GO! LOCAL | 札幌市関係人口創出事業(余市町)参加中
こんにちは。援農を始めて6年目、札幌在住のマツモトサツキです。
「援農おやつ部」というボランティアサークルも公式LINEとインスタにて始めています!
今回の記事は、GO! LOCAL という、札幌市が主体の関係人口創出事業に参加してますという話題です。
GO!LOCALとは?
まずは運営サイトの説明から抜粋します。
ということで、今回募集されたメンバーでチームとなり、地方の現場視察や話し合いを基に、「関係人口を増やすためにどんな視点や取り組みが考えられるか」というのをまとめて札幌市に提言する、というのが今回のGO! LOCALの趣旨になります。
関係人口とは?
「関係人口」私は今回で初めて知りましたが、地方創生の界隈でよく使われるようになってきたキーワードのようです。
北海道でも、札幌に人口が一極集中している状況があります。
都会に人が流失し、残された地方では、人口が少ない上に高齢化で労働力が不足し、経済も滞り活気も失われがち…。
とはいえ、目標を「地方に移住」と掲げるのも、都市圏で生活が成り立っている人たちには極端にハードルが高いですし、国全体の人口数が減っていることからも、人の奪い合いになっているという見方もできます。
そこで、「観光以上・移住未満」という位置付けで、都会と地方を積極的に行き来したり、なにかしらの人的交流や繋がりがあるような中間的な役割を持つ人を「関係人口」と呼び、この関係人口を増やしましょうという事のようです。
関係人口が増えると何がいいの?
地方にとっては、労働力が補われたり、経済も循環して、都会に偏っていたエネルギーが注入され元気になってくることはイメージもしやすいですね。
一方都会の人にとっても、都会にはない自然環境や人間関係に触れることができ、リフレッシュできたり、視野や世界を広げることができます。
コロナ後はリモートワークも増えているので、二拠点生活や多拠点生活がしやすくなっている方も多くなっています。関係人口になって地域とのつながりができると、そこから地方の課題を解決する担い手になったり、仕事が広がる可能性も大いにあります。
私が応募したきっかけ
今回私は余市町のプログラムに応募しました!
もともと援農ボランティアで余市町に行くこともよくあるので、農家さんの知り合いも複数いますし、お互い声をかければお茶を飲めるお友達もいますし(笑)、ビジネス的な生産性はまだないものの、「わたしも関係人口に当てはまるのでは?」と思い当たりました。
農家さんの所に通っていると、人手がない、売るところが近くにない等、その地域の課題が自然に見えてきます。
また、私自身も第1子を出産した時に、働いていた東京から青森の田舎にいきなり引っ越して都会と地方のギャップを大いに味わった経験があるため、地方創生というテーマも広い意味で関心がありました。
ということで、申し込んでみたという経緯でした(^^)
余市町1泊2日のプログラムに参加!
まず参加者と関係者さんで2時間ほどのオリエンテーションがあり、そこで軽い自己紹介や企画の確認。
その後、9月の気持ちの良い晴天の元、1泊2日の現地プログラムに参加♪
参加者さんは、今回はオール社会人メンバーでした。
色々な背景の方が集まって、刺激になる面々でした!
1日目昼 長谷川ヴィンヤードさん
午前9時ごろ余市に着いた後は、長谷川ヴィンヤードさんへ。
1日目夜 エコビレッジさん
収穫後は、すぐお近くのエコビレッジさんに移動。ここで宿泊もお世話になります。
夕食後は、エコビレッジの代表の坂本さんから、エコビレッジの沿革や余市町の地域としての現状や課題などの説明。
余市エコビレッジさんは、持続可能な暮らしや地域の自立を目指し、日々試行実験している生活をそのまま学びの場として、勉強したい人を世界各国から住み込みで受け入れたり、会員制で色々な取り組みをしたり、一般向けにも修学旅行生の受け入れやイベントを企画などしています。
https://ecovillage.greenwebs.net/
余市エコビレッジさんこそ、余市町で関係人口を多大に作り出している源泉のような存在で、私も個人的に去年から会員になって、多くの学びの機会や人とのご縁をいただいています。
地元民からの信頼も長年かけて培っており、まさに関係人口や移住など、都会とのパイプ役としてこれ以上ふさわしいことがあるだろうか!というエコビレッジさんでした。
夜は満点の星空も楽しめました☆
2日目午前 じきの畑さん
2日目はこちらもご近所の、じきの畑さんでワインブドウの除葉作業でした。
じきの畑の村田さんは、前日の夜にもエコビレッジに来てお話をいただいていて、ワインブドウで就農するまでの経緯や、狩猟免許もお持ちなので、そういった余市町での暮らしについてお聞きすることができました。
余市町の関係人口をどう作り出す?
余市町は札幌から高速で1時間前後と、アクセスが良く、海の幸あり山の幸あり、ワインの生産も盛んで、果樹も豊富という、これ以上なき食の宝庫!
条件は良いように思えますが、どのように関係人口を作り出すのか…
・関係人口のターゲットは…
・自分たちの、地方や第一次産業に関心をもった理由とは…
・PRの方法は…
色々な方向から、考えを出し合い、まとめている最中です。
札幌市でのプレゼンは、2024年の2月を予定しています。
余市町のほかに、支笏湖や比布町でも同様に募集があり、他チームの発表も楽しみです。
私自身も、普段の援農活動と照らし合わせ、いろいろ考え視野を広げる貴重な機会となっています。
お世話になっている皆さま、ありがとうございます!