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博多座Endless SHOCKみました

Endless SHOCK本編をみました。
ほんっとうにすごかった。
この素晴らしい舞台芸術に出会えたことを幸せに思います。
人間が叶えられる美しさが詰まっていました。

なんかもう、バカの感想だけど、
堂本光一が頭上を飛び回ることの感動たるや!
あの、スター 堂本光一が、自分の頭上を飛ぶんですよ!
こんなことって信じられますか?
堂本光一がゼロ距離にいて、しかも、靴裏からそれを拝むのです!
この世のものと思えぬほど美しかった。
喉仏があって、息してて、ああ〜堂本光一って生きてるんだ…ってわかるんだけど、同時にあまりに美しすぎて、こんなに美しい人間がこの世に存在し得るの?って信じがたくて、生を感じれば感じるほどなぜか実在みが薄れるという不思議体験をしました。
そして、最初のフライングであまりの感動にすでに感極まり涙ボロボロ。
この時点で、本編が待たれていた理由を実感しました。こんなすごい体験したことないもん。

この5月は帝劇でeternalを3回観劇することができて、本編は配信でみただけ。
今回が初めての本編の観劇です。

めちゃくちゃ当たり前の事実なのですが、
同じ演目でも、役者が違うとぜんっぜん味わいが違うものですね!

ヒロミツは、このカンパニーのNo.2なんだろうな、という感じがビシバシしました。
コシオカ・マツザキとこのカンパニーの屋台骨を支えていて、きっと、突拍子もないアイディアをポンポンくりだすコウイチとみんなの間の調整役かつ、自身も役者として実力がありカンパニーに欠かせない存在であることを自負し、まわりもそう認識してるのだろうと。
だからこそ、彼が揺らいだときに、カンパニーみんなの危機になることの説得力がありました。
北山くんはとにかく負の感情の表現のバリエーションが豊かで、ただ大きな声で悲しみ悔しさ怒りを表現するのでなく、ときに無力感や諦めを織り交ぜた静かな演技が素晴らしかったです。
特に、歌の入り方と、背中で悲しみを語るのに感服しました。
しかしヒロミツの一張羅ダサすぎるよ!出てきた瞬間吹いちゃった。

それからオーナーも全然違う味わいで面白かったです。
びばりさんオーナーにはコウイチに寄り添う母的な情緒を感じてたのですが、かほさんオーナーは「かつてこの人もすごい舞台人だったんだな」と、性別や年齢を超えた「同類」してのコウイチとの結びつきみたいなものを感じました。

主要キャストが変わり、そして、演目もeternalから本編へと戻り、劇中のカンパニーの印象も変わってみえました。
配信でみた本編は、eternalありきだからか、
どこかコウイチが上滑りしているような印象だったけど、
博多座での本編は、カンパニーみんな仲良さそう!雰囲気が良い!と伝わってきて、だからこそなんでこんなことに…という悲劇が沁みました。
博多座の大きさに対して演技の大きさも変えてるのだろうけど、街に繰り出すシーンを象徴に、年若き上り調子のカンパニーが仲良くワイワイやってるんだな、っていうのが自然に感じられてすごいよかったです。
ワイワイとは違うけど、屋上でコウイチは青白くないしリカと目を合わせて心通わせて歌うし、再び目頭が暑くなりました。

帝劇からの続投キャストの皆さん、数ヶ月ブランクがあいたと思えないほど雰囲気が良かった!
あーリカ様、本当に大好きです…
綺咲愛里さん、舞台の上で輝くべく生まれてきた人なんだろうなって思ってしまうほど、
動くたびに星や花が生まれるようで
すっごい美しい。
コウイチとリカが2人で歌い踊るときの華やかさすごいです。
星と星のランデブーみたい。
コシオカ・マツザキ・ハラ・ショウの安定感もすごいし、
eternalよりもっとワイワイ、このカンパニーっていい関係性だなって物語の信憑性が増したように思いました。
なぜかハラを見れば見るほど好きになってしまってるので、刀を差し出した自分のせいではないってわかったときの演技でグッときてしまいました。
辛かったよね、ハラ…
リツキとハヤトはかわいいしきれいだしスタイルがめちゃくちゃに良いね。最高。

