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新たな歴史を築こうと、熱意と願いを込めて、第1回玄天祭を開催!

実行委員としての活動を通じて得られた、自信と成長!

これまでの大学祭・文連祭をリニューアル。新たに「玄天祭」とネーミングを一新し、このたび、記念すべき第 1回目が開催されました。「にしおか地区まつり」や「まちづくりフェスタ」との同時開催で、 6,500人が来場! 同イベントの企画・運営を行った実行委員に、その奮闘ぶりをお聞きしました。

▲(右から)情報宣伝局・西村咲楽桜さん(歴史文化専攻3年生)、情報宣伝局・富田里佳さん(英語 専攻2年生)、事務局進行局局長・西野友梨さん(歴史文化専攻3年生)

玄天に原点の意味もかけて…

日差しに夏の兆しが感じられた6月15日(土)、本学の大学祭が開催されました。今年は「大学祭」「文連祭」という名称を一新。「玄天祭」という新たな名のもと、リニューアル開催されました。

ネーミングの発案は、大学祭実行委員会一同によるもの。その一人、西野さんは、「メンバー全員で話し合い、内容も見直して、未来に繋がる挑戦をしようと決めました」。「玄天」とは北方の空、天にある太陽、月、星を指す言葉。西野さんは、「玄天には、同音異義語の“原点”という意味もかけていて、大学祭の基本理念を忘れることなく、この北海道の地で輝き続けるお祭りにしたいという願いを込めました」といいます。

活動を通して成長できたこと…

実行委員会は半年前から活動を開始。ステージイベントなどの企画や模擬店出店者との調整、それに伴う予算管理、タイムスケジュールの確認、ポスターやチラシの制作のほか、同時開催の「にしおか地区まつり」を主催する西岡町連・商工振興会など、学内外の方たちとのミーティングなど、さまざまな準備を進めてきました。「数日前から大学に泊まり込んで準備し、設営作業、ステージイベントのリハーサルなど、とにかく忙しかったです。前日は緊張感で眠れませんでした」と、西野さん。

蓋を開けてみると、当日は予想を大きく上回る、延べ 6,500人の来場者があり、メインストリートにはズラリと模擬店が並び、ステージではお笑い芸人のライブやよさこい演舞が披露されるなど、多くの観衆で賑わいました。

さらに校舎内では、文化系サークルによる趣向を凝らしたワークショップや展示会も開かれ、こちらも活況を呈したと言います。一方で、「想定を上回る来場者で、ゴミがあふれてしまったんです。分別して捨ててもらえるような工夫をすることも、来年の課題です」と、経験から得られた教訓を後輩に託していました。

うれしかった来場者から掛けられた声

宣伝担当の西村さんは、「リーフレットが当日納品になるというハプニングがありました。それに抽選会の番号を、日付印鑑で捺印するんですが、いざ捺印してみると、インクがこすれて汚れてしまう事態が生じました。急遽、上からテープを貼って対処しましたが、こうした予期せぬできごとへの柔軟な対応も、成長できた点だと思います」と、安堵の表情を湛えていました。

同じく実行委員の富田さんも、「以前は言いたいことがあっても言えないタイプでしたが、実行委員会の活動を進めていくうちに、そんなことも言っていられない状況におかれ、いつの間にか伝えなければならないことは、発言できるようになっていました」と言います。また富田さんは、「当日、来場者の方から『頑張って』と声をかけられたんです。あれは本当にうれしかった。実行委員になって良かったと思いました」。それが、「来年も実行委員を続けたい」というモチベーションに繋がっていると言います。

地域とともに目指す活性化

大学祭という大きなイベントを成功させるために、パソコンスキルやコミュ力、会計処理能力、さらにチームワークやリーダーシップなど、実行委員会にはさまざまな仕事が求められます。それだけに、「誰もが、なにか得意なことを生かせる機会や舞台が、必ずあります」と 3人は言います。そして、その達成感や成功体験は、学生にとってかけがえのない貴重な経験となり、自信にも繋がっていきます。

こうした学生たちの成長を見守る大学側も、「地域に根付いた教育機関として、豊平区・西岡とともに、さまざまな活動に取り組んできました。これに『玄天祭』も加わり、ますます地域の活性化や発展に貢献できるよう、一体となって盛り上げていきたいと考えています」と今後の抱負を述べています。「玄天祭」の第2回開催が今から楽しみです。

この記事は、2024年9月30日札幌大学後援会発行の「後援会だよりVol.62」から転載したものです。


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