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【遊戯王】人生初CSで0-4した翌日に日本選手権の店舗予選で4-0した話

こんにちは。山形で遊戯王をしています、satsuimoと申します。遊戯王に復帰して2年弱が経ち、先日、人生ではじめてCS(非公認大会)なるものに参加してきました。

ビギナーズラックなんてなかった。初CS初勝利を目標に意気込んで臨みましたが、見事に0-4で完敗。CSの洗礼を受けました。

結果はふるいませんでしたが、同じピュアリィ使いの方と2度も当たって、プレイングを勉強させてもらいましたし、構築の相談にも乗ってもらえたりして(なんて優しい方の多いCSなんだろう……!)、本当に収穫の多いCSになったんですね。

自分の力試しだ、なんて思って、オリジナルのプランを採用して環境の変化に付いていけず撃沈した反省から、その日の帰りの車の中で構築を練り直し、帰宅してCSの上位構築をいくつも比較して、翌朝プランを叩き込んで足りないカードを買いにショップに走りました。

そして迎えた日本選手権店舗予選……

まさかまさかの店舗戦初優勝……!0-4の翌日に4-0優勝という、GW最終日に劇的な揺り戻しを起こすことができました。確率は収束するっ!(?)

本当にいろいろなことが起こった4試合だったので、記憶が薄れないうちに記録に残しておこうと思い、noteを書くことにしました。ほぼ自己満足みたいな記事ですが、笑って読んでもらえたら嬉しいです。

なお、この記事は日本選手権当日の深夜に執筆していますが、すでに記憶がだいぶあいまいな部分があります。もし対面の方、周りで観戦していた方で「そこ違っただろ!」と思っても、温かく読んでください……(結構たくさんあるような気がします。記憶どこいった……)。

1回戦 vs超重

16人定員のところ12人参加で、4人が1回戦免除の中、運よく1回戦目からマッチング成立(単純にたくさん遊戯王したい)。対面は、普段あまりお見掛けしない方だったので、県内の他の地域からいらっしゃった方だったのではないかと思います。ニューロンに、称号「超重の使い手」の記載があったので、1回戦目から気分が重くなります。超重だけに。

1本目はじゃんけんに勝って先行スタート。前日のCSはじゃんけんも0-4だったので、確率がようやく仕事をし始める。ドロールケアでドローフェイスにメモリースペルを発動したところ、チェーンG。G受けがいいはずのデッキでGの重いもらい方をしてしまい、幸先の悪いスタート。

その後も、なぜかバロネスの攻撃力を1500と勘違いするなど、今考えても理解不能なミスを起こして、ワンキルに向かえる場面で、ハピネスでバロネスに自爆特攻。しかし、ハピネスのサーチとマイフレンドの回収効果でリソースを回復し、「自爆特攻はわざとですけど?」みたいな顔で、メイン2に、でかノアール成立。なんとか勝利。本当に恥ずかしい。

2本目は、先攻超重の本領発揮。スタンバイGをうららではじかれ、メインに入ってから、相手が禁止令で「ドロール」宣言。こちらはリンク体が立ったところでファンタズメイを投げるが、めくれたのが悲しみのドロール。泣く泣くそのままドロールを戻し、その後は有効な誘発なく先攻ワンキル成立。

1-1で迎えた3本目。ここでこの日一番の大事件をやらかす。サイチェン中に40分経過しEDに。先後決め直しのじゃんけんに負け後攻スタート。相手の引きがあまり強くなかったのか、少々の展開後、バグースカ成立でメイン終了。これを二ビルで粉砕してターンをもらう。

こちらは手札の初動が細く、十分な妨害を構えられないまま、再び相手のターンに。とはいえ誘発多めのハンドだったので、隙を伺いながら、相手のイワトオシ吊り上げに反応してドルイドブルムをチェーンしようとして、重大なミスに気付く。



イワトオシ地属性じゃん……



そう、なぜかイワトオシを闇属性だと思い込み、サイチェンで、超重に全く刺さらないビーステッドコンビを投入してしまっていたのである。この時ほど自分の無能さを呪ったことはない。しかしこのドルイドブルムが、このあとまさかの奇跡を生むことになる。

二ビルなど余計な妨害を踏まないためか、相手はライフを取り切れると判断して、マスラO着地までで展開を終了。こちらの盤面に対して、連続攻撃で一掃し、残りライフ3700、マスラO最後の攻撃宣言(4000)で相手の勝ちかと思った瞬間、そう、手札にいるのは……!

