心配性の私が行動する為にしていること〜心と考え方の矯正方法〜
私は以前にも記事で書いたように完璧主義者です。
おまけに心配性付き。笑
正直、自分でも自分のことが面倒くさくなる時があります。
そんな私が、行動力が必要な時に心配性を発揮しない為に意識していることについて今日は話そうと思います。
そもそも、この心配性って心の癖のようなもので普段どのように物事を判断しているかという考え方の癖でもあると思っています。
心配や不安という感情を強く抱きやすい人はおそらくその分だけ、様々な選択肢からそれぞれのリスクを考えた上で決断をしていく慎重派ということもできると思います。
ただ、その選択肢やリスクを考え過ぎて自分の脳では処理仕切れなくなる、その状態が極度の不安状態に陥っているということだと思っています。
処理できているうちは慎重という強みも、行き過ぎると心配性という心の鎖になってしまう。
そういう時ほど私は、なるべくシンプルに考えるようにしています。
楽観主義な人を見ていると羨ましくなる時があります。
が、そんな時ほど自分のなかに意識的に楽観主義を取り入れるようにしています。
具体的には、①選択肢を二択にすること、②メリットを多めにリスクを考えることです。
①選択肢を二択にする
選択肢を二つに絞るのは、例えば「YES or NO」「やるorやらない」「行くor行かない」などです。
日付や場所を変えるという案は後ほど代替案として出すので今は考えないでください。
私の経験上、心配は考え過ぎの時に多く起こりますが、たまに考えることから逃げている時に起こることもあります。
その為、状況に合わせて適切に物事を検討することが不安を取り除く一歩になります。
適切に処理するためにまず問題を最適化し、シンプルにすることが重要なのです。
「考え過ぎはわかるけど考えることから逃げているとはどういうこと?」
と思うかもしれません。
例えば、意味もなく「どうしよう〜」と言いたい場面。ありませんか。
美味しそうなメニューが並んでいる時、かわいい洋服が並んでいる時…などなど。
あわよくば「両方選んじゃえ!」と思う時など。
その程度の選択なら心配も不安もないと思うでしょうが、このような考え方の癖が心の癖に繋がってしまう時があります。
小さな問題を解決する時のような脳内フリーズ状態で大きな問題を抱えれば、それは不安も大きくなるでしょう。
自分の悩みや不安、心配が”考え過ぎ”と”考えていない”、どちらのパターンから来ているのか客観的に判断することも大切です。
考える時はシンプルに。
私はレストランなどで、メニューもなるべくすぐに決めるように心がけています。
特に二択に絞るところまではすぐに決めています。
そして、周りの人が決め終わるのと同じタイミングで最終決定をするように心がけています。
ただし、周りの人よりも早く決まっても焦らせない為にも一緒に他のメニューをもう一回見たりと黙って待つようにしています。
そんな思いやりを配れる心の余裕もあるとなおいいですね。
メニューをいつもすぐに決められない人はそんな身近な選択からその考える癖をつけると良いでしょう。
②メリットを多めにリスクを考える
次に、メリットを中心にリスクも含めてデメリットを挙げていきます。
メリットを多めに挙げ、デメリットも出し終わったら、デメリットをカバーできる代替案を考えます。
この三種類はできれば、紙に書き出したほうがいいでしょう。
考える癖をつける為にも、いきなり代替案に決定するのではなく(納得しているのなら別ですが)、段階を踏んで欲しいと思います。
そして大切にしてほしいのはメリットがデメリットを上回っているかどうかです。
数ではなく、重要度で判断してみてください。
あくまで客観的になることも大事なポイントです。
場合によっては、踏み出せないことに対して、メリットを出すことで大丈夫だよと後押しして欲しい場合も多くあります。
そんな心の正直な感情にも向き合う重要な段階です。
一見デメリットの数が多くてもメリットに挙げた内容で得られることが大きければ、そちらを重要視することも大切です。
ちなみに、デメリットや心配要素はどうしようもないことはあえて省きます。
天候状況や、文化的背景、変更不可能なことなど…
努力で変えられないことは考えても仕方ないから。
