東京援農レポ④東京で農コンに行ってきた
『農コン』とは農家さんのお手伝いをしながら、素敵な出会いを育む、街コンの農業バージョンで、農作業を通じた自然な出会いが大好評を得ているそうです。https://fukusen.org/noucon
農コンのnoteでも開催の写真付きレポートが見られます!
わたしの場合、自分の援農活動を通じて「援農と婚活って相性良さそうじゃない…?」と思い始めており。というのは、みんなで援農ボランティアに行く「援農おやつ部」で、そのうちカップルが誕生してもおかしくないのでは?とか、農家さんの嫁候補をおやつ部で連れて行くとかできないのだろうか?と思ったのが発想の起点です。
今年11/26~30まで東京に行ったのですが、そのタイミングで!まさにイメージしていた農業×恋愛コンパのイベントを見つけ、見学を申し込んだところ快諾頂いてサポート役として入らせていただきました。本当は自分も参加したい!笑 でも残念ながら既婚です(^^;
11/30(土)、東京都町田市にある「あした農園」さんで行われた農コン。
通算で11回目になるという農コンですが、こちらの農園での開催は初とのことでした。
続々と到着する参加者さん。この日は男女それぞれ各8名の参加で、満員御礼でした!代表の辻さんによると、10名を過ぎても長丁場になって疲れてきたり、人数が5:5みたいに少なくてもお相手の候補が少なくなってしまうため、この人数が最も理想的なのだそうです。
この日の農コンのおおまかな内容は、以下のようでした。
・焼いもの準備
・シカク豆の収穫と撤収作業
・羊のエサやり
・里芋の収穫
・軽食タイム(焼いも)
・マッチングタイム
もちろん、開催される農家さんや時期で毎回内容は様変わりです。この日はポカポカとした秋晴れの日で、なんとも絶好のイベント日和でした。
まず農作業をするというコンテンツを、前向きに肯定している方が集まっているので、なんとなくその時点で気が合う方たちが集まっています。期待が高い!!
ひとつの作業や畑間の移動のたびにカップルを組み替えて、ひとり当たり10分くらいの配分で全員と1対1で話せるような仕組みです。
農コンでは毎回、「ミッション付き農作業」というのがあり、この里芋はただの収穫だけでなく「できるだけ2キロちょうどになるように、ふたりで相談して里芋を計量する」というお題が課されました!
代表の辻さんは、ご自身が街コンのヘビーユーザーだった経験があり、「ただお茶を飲みながら1対1で話すよりも、一緒に作業をしながらだと素朴な人柄がお互いに見えやすいです。そして自然の中ではリラックスして自分を出せますしね」と、すごく手ごたえを感じている様子でした。実際に過去の開催ではマッチング率が驚異の50%越えも!
お気づきかと思いますが、受け入れる農家さんにとっても「大人数で農作業がはかどって助かる」という面があり、参加者さんも「出会いだけでなく、農家の大変さを知れてとても良かった」と大変好評なのだそうで…。
三方良しのイベント!!
「さすがに真夏の開催は難しいのでは…?」と聞いたところ、「それが意外と感想が良かったりして…。大変だった分達成感があるみたいな」とのことで、やってみないとわからないものですね。
そして名残惜しくも(!?)、最後は気になるお相手2名までにメッセージカードを書いてマッチングタイムです。
回収したメッセージカードは、封筒に入れて、それぞれお渡ししました。みなさんの前で、「〇番と〇番さんがマッチングです!」と発表することはなく、みなさま帰ってからそっと封筒を開けて、各自連絡を取り合っていただくという感じでした。ドキドキですね…!
ちなみに帰るときに、この日みなさんが掘った里芋や農園の新鮮野菜をおみやげに購入していけるのも、好評の様子でした。
果たしてこの日をきっかけに、お付き合いを始めたカップルさん等いるのでしょうか…。成就の場合は運営にも報告を入れると、大~変に喜ぶかと思いますよ!
わたしは、農業の「場をこんなことにも活かせる」例をまたひとつ実際に見ることが出来て、とっても有意義でした。そして運営側の「ここに気を使っているのか」というポイントを知れたのが大変勉強になりました。(全て知れた訳ではないですが…)。やはり回を重ねた先輩のノウハウには重みがあるな~という。言うは易く行うは難し、なイベントだった…というのが正直な感想ですが、2025年度、札幌での農コン開催も辻さんと前向きに検討してますのでぜひ実現出来たら!と思っております。
ちなみに、農コン終了後は、わたしだけ会場のあした農場さんでそのまま援農してから帰りました笑。大変お世話になりました!!