ドルイドブルム「ワイがおるで」

着地後は攻撃中断、返しのターンでハピネスワンキル成立。勘違いから投入されたドルイドブルムが、まさかの大仕事をやってのける。ドルイドがいなければ私の日本選手権はここで終わっていたので、今日のMVPはドルイドブルムでいいと思います。

2回戦 vs海

一時は負けを覚悟した1回戦。今思えばこの戦いが、一気に自分の集中力を高めてくれた気がする。続く2回戦は、公認でもお見掛けしていた方(対戦は初めて)で、ホームの雰囲気で少しほっとする。

じゃんけんに負け、後攻スタート。

お相手「アトランティス発動で」
私「ア……アトランティス……だと!?」

完全にメタ外からの一撃に狼狽する私。リヴァイアサンも素引きされており、ロック盤面成立。斬機や勇者シンクロなどの展開系、ピュアリィを重く見た構築のため手札誘発がほとんど刺さらない。MDでよく分からないままボコボコにされたあの日の記憶が蘇る……

しかしここで、前日の夜の時点では採用を見送っていて、当日の朝、神碑やメタビ系がいたらやばいかもと思い急遽採用を決めた勇者ギミックが大活躍。水遣いスタートからドラゴバックでアトランティスをバウンスし、外法の騎士を送りつけて盤面を一掃。

その後ターンが帰ってきた後も、ドラゴバックで外法を呼び戻し、バウンスおかわり。外法の騎士の反復横跳びで1本目を後攻から捲ることに成功。足りていなかった水遣いを1枚買いに当日朝カドショに駆け込んで2200円払った甲斐がありました。というかいつの間にこんなに値段上がったんだ。水遣い、3枚とも高い時にしか買っていないんだが。外法の騎士より外法なんだが。

二本目は、相手先攻もあまり強くない盤面でスタート。こちらは無理せず妨害の有無を確認しながらナイチン→ダウナード→アーゼウス。相手のリソースをすべて刈り取って勝利。最初から最後まで激流葬に怯えていたけどなくてよかった……。

準決勝 vsオルターガイスト

2回戦終了後に、普段から公認や大会などで顔を合わせている方と世間話。その方も勝ち上がり、準決勝は別卓になったので、「決勝で会おう」と約束して別れる。私の方のお相手は、山形を代表するプレイヤーさんで、私も、いつもプレイを勉強させてもらっている方。自分の実力を100%出したうえで、運も味方に付けないと勝てないと、気を引き締める。ここが正念場。

1本目、じゃんけんに勝ち先行スタートも、うらら→Gと食らって、勇者ギミックから外法の騎士を構えるのが精いっぱい。30分粘って勝ち筋を拾いに行くも、最後は高火力で押し切られ、呆気なく1本目を落としてしまう。

2本目はこちらのメモリースペルに対して応戦するGが直撃。なんとかちびノアール成立も、ディレイを食らって這う這うの体。なんとかターンが帰ってくるも、なんと2枚目の応戦するG。時間も40分を経過してET突入。このあたりで負けを意識し始める。

ただ、こちらも誘発をじゃっかん抱えており、いなしながらプレイして、キルは取られずに、相手盤面がATK4300のアクセスコード+応戦するG+バック1枚でターンが帰ってくる。

応戦するGもいて厳しい状況だが、ちまちま手札にリソースをためていたことが功を奏し、墓地を絡めず、ピュアリィからハピネス成立。

さらにデリシャスでアクセスコードに戦闘耐性をつけ、ハピネスでサンドバックに。攻撃力を半分にし続け、ジャッジの方まで計算に参加してもらいながら処理し、相手ライフを1601(ライフってこんな端数になるんだ……)まで削るも、どうしても最後のひと押しを捻出できない。

ただ、ハピネスのサーチで最後に余った1枚からピュアリィをもう一体呼び出し、ハピネス→ノアール、下級ピュアリィ2体→ナイチンを作り、ETラストターンにこちらがダメージを受けない態勢を作って辛くも勝利。後から話を聞いたところ、ディレイを引いていたので、どちらか1体なら越えられていたとのこと。紙一重の勝利でした。

3本目はEDとなり、運よくじゃんけんに勝ち先攻スタート。今思えば、3本とも先攻でやれたことが勝因で、そうでなければ勝てなかったと思う。ドロールケアでドローフェイズから動くも、またも増殖するGを受ける。本日2度目の裏目を踏み、ここでも負けを意識する。