③総合的に検討をする
ここまで挙げたら、全てを総合的に判断します。
まずは、メリットとデメリットから得られることとリスクを挙げていきます。
その点を踏まえて代替案をここで初めて検討します。
もしかしたら、代替案を一工夫加えることで別の解決策が出る可能性もあるため、他の手段も含めて模索します。
延期をするにしても、その期間によって環境や状況が異なる場合があります。
ここでどちらにしろリスクしかないのであれば、どちらのリスクが小さいのか、又延期しても問題ないのであれば、判断を先送りするのも一つの逃げ道として、最終兵器として持っておくのも良いと思います。
私が実際にこの考え方で行動力を発揮した話
さて、最後にそんな心配性な一面を持つ私が、この考え方を使ってとてつもない行動力を発揮した出来事がありました。
それは学生の頃、3年生になる年の冬休みに留学に行きたいと考えた時のことでした。
当時、私はフランス文化の側面を持ちながら、英語を話したりとカナダやアメリカの文化も混ざっているモントリオールという街にとても興味がありました。
しかし、私の大学には提携校はありませんでした。
そもそも海外に留学に行くこと自体、不安なわけです。
英語やフランス語を勉強しているとはいえ、一定期間滞在をするということ、慣れない土地で1人で寂しくならないか…などなど考えれば考えるほど、不安が募ってきます。
さらに、もう一つ不安要素が出てきます。
留学オフィスの職員さんに協力してもらいながら、一つのプログラムに出会いましたが、そのプログラムが一ヶ月後から開始されるとのことで年末の休みの期間も合わせると時間がない状況での準備になるということでした。
そこで先程の方法で考えをまとめてみました。
①は行くor行かないです。
次に②は英語を仕事でも使っていきたいと考えていた私は、”生きた””使える”英語を習得したいと考えていました。
なので「使える英語の習得」が一つ目のメリット。
同時に心配性もそうですが、自信がない自分の性格をなんとかしたいと考えていたのです。
様々な取り組みをして、自分なりに努力はしてきたけど、自信がない。
この私の性格は、怖いことにも怖気付かず、逃げずに挑戦することでしか得られないと当時の自分と向き合う中で出た結論でした。
ならば、「自信をつける」が二つ目。
そして加えて、「就職活動で話す内容ができる」の三つが私の挙げたメリットです。
では、デメリットはといえば英語ができないことで「迷惑をかけそう」。
又、当時の私はパスポートの期限が切れていました。その申請にも行かなければいけないことを考えると、「申し込んだもののパスポートが間に合わない」という最悪のリスクもありました。
ただ、ここまできて、どのリスクもやってみなければわからないという結論に達したのです。
そうなったら、もう課題は明確です。
とりあえず、行動してみる。
確かにリスクはあるものの、メリットにも挙げた「自信をつける」為にも挑戦してみることにしたのです。メリットの方が大きいと判断してからの行動は早かったです。
ちなみに、代替案としては延期もありましたが、延期をすると、3年生の夏休みとなりますが、滞在期間が短くなってしまうというデメリットがありました。
4年生になる年の冬休みは就職活動が始まります。
行くならこのタイミングのこのプログラムしかないという焦りも決断の後押しをしていました。
こうして、慌てて準備に取り掛かりますが、滞在先の確保をしてくれる現地のエージェントとのメールで英語でのやり取りや、通う学校への授業料を払う為に初めて海外送金を経験したりとドキドキの連続です。
結果としては、無事に参加することができました。
ギリギリに慌てて準備することはお勧めしませんが、そんな時間のない時に判断したい時も有効な手段ではあります。
心配性でなかなか決断できない人こそメリットをあげることで前向きになれます。
まあ、私の場合、この手段を使うということはやりたいけど、リスクがあって不安ということが多く、やる方向で結果は決まっているということが多いですが…。笑
ただ、皆さんもぜひ前向きになる手段に使っていただけたら嬉しいです。
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