見出し画像

【「芸術激流」通信_02】Q:芸術激流ではどんな作品がみられますか?

【「芸術激流」通信_02】

Q:芸術激流ではどんな作品がみられますか?

A:

何回かに分けて作家の方々と一緒に、

下見ラフティングをしました。

川下りをしながら、各々イメージを膨らめて頂き、

後日、どんな事をしたいかプランを出して下さいとお願いしました。

そして、すでにほぼプランが出そろっています。

どのプランも、ここでしか見れないものになっていて

面白くなりそうです!

-

僕は常々、良い作家には「場を読む力」が備わっていると感じています。

同じ作品でも、どこでどのように見せるのかで、

作品の印象は大きく変わります。

だからこそ、良い作家は、作品と共に、

それを取り巻く場をつくっている、と。

しかし、場をつくるといっても、ゼロから作れるわけではないのです。

この世界には、すでにあらゆる状態が存在していて。

その中で作品が面白く見える場をつくるためには、

必然的に、すでにある状態を読み解き、

その中で思考し、反応していく必要があります。

美術館やギャラリーのようなホワイトキューブの中ですら、

それを見る観客は、その作品を取り巻く

あらゆる情報と共に、それを見る事になるのです。

いわずもがな、今回の「芸術激流」という

自然の中で行われる企画においては、

より、その「場を読む力」が作家に求められます。

今回の作家の選定においては、

そんな力を感じる方々にお声がけしました。

なので、ただ作品を単体で見るのではなく、

作家と、そして企画者が一緒になって、

どのように、その場を読んだのか、

という思考を追いかけるような心持で

作品に出会っていただけたら幸いです。

ぜんぜん、何が見られるのか

具体的に説明してないですよね・・。

すいません・・。

ぜひ実際に見て驚いていただきたいので、

今回、事細かに説明するのを避けたいのです・・。

いつも展覧会の告知をする時って、

どこまで、説明するかとても迷います。

丁寧に説明すれば、興味を持ってもらえるかもしれないけど、

実際に来た時には、その答え合わせをするような

鑑賞体験になってしまわないかなと。

しかし、まったく説明しないと、

そもそも、どんな展覧会なのかわからない・・、

どんな告知の仕方がいいのかな?といつも迷います。

そして正直、今回については、

本当にどんな展覧会になるのか、

僕もわからない部分が多いのです。

天気や風、温度、湿度、川の水量や水温などによって、

きっと見え方が変わると思います。

この「芸術激流」はそんなところが面白さかなと思います。

(佐塚)

----------------------------------------------

■タイトル:『芸術激流 ラフティング+アート』

https://moao.jp/

-

■日時:2022年10月15日(土)(悪天候の場合は10月29日)

〇ラフティング開始時間:午前の部10時〜 /午後の部13時〜

-

■当日集合場所:

みたけレースラフティングクラブ(JR御嶽駅から徒歩2分) 

-

■参加作家:

・村田峰紀(パフォーマンスアーティスト)

・柴田祐輔(アーティスト)

・大石将紀(サクソフォン奏者)

・和田昌宏(アーティスト)

・黄金世代[永畑智大・有賀慎吾・酒井貴史](アーティストグループ)

・キンマキ(画家)

・赤池奈津希(画家)

・篠田太郎(アーティスト)

・青木野枝(彫刻家)

・新人Hソケリッサ!(ダンスグループ)

・吉増剛造(詩人)

・川合玉堂(画家)

-

■場所:多摩川(御岳園-軍畑大橋)・国立奥多摩美術館

-

■観覧:

○ラフテティング参加観覧チケット(限定・午前30人/午後30人):9,999円

○御岳渓谷遊歩道からの観覧:無料

-

■チケットはArt Center Ongoingオンラインショップにて9月1日より販売開始!

-

■「芸術激流」

ボートで川を下る。岸には芸術が点在している。ボートから芸術を目撃する。けっして立ち止まってゆっくり鑑賞する事は出来ない。鑑賞ではなく目撃。川は留まる事なく流れている。その流れに身をゆだねる。自分の思い通りにはコントロールできない芸術との出会いかた。自然の中に点在する芸術を見逃すまい。意識を四方に行きわたらせる。人間が芸術を探すうちもザワザワと自然は蠢いている。芸術と自然は分かち難く溶け合っている。川は芸術で満ちている。(佐塚)

主催:国立奥多摩美術館・一般社団法人Ongoing

連携:OKUTAMA ART FESTIVAL 2022

協力:みたけレースラフティングクラブ・ぼちぼちアドベンチャーすその・玉堂美術館・小澤酒造株式会社

広報協力:株式会社西の風新聞社

---------------------------------------------------------------------

いいなと思ったら応援しよう!