私が遊戯王OCGをする理由

今日は、私の遊戯王OCGに対するスタンスの話をします。私が思っていること、考えていることをばーっと書いていくだけなので、毒にも薬にもならないような内容です。普段一緒に遊戯王をプレイしている近しい友人たちには、この記事を読むことで、普段の私の行動を納得してもらえるのかなとは思います。

遊戯王OCGへの向き合い方は、人によって全く違うものだと思いますし、自分とは違う考え方を否定する意図は一切ありません。むしろ、自分の考え方を書き示しておくことで、私の考えを、一つの遊戯王への向き合い方として尊重してほしいと願っています。一方的な意見をぶつけないでほしい、的外れな攻撃を加えないでほしい、というような防衛的意図もあります。

いずれにせよ、私が勝手に「自分の考えはこうですよ」と、主張していくような内容になっていますので、お付き合いいただける方には、そういう意見もあるんだな~とか、そういう気持ちで遊戯王やってたんだ~とか、気楽に読んでいただければと思います。


なぜ遊戯王OCGをプレイするのか


私が遊戯王に熱中している理由として先頭に来るのは「楽しいから」です。「勝ちたいから」ではありません。もちろん、勝てたら楽しいので勝ちを目指しますが、「勝ちたい」が一番上の目的ではないので、楽しくない勝ちは、自分にとっては価値が低いです。勝ちだけに。

結構これを勘違いされることが多いです。私が、勝ちを第一に目指してプレイの研究をしていると思っている方から、「強くなるためにはこうすべき」という「べき論」をぶつけられることがあります。気にかけていただけるのはありがたいので、そういう方を拒絶するつもりはありませんし、私がそういうことをちゃんと言ってこなかったことにも原因があると思うので、今回、記事としてしっかり書いておきたいと思います。

「楽しい」を細分化して考えていくと、私が、遊戯王を「楽しい」と感じていることには、大きく2つの大きな要素があると思います。


1.「友人と遊ぶのが」楽しい

遊戯王が、友人と楽しい時を共有するツールであるという考え方です。大人になってから友人を作るというのは本当に難しいことで、特に私は、転職で出身とは違う県に引っ越したので、周りに友人がいない状態でした。

しかし、遊戯王を通して多くの友人ができたので、遊戯王は本当に素晴らしいツールだと、感謝しています。私が遊戯王を趣味として長く続けられているのは、良い友人に恵まれたからにほかありません。

ですので、私にとっては、大切な友人たちと一緒に、というのが、遊戯王を楽しむうえで、何よりも大切な要素です。

CSなどの競技シーンに出るようになってからは、まれに「公認は意味ない」「調整とはこうあるべき」などと私に言ってくる方がいらっしゃるのですが、はっきり言ってしまえば全くの大きなお世話です。私は私が一番楽しいと思う方法で遊戯王を楽しんでいるので、ご自身の正義を私に押し付けるのではなく、私の意思を尊重していただきたいと思います。


2.「遊戯王そのものが」楽しい

友人と遊ぶのが楽しいなら、そのツールは、遊戯王以外でも良いということになりますが、それでも遊戯王をツールとして使っているのは、当然、遊戯王OCGというコンテンツに楽しみを見出しているからです。

子どものころに好きだったという思い出、コレクション性、戦略性、そしてプレイ人口の多さ。遊戯王OCGというコンテンツに魅力を感じているからこそ、「遊戯王で」「友人と」楽しみたい、そういう思いがあります。

遊戯王の楽しみ方にもいろいろあると思います。コレクションを楽しむ、カジュアル環境を楽しむ、そして競技環境を楽しむ……。私に一番近いのは「競技環境を楽しむ」になるのかなと思います。

友人と楽しむだけならカジュアル環境でもよさそうなものですが、私が遊戯王に見出している楽しさは、真剣勝負の中に生まれる、戦略的な駆け引きの部分です。そのため、私にとってはカジュアル環境は少し物足りず(もちろん、カジュアル環境ならではの楽しさもありますし、それを否定する意図は全くありません。あくまで私にとっての主観の話をしています)、ある程度真剣に勝ちを目指して努力することも楽しいと感じます。

おそらく私が、競技環境を楽しんでいるからこそ、CSにも出始めたことによって、「あいつは勝つことを第一にやっている」と誤解され、「CSで勝つことを目指しているくせに、やり方がなってない」みたいなことを言われることに繋がっているのかなと思います。

