Force of Will》
1《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
■サイドボード
1《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》
1《悪意の大梟/Baleful Strix》
2《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1《水流破/Hydroblast》
1《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1《断割/Fracture》
2《浄化の印章/Seal of Cleansing》
1《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》
2《才能の試験/Test of Talents》
2《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
1《The Tabernacle at Pendrell Vale》
■採用カード解説
に入る前に実はこのリスト明確に1つだけ"やらかし"があります。
そう《露天鉱床》です。
このデッキ実は《カラカス》に非常に弱いのです。
もし使ってみようかなと思った人はフェッチか《Tundra》を削って《露天鉱床》を足しましょう。
・《闇の腹心》
鉄の意志で4枚です。
こいつでアドバンテージを取らなきゃ勝てません。
相打ちはOKです。
・《悪意の大梟》
使いまわせてハンドが減らない除去枠です。
・《瞬唱の魔道士》
パーマネント以外のカードを使いまわすための枠です。
相手の墓地対策が強そうであればサイドは抜くこともあります。
・《覆いを割く者、ナーセット》
《Black Lotus》を拾えるかもしれないし、相手も消したいだろうから入れるか的な惰性で入れました。
あって困った場面はありませんが、なくて困った場面もありませんでした。
ここを《露天鉱床》にするのもアリかも。
・《死の重み》
《死儀礼のシャーマン》に対する協力なアンチカード。
エンチャントは抜けないのでやりたい放題です。
【ジェスカイ】に対しても《戦慄衆の秘儀術師》に貼れば機能停止に追い込めるので結構便利ですし、【ラベジャーショップ】のクリーチャーは基本的にタフネス2以下なのでアーティファクト破壊用のカードを温存しやすくなります。
・《剣を鍬に》《取り除き》《断割》
除去は合計6枚を想定しており、内1枚は《死の重み》ですから5枚の内訳を検討しました。
《剣を鍬に》は環境に存在するクリーチャー全てを対処できるため4枚からスタートしました。
このデッキの勝ち筋はシステム的にクリーチャーを使いますので、プレインズウォーカーに直接触れるカードが欲しかったので《取り除き》を1枚採用。
その後、対【オース】【MUD】【墓荒らし】のいずれにも腐らないことを評価して《剣を鍬に》を1枚《断割》へ変更しました。
・《狼狽の嵐》
フリースロットを除去に寄せたので一応のコンボ対策として採用。
初稿では《湖での水難》が入っていました。
・《吸血の教示者》《悪魔の教示者》
《夢の巣のルールス》《Black Lotus》のどちらかをサーチしてきてルールスロータスで気持ちよくなるためのカードです(気持ちよかった)。
~サイドボード~
・《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》《悪意の大梟》
コンボかフェアに対してそれぞれ入れ替えるつもりで用意した枠でしたが、【ブリーチ】のサブプランは《スプライトのドラゴン》なので《悪意の大梟》も入れたくなる都合結構微妙なサイドだったと思いました。
・《封じ込める僧侶》
《剣を鍬に》があるので【オース】に対しては対策過剰かと思いましたが、《封じ込める僧侶》+《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》で《Bazaar of Baghdad》デッキを機能停止に追い込みやすいのに釣られて2枚採用しました。
・《水流破》
フェアデッキで一番キツいのは《王冠泥棒、オーコ》よりも《レンと六番》だと考えました。
《闇の腹心》をリソースを使用せず割られるのは"やってない"です。
