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2023年 誕生日ありがとう

森を離れて

あの素晴らしい阿蘇の森から離れて
1年が経ちました

実はあの時
この森を離れたら
私を応援してくれた人たち
Twitterで仲良くしてくれた人たちも
離れて行ってしまうかもかも知れない
そんな覚悟を持って
阿蘇の森を出たのです

ところが
そんな心配はいらなかったようで
より温かく
よりリアルに
応援してくれる方が更に増えて
私の作ったものに
いいねやRTやコメントを送ってくれて
買って下さり
応援し続けてくれたのです

もちろん実際は予想通り
離れてしまった人もいます

生きる糧 ものづくりの始まり

阿蘇の森で暮らしていた頃に
Twitterで繋がった
北海道の雪子さんが
ポータブルミシンを送ってくれて
オフグリッドの森でも
動かすことが出来たので
それを使ってものづくりをしようと
布を募集し始めました

私もそうでしたが
作ろうと思って買ったものの使わずに
いつか作るんだと
ずっとしまったままの布は
結構な量があり
九州へ飛ぶ際に泣く泣く処分しました

おそらく
そう言うものは世の中に
沢山あるだろうと思い
捨てて燃やしてしまうのであれば
その布を集めて命を吹き込もうと思ったのです
新しい材料を仕入れて何かを作ると言うことは考えていませんでした
身の回りにあるもので作るのが
元々好きと言う性質もあって…

募集をすると送って下さる方が現れ
沢山の布たちが集まりました

最初は布を細く裂き
2本を撚り合わせて綯い
絹糸で縦糸を張り
その紐を織り
アクセサリーや猫ちゃんの首輪を作ったり

布ぞうりや注連縄も作りました

当初は作っても余ってしまうのが当たり前でした
それでも
買って応援してくれる方がいらっしゃり
それはそれは
どんなに嬉しかったかわかりません
泣きそうでした
いや、本当に泣いてました

しかし
毎月やってくる支払いには足らず
底が見える僅かな蓄えを
切り崩し続けており
崖っぷちもいいところでした

また
森からのプレゼント作りで
住人である私は
プレゼントを提供するため
色々とものを作る機会がありました

竹を削り漆を塗って
マドラーも作ったし
ツギハギのアームカバーや
鍋敷きを作ったのです
毎日毎日朝から晩まで
沢山作りました

これは
長野へ来てから
お金が入らなくて
大変な時
あのアームカバーが欲しいですと
神の様な存在の方から注文をいただき
救われました

布ぞうりも
阿蘇にいる頃から作り始め
昨年の春夏も沢山の方々とご縁を結ぶことが出来とても助かりました

それから
こう言うものを作って欲しいと
オーダーから作らせてもらったことも沢山ありました
スカートをバッグに作り変えたり
ケンゴマンのカリンバを持ち歩くバッグを作ったり
どれもとても楽しかったです

そして現在に至る
タイパン作りが始まりました
同居人がタイへ旅に出た時に買って来たタイパンから型紙を起こし
作っています

最近は
作って余ってしまうことが
なくなりました
むしろタイパンは予約でお待たせしてしまっているくらいです

作る度に問題点が炙り出され
次の課題が生まれ
作る度に学びの最中です
出来ない→出来た!
わからない→わかった!
この繰り返しが
とても楽しくて
嬉しいです

応援してくれる方の存在があるから
私は生きられる
通信費
交通費
車の維持費
保険料
生きているだけで最低限必要な経費
住む場所を提供してくれる
同居人の存在もあり
何とか支払えている状態です
ギリギリだからこそ
その有難さや
ありがとー!と心からの感謝
半端ないのです

思えば九州へ単身で行ったのも
ものづくりが出来るのも
今タイパンの予約を貰えるのも
私の力ではなく
誰かの支えがあるからで
一人では決して出来ないことです

ものづくりを通して
私の不器用さを知り
弱さ小ささを知り
人との繋がりの大切さを痛感し

ありがとうで埋め尽くされた毎日です
布や食べ物を送って下さっている方へのプレゼント作りが
やりたいことの一番になっていて
時間の配分…これはずっと課題で
未だ解決しておりませんが
楽しく作り出して行こう!

主体性を持って生きる

5月14日に誕生日を迎え
55歳になりました
まだ子供のように生きる私です

阿蘇の森を離れる時
汚れていない水源のある
自然豊かな場所を
手に入れて
それを守る人になりたいと
望んだ未来はまだ手に入れておらず
未だ旅の途中であります

今の暮らしの中でも
チャレンジする課題は沢山あり
そこに学びがあります
私は何をしたいのか明確にあるものは
主体性を持ってちゃんと始めよう

望む場所は簡単に手に入るものではないのだろうと思っている
自然に選ばれし者でなければ
導かれないと思うし
まだまだそれに叶う私ではないのだろうと思います

そのために
歩幅狭くても一歩ずつ
今を踏み出して生きます

いつの日かご縁があって
私サイズの生命を繋ぐ場所を
手に入れることが出来たら
私が死んでも
そこを守ってくれる誰かに渡し
人の経済活動とは離れた
生態系が守られた場所として繋ぎたい

ただいま
父の白内障の手術のため
宇都宮市に滞在中
父が入院中留守の番をして
ここでポツンと一人で暮らす父の
日常を知ることが出来ました
犬のロクが居るからまだ良いけれど
やはり一人は
心細いであろうと思いました
もし自然豊かな落ち着いた場所を手に入れることが出来たら
そこに父も迎えられたら良いなと
実は個人的な希望もあります

引き続きそんな場所を探しています
情報があったら教えて下さい
手放したくて困っている人
誰かに引き継ぎたいと思っている人がいたら…
イメージは長野より西の温暖な自然豊かな場所
どうぞ宜しくお願いします


私達人間は
他の生命の支えあっての
暮らしであることを顧みず
人間都合の経済活動で地球を汚し
人々を苦しめ健康で生きる権利を奪う国の政策はあまりにも酷い
よって非暴力不服従の精神をもち
この地球上に生きる
全ての生命を敬い
感謝をすることを忘れず
システムに薪を焚べない生き方を
選んで暮らしています

どうぞこれからも見守り
支えていただけたら嬉しいです
欲しいものリストの中に
ミシン糸等ものづくりに必要で
欲しいアイテムがあります
撃ち込んでいただけたら
超!喜びます!

道具は中古品でも使えたら嬉しいので
連絡下さい

嫌なことはせず
楽しいことはフルパワー
精一杯頑張ります
奢りを捨て
感謝を還元出来るよう
これからの日々も淡々と生きながら

次に吹く風を待ちます


読んでくれてありがとう❣️
弟夫婦がケーキを持って来てくれて
一緒に食べました!

宇都宮市のQueen洋菓子店の高級ケーキ

私は苺ショート 弟はモンブラン 
父はロールケーキ
義妹はプリン

抗がん剤治療中の義妹
何も食べられずただ怠さと痛さと闘うだけだった日々から
少し元気になってプリンを食べられる様になりました
もっと元気に戻ることを
祈っております

颯月( ・∇・)

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福田寿美子(沢村颯月)
2020年12月〜この搾取とハラスメント、地球環境の破壊を容認する人の経済活動に薪をくべることをやめ、人々が自立して支え合う新しい経済や繋がりを創り出す目的で活動している宮崎県のひょうたん市場作りに参加予定。テントで寝袋のキャンプ暮らしになります。サポートで応援資金を募ってます!