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『窓ぎわのトットちゃん』が教えてくれた発信の意義(2024/10/15)
noteで書きたい!stand.fmで話したい!だけど、この話少し需要あるかな!?などと弱気になりがちなとき、思い出すのが窓ぎわのトットちゃんです。
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もはや説明不要かと思いますが、『窓ぎわのトットちゃん』は、黒柳徹子さんがご自身の幼少期を書いた自伝的小説です。
これまでに総発行部数は全世界で累計2,500万部超、20以上の言語に翻訳され、映画化もされています。
『窓ぎわのトットちゃん』は東京大空襲の数日後、青森に疎開する場面で終わっていますが、その続きが描かれた続編もおすすめです。ぜひ!!
私が『窓ぎわのトットちゃん』を読んだのは、一人目の産休中でした。
いつか読もうと思っていた本でしたが、その”いつか”がなかなかやってこず、少し時間に余裕があった出産間際にやっと読めたのでした。
(産休・育休中はビジネス関連の本を読む気がしなくて、『赤毛のアン』や『モモ』など、個人的に少女時代に積み残した課題図書の読書が捗った期間でした!)
この本の素晴らしさは私が語るまでもないですが、印象に残っているのはトモエ学園創始者の小林先生のエピソードです。
トットちゃんが満足するまでお話を聞いて、最後に「君は、ほんとうは、いい子なんだよ」と伝えるシーンや、肥溜めに落ちたお財布を拾おうと肥溜めの中の汚物を出していくトットちゃんを止めることなくやりきるまでほっておいてあげるところ。
子どもたちには自分で育つ力があると信じて、その力を引き出すためにハード面ソフト面両方の環境を整えていかれた小林先生の覚悟というか、使命感というか。
子どもが育つ環境はこうあって欲しいなぁと私が理想に思う姿がトモエ学園にはあって、子育て中の今、知ることができてよかったストーリーだなとしみじみ思います。
映画化された『窓ぎわのトットちゃん』も劇場で鑑賞してものすごく感激したのでパンフレットも購入したのですが、徹子さんからのメッセージとしてこんなことが書いてありました。
私は、私が子供の頃に通っていたトモエ学園の小林宗作校長先生のことを誰かが本に書いておかなければならないと長いこと思っていました。そうして書いたのが『窓ぎわのトットちゃん』です。
この話を残しておきたいと徹子さんが本にして残してくれたから、小林先生とトモエ学園のことを今でも世界中の人たちが知ることができるのです。
徹子さんが書いてくれなかったら、世界中で愛されているトットちゃんの話は限られた人しか知ることがないままだったのかもしれません。
そう思うと、発信の価値や意義って大きいなぁと感じます。
私たちの身の回りで起こる、発信したいと思う出来事も同じことだと思うのです。
『窓ぎわのトットちゃん』のような世界中で読まれる話にはならなかったとしても、どこかで誰かの役に立ったり、心を動かすことがあるかもしれません。
発信をするモチベーションが下がりそうなとき、いつもトットちゃんの話を思い出す私です。
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