私にとって遊戯王は、楽しむことが、それも友人と楽しむことが第一義です。友人との関係を犠牲にして時間を費やしたり、楽しみを見いだせない中で効率を追求したり、他人が正しいとする方法を無理に押し付けられることを楽しいとは感じません。どうかご理解いただきたいと思います。


遊戯王を楽しむ環境

1.遊戯王の日、交流会などのイベント

基本的には、都合がついて、余裕があれば参加しています。ワンデュエル制で、戦略性がじゃっかん落ちてしまう部分が気になっており、真剣勝負で勝ち負けを競いたい私にとっては、やや合わないと思っています。

メリットとして、新しいギミックを試したいという場合には、気軽に試せるのはありがたいです。また、新規の方や復帰勢の方、カジュアルで長く楽しんでいる方と交流を持てる機会にもなっています。

人見知りなので、初対面の方と対戦するのは実は苦手なのですが、遊戯王の日や交流会をきかっけに親交をもてるのはとてもありがたいことです。


2.公認(と、一部の店舗主催の非公認)

私が主戦場としているイベントです。友人たちと真剣勝負ができる、私の遊戯王を楽しむスタンスに最も適合したイベントだと思っています。

競技遊戯王を主とするプレイヤーの方は、公認に参加する回数を絞って、もっと効果的に成長する手段を模索している方が多い印象ですが、私が、CSへの出場機会を増やしながらも、公認から軸足を移さない理由は、やはり私の遊戯王を楽しむスタンスが、公認と相性がいい点にあります。

時々、公認を下に見るような発言を見かけることがあります。まったくナンセンスなことだと思います。みなさんそれぞれ意図があって公認に参加し、その地区の遊戯王OCGシーンを盛り上げています。感謝されることはあっても、下に見られるようないわれはありません。


3.CS(大型非公認大会)

ここまで書いていくと、「友人たちと真剣勝負したい、という意図なら、CSに参加する必要はないのでは?」と思う方もいらっしゃるのではないかと思います。私もそう思います(?)

そう思って、遊戯王復帰後1年半ぐらいはCSに参加したことがなかったのですが、いざ参加してみると「とても面白い!」と感じたんですね。強いプレイヤーのことを素直にすごいと尊敬できましたし、精度の高いプレイを見て、「こんなプレイができたらもっと楽しくなりそう!」と思いました。

また、いろいろなCSの話を見聞きして、CSって怖いのかな……と思っていたのですが、ふたを開けてみたら、みなさんすごくプレイが丁寧で、礼儀正しく、試合後もたくさんアドバイスをくださるんですね。こういう環境で遊戯王をする機会があることは、とても幸せなことだと感じました。

おそらく私がCSに出るモチベーションとなっているのは、「遊戯王が好き」という部分の、「戦略性」に強い魅力を感じているからなんだと思います。より高いレベルでプレイし、自分よりも強い人に勝つことも、達成感があって楽しいことなんだと感じます。

CSは、私が競技的な目線で遊戯王を楽しむモチベーションになってくれています。自分が楽しいと思える範囲で真剣に勝ちを目指す。このくらいの気持ちで取り組むことが、自分のモチベーションを高く保ち続けるために必要かなと思っています。無理しすぎないということです。


4.大型公認大会(YCSJ、日本選手権など)

大型公認大会の参加動機は「賞品や参加賞が豪華で楽しい」だと思います笑。CSもそうですが、最高の真剣勝負ができる舞台なので、公認などで友人たちと楽しく遊戯王できている分、こういった大きなイベントでは、競技的な目線で勝ちを目指す側面は強いかなと思います。

それに、公式の大型イベントとなると、地方からは、旅行を楽しむような感覚で参加することができます。公式のイベントには、参加する友人も多く、みんなでワイワイ旅行できるのもいいところです。

もちろん、出るからには一つでも多く勝つことを目指しますし、勝つことが楽しいと思っていますが、そのために、多くを犠牲にすることはしたくありませんし、自分のやりたい準備をできる範囲ですればいいと思っています。それで失敗したり、後悔するようなら、次に向けてまた考えればいいんです。決して、この過程も、他人に強制されるものではないと思っています。


おわりに


思ったより長くなってしまいましたし、思ったより本当に毒にも薬にもならない内容になってしまいました。オチも何もありませんが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

特に何かあって記事を書いたわけではありませんので、どうかご安心いただきたいのと、普段から仲良く楽しく一緒に遊戯王してくれる友人たちには本当に感謝しています。この場を借りてお礼を言いたいと思います。

アザマシア!

注)アザマシアとは、「ありがとう」と「アダマシア」をかけた、私渾身の感謝のギャグになります。ぜひみんなで使って流行語大賞を獲りましょう。


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