このSHOCKという演目は、夢を追いかける若者たちを描いた物語だと捉えているのですが、
この物語に信憑性を持たせるには、どの人も全力で舞台の上に立つことが絶対に必要で途方もなくエネルギーを使うんだろうなと思っています。
だからこそみてる私たちにパワーを届けてくれるのだと。
そしてそこに不可欠なのがコウイチの美しさ。
コウイチが誰よりも全力で輝いていないと、そもそも話が成立しない。
これ本当にとんでもないことだよなあ…
1シーズン限りじゃなくて、再演に再演を重ねてて、いろんなライバルが登場していく中で、コウイチは毎回必ずそこにいて、誰よりも輝いてないといけないんだもの…
堂本光一はずーっと出ずっぱりで、めちゃくちゃ難易度の高いパフォーマンスを次から次へと繰り出して、その上それが常に美しい。
今回コロナ禍でフライングをするにあたって、演出が変わり、そして終盤はマスクをしてのフライングだったけど、それはそれですごくよくて…
こんなのふつう思いつかないし、思いついたとしても他人にやらせらんないよ。
マスクをしてのフライングは、単純に美しい人がキラキラしたマスクをつけているという禁欲的な美しさにクラクラしました。
ハァゥッッて息を呑んだ。

出てる役者のみなさん全員そうだと思うけど、特に光一さんの、今日この場にいるひとりひとりに、心潤うエンタメを絶対に届けるんだっていう気迫と愛が本当にすごかったです。
前も書いたけど、光一さんは舞台の上から私たちひとりひとりに愛を届けられることを信じてて、実際届けてくれてるんですよね。
(だって24451のインタビューでもそう言ってたもの)
すごいスターだし愛の人!!

SHOCKをみると、目の前で生きた人間が全力でパフォーマンスをしてくれることがどれだけ美しく尊いことか、改めて「舞台をみる」という人類の歴史の中でずーっと続く営みの素晴らしさを思い知ります。
「生の舞台の感動」って使い古された言い回しで、もはや鼻白んでしまうような気持ちもあったけど、
間違いなく生の舞台、生身の人間が目の前にいる人たちに心を通わせようとしてくれることからしか得られない感動がここにありました。
演じる人が変われば違う味わいになるし、
演じる場所が変われば距離感が変わって演技も変わる。
それから、その日のお客さんの雰囲気でもパフォーマンスが変わる。
そんなのみんな知ってるわって感じだけど、私はSHOCKをみて、これの全てが真実だなと改めて思いました。

今回、どうしてもSHOCK本編がみたい一心で博多座まで遠征して、今後帝劇で本編やるなら博多座まで来るのはなくてもいいかなーと思ってたけど、
博多座は帝劇よりかなり近く感じて、帝劇のオーラとはまた違った親密さが素晴らしくよかったのでできればまた来たいな。
小屋によって演劇体験ががらっと違う印象になる(のであろう、帝劇は本編じゃなかったから推測だけど)というのも、私にとっては初めての感覚でした。

SHOCKは改めて堂本光一の輝き・美しさあっての演目だと思うのですが、
光一さんがいつまでこの作品を続けるかなんて誰にもわからないけど、できればまた見たいな。
本編のすごさを知った今、ここからコロナに対応するeternalを作ったことのすごさも噛み締めてます。
単に短くしようリスクを回避しよう、じゃなくて、視点を変えたスピンオフとして新しい演目を作ろうってほんっとにすごい。
天才クリエイター。

最後に結局この感想かよ!って感じですが、
こんっなにすごいエンタメを繰り広げるハイパーエンタメクリエイターの堂本光一は
同じくらいとんでもないクリエイターの堂本剛と二人組で活躍して今年デビュー25周年
って事実はもう小説より奇なりだよ!
SHOCKの世界超えちゃってる!

本当に素晴らしい時間でした。
この大切な時間を胸にこれからもがんばれそう。
どうかSHOCKに関わるすべての方が元気で幸せでいらっしゃいますよう、お祈りしてます…

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