One Chance 〜許す心〜
私は人に会うとまず目を見てしまいます。
目の大きさではありません。
瞳の輝き。
真っ直ぐな人ほど、他人のいいところに気が付ける人ほど
目がキラキラしています。
そして次に見るのは口。
口が曲がっていると気になってしまうのです。
あくまで元の形とかではなく、その動き方。
口は表情筋を鍛えるだけで動きが変わります。
試しに鏡の前で見てみてください。
ヴィランズやドラマの悪役が、
片方の口角だけをあげているのもいい例で
左右バランスが少し偏っているとちょっと良くない印象に…。
私は自分の口が嫌いです。
ぼてっとしていて、締まりが悪い感じ。
だけど、だからこそ表情筋の動きには気をつけています。
そうしていくといかに自分の感情と表情筋が
結びついているかがよくわかるようになりました。
気をつけていないと自分も意図していない癖が表情筋についてしまうのです。
先日あげた記事でも書いていますが、
気をつけていないと顔の歪みは染み付いてしまい、
そしてそれは幸福度にさえ繋がっているようにさえ思います。
では、どうやって幸福度を上げ、
顔の歪みを気にしながら日々生活をするか。
について今日は話していきたいと思います。
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私は、以前は嫌なことをされると
こちらもイライラしたり落ち込んだりと
心の平穏とは遠いような日々を過ごしていました。
もちろん今も、イライラしてしまうことがあったりと、反省するときが多々あります。
ただ、そんな私に恩師が教えてくれた言葉がありました。
それが”ワンチャンス”です。
例え、相手が何か嫌なことをしたとしても、
「ワンチャンスあげる」という気持ちで、
許す心を持つようにしなさいと。
本当にその通りでした。
その言葉をもらってから、「もうワンチャンスあげる」という心持ちで過ごすようにしました。
すると不思議なことに相手に優しくできるだけでなく、自分自身の心も軽くなっていきました。
まだまだ特訓中ですが、意識するようになってから、人との関わりにゆとりができてきたのです。
もちろん仏の顔も三度まで。
本当に失礼な方とは無理に関係を続ける必要はないと思っています。
その時は身を引くくらいの感覚でスーーっと。
自分の人生は自分のもの。
嫌な人と無理矢理関わることはあまりよくないなと。
もちろん、上司や仕事関係の人など関わらざるをえない人もいます。
ただ、この”ワンチャンス”という言葉を意識するだけで嫌な上司の言葉も
「この人の意図していることはなんだろう」と考える余裕ができました。
嫌な相手からも学ぶことはあります。
誰とでも関わるのではなく、
一方で嫌な人とすぐに関わりを切るのではなく、
学べるところは学ぶ余裕が必要だなと思ったとき、私にはぴったりの言葉でした。
この言葉は、相手を許す余裕だけでなく、自分自身の感情と表情に気を配る余裕もできてきたのです。
この余裕、以前記事に書いた育ちの良さという点にも繋がるように思います。
たしかに、一流の人の仕草などをまとめたような本などにも、
一流の人は相手のミスにも怒らず、フォローをするということがよく書いてあります。
人との関わりで大切な"心の余裕"はこのような考え方に影響しているのだなと思うようになりました。
常に鏡を持ち歩くことができなくても自分の表情のクセを知ることは自分を客観的に見るための一つの手段だと思っています。
「ワンチャンスをあげる」
改めて心に刻んで今日も過ごしたいなと思います。