留学経験者が比較してみた!語学資格 ~TOEFL・IELTS編~
みなさんお久しぶりです、SATです。
オーストラリアに1年留学し、TOEFl ITPのスコアが約100点UPしたあやかと、カナダに1年留学したまこが今回noteをお届けします。
今回は語学資格のTOEFL・IELTSについて紹介していきたいと思います。
「語学資格ってたくさん種類があるけど実際どれを受ければいいの?」
「留学に行けば検定に合格してスコアも上がるの?」
こんな語学資格についての疑問を、留学経験者、そして実際に試験を受けた経験者としての視点から紹介していきます。
TOEFL ITP編
1. TOEFL ITPについて
TOEFL ITPとは、学校団体や企業で利用されるテストで、大学入試の際に利用できるケースもあります。マーク式でリスニング・ストラクチャー(文法)・リーディングのセクションに分かれています。
2. 留学で得られる英語力って?
TOEFL ITPテストを受けた25人の1年間留学経験者に調査したところ、平均で約110点スコアUPしたことがわかりました。中には、なんと約200点UPした人も!
調査の中で一番スコアが伸びたセクションは、【リスニング】セクションでした。
多くの方がご存知の様に、留学中に耳が自然に英語に慣れていきます。
英語を抵抗なく聞くことができ、ニュアンスで意味を理解することができるようになるので、テストの上では有利と言えますね!
一方で、文法セクションにおいても、留学での経験は生かされるといえます。
先ほどもお伝えしたように、留学で得ることのできる大事なスキルが、「ニュアンスで理解できる」ということです。
例えば、文法セクションで
I’m afraid ( ) I can't help you.
という文のカッコに入る前置詞を選ぶ時、文法上の論理で答えを見つけるのではなく、ネイティブの様に「感覚」で答えることができます。
留学で『生きた英語』の環境にいるからこそ培うことのできるスキルがあり、これは留学経験者特有といえます!
また、そこで得た英語スキル+αで文法の追った勉強をすることが、更なるスコアUPの秘訣といえるかもしれません!!
ちなみに、さっきの問題の答えは”that”です。ネイティブ的感覚を持ちつつ、文法的にも自分で説明をすることができたら、もう怖いもの知らずですね!
3. 更なるスコアUPに向けて
留学中は、英語中心の生活で常に英語を勉強している感覚ですが、留学後は日本での生活に戻り、留学中よりもかえって英語の勉強が疎かになってしまうことも。。
留学していると、日本語の言葉を忘れてしまうという事が日本人留学生のあるあるではないですか?
これと同じことが、英語にも起こりえます。私自身、日本での普段の生活に戻って、時間が経つと、「うわ、これ留学中よく出てきた単語や!なんやっけ~。。」なんてことが何度かありました。
留学で得られる英語力のみに頼って「英語の勉強」をしなかったら、その人の英語力はそこでストップしてしまいます。
必然的に身に付くこと以外での努力次第でその後の英語力が変わります!
普段から英語を聞いて耳を慣らせれば、留学経験者に劣らないくらいのリスニングスキルをつけることもできると思います!逆に、留学を経験していても、何も英語の勉強をしなかったら、スコアもそこまで伸びません。。
留学を経験していても、そうでなくても、結局は自分に何の勉強が必要なのかを理解すること!これがスコアUPへの1番の近道と言えるでしょう。
これからも、Enjoy studying English!!
限界なんてありません!スコアUPに向けて一緒に頑張りましょう!
IELTS編
4. IELTSって何?
International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです(https://www.eiken.or.jp/ielts/merit/)
IELTSは国際的に認知されている語学資格のため、国外でも通用する資格の一つです。
この言語資格は、読む、聞く、話す、書くの4つのスキルを総合的に測定します。IELTSには種類があり、IELTSアカデミックとIELTSジェネラルの2つに分かれています。留学・就労・移住いずれかの目的によって受けるべき資格が変わってきます。
~IELTSアカデミック~
IELTSアカデミックは、海外の大学や大学院への進学や留学を希望する方に向けたテストです。このテストの目的は、英語で行われる授業についていくことができるレベルに達しているのかを測ることです。イギリスやオーストラリア、アメリカの大学への留学の際にはIELTSアカデミックのスコアが見られる場合が多く、1000人以上の留学生を受け入れているアメリカの4年制大学のおよそ99%が、国際人の英語力の証明としてIELTSを受け入れています。(https://ieltsjp.com/test-guide/test-guide-about-ielts/)
アカデミックな内容のテストのため、日常で使う英語ではなく授業で使う英語を中心に勉強することをお勧めします。
~IELTSジェネラル~
IELTSジェネラルは、英語圏への就労や移住を希望する方に向けたテストです。このテストの目的は、英語圏での生活に困らない最低限の英語を使うことができるかどうかを測定することです。IELTSアカデミックに比べると、日常的なトピックが多いため簡単に感じる方が多いです。
あなたの目的に合わせてIELTSアカデミックとIELTSジェネラルを受け分けましょう。
5. IELTSはどこで役立つ?
IELTSは受験者の目的に合わせて2種類を受け分ける必要があります。
自身の経験をもとにすると、大学での留学を希望する人は受験を求められます。イギリスやオーストラリア、アメリカの大学を中心に、5.0点~6.5点のスコア(英検で言う準1級~2級レベル)が選考に必要なイメージです。大学での留学を考えている方は、今のうちに受験しておくことをお勧めします。
6. IELTS対策
高校時代に一年間カナダに留学していた私がIELTSアカデミックを受ける上で特に見落としがちな対策ポイントをご紹介いたします!
Writingは構成をしっかり立てたエッセイを書く必要があります。英語に慣れているからといっても、短時間で構成を立てて中身を考えなくてはいけないため時間に余裕はありません。事前にエッセイを書く練習をしておくと、本番もスムーズに試験に挑めることと思います。
Listeningでは、学問的な単語がたくさん出てきます。日常会話は完璧でも、学問的な単語は普段使わないから分からない…ということにならないように、アカデミック単語を中心に勉強を進めましょう。
意外と難しいのがSpeakingです。沈黙なしに喋り続けることは、慣れていないと結構難しいことです。喋ることに慣れているから対策しなくて大丈夫~という気持ちは危険ですので、しっかり対策を練り、練習を重ねましょう!
IELTSアカデミックを受ける上で一番必要なのは、なんといっても学問的な単語です。この分野に強くなることでスコアを上げることができるので、学問的な単語の勉強を頑張りましょう!
7. まとめ
いかがでしたでしょうか?
留学経験がある人にも、ない人にとっても参考になれば幸いです。
自分はどの語学資格を受けるべきなのか、英語のどういった範囲を勉強すれば良いのか、この機会に是非検討してみてください。
TOEFLとIELTSは、受験料がとても高いです(泣)どちらも1回25000円程します。実際にとあるSATメンバーは、大学留学のためにIELTSを受験して10万円程使ったそうです…!価値があり、使う場面が多い言語資格の分、値段はそこそこします。受験を決めた方は、しっかり対策をして、悔いのないように受験ができるといいですね!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
あやかとまこでした!
関西リターニーの会 SAT