ピュアリィギミックから展開を伸ばせず、勇者ギミックから外法の騎士を成立させる。しかし、これでは勝てない予感があり、細い勝ち筋を通すため、Gのドローを増やしてでもナイチン成立まで引っ張って、とにかくキルを取られないように粘る方針を取る。

相手のターン、Gのドローで潤沢なリソースのはずの相手が、窮屈な展開をしていたため、外法の騎士の妨害を、クリティカルになりそうな最初のタイミングで早めに当てる。奇跡的にこれが正解を踏み、相手は俱利伽羅天童を守備表示で特殊召喚。こちらのナイチンと外法を処理しながら、EDの私のラストターンを粘って凌ぐ方針に出る。

エンドフェイズに俱利伽羅天童の効果で私の墓地のナイチンを守備表示で特殊召喚。セットカード1枚を追加してターンが帰ってくる。

こちらのEDラストターン、まずリリィからビューティーを成立させる。その後、デリシャス発動チェーンビューティーで、相手のナイチンを攻撃表示に変更し、さらに戦闘耐性を付与して、準備が整う。

ピュアリィ魂の3枚めくりでデリシャスを引き当て、プランプ成立。墓地のプリティを吸ったことにより相手盤面に触れるようになり、最後の未確定札だったセットカードを素材に吸収しながら5素材貯めてエクスピュアリィハピネス成立。ATK0のナイチンにATK6100(+1500バーン)の、でかハピネスとビューティーと勇者トークンで殴り掛かって勝利。

対戦後に話を聞いたところ、Gのドローでオルターモンスターを引きすぎてしまい、罠や誘発を引き込むことができなかったとのこと。細い細い勝ち筋をつなぎ続け、最後は運も味方して何とか勝つことができました。試合中何度も何度も負けを意識して長考に沈み、対面の方にも、決勝進出を決めていたもう一人の方にもご迷惑をおかけしてしまいました。

とにかく学ぶべきことが多く、この一戦は、私の大きな財産になりました。

決勝 vsドラゴンリンク

決勝は、準決勝前に「決勝で会おう」と約束していた方。同じ地区の、普段から顔を合わせている方との決勝は熱いものがある。ここまで来たら全力でぶつかるのみ。閉店時間迫っててやばいし。

1本目。大事な大事なじゃんけんに勝ち、先攻スタート。ドロールもGもケアできるハンドで、ドローフェイズメモリースペルにGを打たれるも、チェーンもう一枚のスペルでリリィ着地。ちびノアール成立からリィープを構えて、ドロー1枚で理想盤面に到達。

ただ、さすがにでかノアール2妨害では十分でなく、バレットギミックで妨害を踏み、ビーステッドギミックを通されて3妨害構えられてしまう。しかし、そもそもが1ターンを耐えて返しでキルを取りに行くプランなので問題はなく、手数で踏み越えて勝利。

2本目は後攻も、手札誘発多めの後手ハンド。スタンバイGはうららではじかれたものの、ドロールを当てることに成功し、天球単騎でターンが帰ってくる。しかしこちらもその分初動は十分ではなく、ここからジリジリとした細かいせめぎあいが続く。

勝負を決めたプレーは、相手のヴァレット・トレーサー効果(対象リボルブート・セクター)に対して、ハッピーメモリーを発動してリボルブート・セクターに効果破壊耐性を付与してその後の効果を出させなかった場面。それ以上の展開にはつながらず、ターンが帰ってくる。

その後も、次元障壁を受けてしまい万事休すも、ドルイドssからダルクを出し、ドルイド効果で1面処理、さらにアザレアでもう1面処理して、リンク体総動員で盤面のリソースを刈り取り、相手のドローお祈りでターンを返すと、有効なドローではなく、ギリギリで勝ち筋を通して勝利。

今思い返しても、何で勝てたんだろうと思うくらい、本当にギリギリの勝負ばかりで、何か一つ、小さな歯車がかみ合わなかっただけでも、負けていた可能性があったと思います。紙一重の勝負ばかりでした。

改めて、対戦してくださった方、応援してくださった方、結果を気にしてくださった方、ありがとうございました。

6月にはエリア代表決定戦があります。とても自分の実力では突破は厳しいと思っていますが、少なくとも、今日のような恥ずかしいプレーを減らせるよう、できる限りのことはやって臨みたいと思います。

長文をここまで読んでいただきありがとうございました。


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