憎き《レンと六番》を一発で処理できるカードが欲しかったので採用です。
一応【ブリーチ】や【ジェスカイ】に対しても入れられるのですが、今回は一度たりともサイドインすることはありませんでした。
・《剣を鍬に》《断割》
メインの追加用の枠です。
《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》《悪意の大梟》の枠と似たイメージですが、《断割》は《取り除き》でも良かったかもしれません。
もし非不毛系のフェアデッキが増えてきたら《Library of Alexandria》を採用します。
・《浄化の印章》
【MUD】はもちろん、先出しであれば【ブリーチ】にも対応可能。
【オース】に対しては対策過剰になっている原因の一つです。
・《上天の呪文爆弾》
【デプス】系デッキや《虚空の力線》系の墓地対策デッキに対して《魂標ランタン》の代わりに入れます。
《引き裂かれし永劫、エムラクール》採用の【オース】に対しても入れます(対策過剰)。
・《才能の試験》
《最後の審判》と《思考停止》を抜きたい人生だった。
《狼狽の嵐》や《精神壊しの罠》との比較でしたが《Black Lotus》を使いまわすデッキなのでマナを使いやすい点からお試し採用。
サイドインする機会はありませんでした。
・《魂標ランタン》《The Tabernacle at Pendrell Vale》
ドレッジはルールスランタンが決まれば勝てるのですが、マナが厳しいので《トーモッドの墓所》が追加で欲しいシーンがありました。
■採用を検討したカード
・《天秤》《毒の濁流》《至高の評決》
ヴァイン系デッキや展開されきった【墓荒らし】などのフェアデッキ、《僧院の導師》や《若き紅蓮術士》などの面展開制圧カードに対して全体除去が欲しいシーンはありそうに思いましたが、枠が足りずに断念しました。
《天秤》は初動全展開系のデッキに対して欲しいカードですが、ヴァイン系デッキは墓地対策+クリーチャーで誤魔化すゲームプラン構想だったので、打ち消されない《至高の評決》をベースに考えていました。
・《流刑への道》《天界の粛清》
《断割》の枠で検討しましたが、新しいカードを使いたい欲には勝てませんでした。
・《静寂》
【MUD】の人数が多そうであればと思いましたが、そんなおらんやろと思いました(いた)。
・《耳の痛い静寂》
ストーム系が多そうであればと思いましたが、自分がルールスロータスやルールスランタンで使用してしまい自分の展開がしきれないと考えましたが、プレイしている感じでは採用しても大きく困らなそうではありました。
・《魂標ランタン》《トーモッドの墓所》
添削杯は《Bazaar of Baghdad》デッキ占有率がそこまで多くないのでええやろと思いました(いた)。
■簡易レポ
①ラベジャーカーショップ
×:寝ぼけててアンシー・フェッチキープのところ、アンシーから出して不毛されました。
×:土地+JETキープして不毛不毛リヴォーカーJET指定→リヴォーカー除去→リヴォーカーJET指定抵抗の宝球でマナが間に合わずに負け
②エルフ
×:《集合した中隊》から盤面まくれなくなった
〇:ボブが土地をくれて除去祭りした
〇:ボブは土地をくれなかったが土地は素引きしたので大丈夫でした
ボブまじで強いマッチアップで感動してました。
③赤単ヴァイン
×:ヴァイン3体並んで負け
〇:負ける直前のターンにソープロ引いて事なきを得た
〇:ラヴィニアで相手の行動ほぼストップして勝ち
④カセルオース
勝った記憶ゼロ
〇:エムラクール抱えてそうな声だったのでギタ調したらエムラがあった。ダクを引かれなかった
〇:相手とアンリコを消しあってリソースなくなったところにボブ登場。リソース差無限になった
ボブが強い
⑤ストーム
×:サファイアジェットマナボルトティンカーで負け。1ターンは返ってくるだろうと思いこんだフラスター+デイズキープは甘えだった
×:要所のアンリコを通したら土地が3枚振ってきて、もみーさんの憐みの視線を感じた
⑥トラクソス型MUD
×:トラクソスのトランプルに蹂躙された
〇:ボブ強すぎィ
×:次のターンで盤面返せそうで一息ついたらバリスタがきて死んだ。バリスタは《Time Walk》
トータル3-3!(またかい)
ただルールスの強みは味わえましたし、やっぱりヴィンテージは楽しいのでよかったです。まる。